2012年08月04日
今日は蜘蛛の巣。
以前も、少しの目出しで登場していた総紗縫『作楽/蜘蛛の巣』。
配色ができたので、一本織ってみました。
ちなみに選んだ一色は、この色。
もちろん、帯で沢山使う色目ではないですし、
この色目は好き嫌いが大きく分かれそうです。
総紗縫の面白いところは、紗=透ける、だから緯糸も透けて、
色目が影響しやすい。となりそうですが、この『総紗縫』は紗の仲間といっても、
そうは簡単に行かない織物です。
ちなみに、黒バージョンの総紗縫には、黒い色をだすために特殊な箔を使っていて
(本当はここにも『語る内容』がありますが、それは後日)、色目が表に出にくい。
しかも、通常総紗縫よりも、一色色を多く使わないと柄が作りにくい。
と、黒になっただけで、困った織物になります。
考えている利点は幾つかありますが、
まずこの完成した帯を見てもらって、この色柄が好きな人以外に、
今それを感じてもらうのは、まだ難しいですね〜。
今から、他の柄を検討してモノづくりしていきますので、
楽しみにしていてください!
せっかくの新素材と時間を掛けているので、ネーム部分には
作楽/総紗縫『黒』といれる予定です。
以前色々と試した記事はこちらです。