2011年10月27日
配色する時の様子。
下に帯の目出し(試験織り)が四枚あります。
A-表
A-裏
七宝に大小を付けて、その際が自然と横段に見えるようにした柄です。
そして、目出しにつき、上下で分けて配色をしていますので、
裏表の生地で4種類の表・色見本を取っています。
実際には、上の配色に近づけるためにも、目出しを取っていますが、
上の写真の段階まで来ると、すべて製品として、帯の柄とすることができます。
数日前にも、この配色で良いと思って、一度OKを出したのですが、
念のために、と僅かに青みの掛かったグレーを入れました。
そうすると、こういう目出しが上がってきます。
B-表
B-裏
上の写真の配色はすべて製品として、OKを出したものなので、
一番新しく配色をしたものか、それとも前のものなのか。。
配色したものが全て問題ない、という時は、
配色がすべて問題だらけ、というより、(全部見せたいという気持ちから)
ある意味困ってしまいます。
(取らなきゃ良かった。という訳にもいきませんし。)
今日のは、すべて裏地の話ですが、紹巴織に関しては、いつもこのような葛藤で、
モノづくりをしています。