となみ織物の五代目のブログです。『帯』や『織物』を作るメーカーですので、内容はモノづくりが中心になっていると思います。自分で読み返して結構納得することもあります。

五代目日記 > 『日記』 > 個人的にブームの太子間道。。

2010年11月22日

個人的にブームの太子間道。。

ただいま、配色をしてハマっている柄が
この太子間道です。

IMG_3253.jpg

見せれるだけでこれだけあって、
『あらあら・・・』というのも含めると、
ここには収まりきらないです。

ある程度のイメージは決まっているので、
そこに到るまでの微調整だけなのですが、
それでも、これだけあります。

実は、以前もこの太子間道に拘った時期があります。
 http://senpukuya5.seesaa.net/article/102491025.html

この時は、同じような柄でも経糸を活かす『経錦』
という織り方でした。

この織りは上のリンクを参照にしてもらえれば、
いいのですが、経糸で柄を織り成すものです。
(例えば、経糸を三色使って作る。)

上の写真のモノは、それとは違って、緯糸(横糸)で
織っていくもので、織り方としては、真反対です。

ただ、織る方から考えると、それだけ違っても、
実際に結ぶ方からすると、柄も似ていて、両方共
薄手の織物なので、あまり変わらない所の話です。

同じ柄を経糸で出そうが、横糸で出そうが、
そう気にする人もいないかもしれません。。。

また、元々は、南のアジアやインドの方から伝わったと
される『絣』の柄ですので、経糸を使って織る方が
素直だと思います。

ただ、西陣の特徴の横で柄を作り出す、ことで、
しかも、経バージョンも織った後ですので、
ここから、何か新しいものができそうな予感がします。

いつもは結ぶ人を中心に考えたモノづくりですが、
今日のところは、結んでもらう大部分の方に、
関係がないかも?ですが、やってみたかったことの
一つです。

ちなみに、いい色で上がった後は、
しまうまの裏に付けようかな?と思っています。

IMG_2628.jpg

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