2015年07月16日
ここに色を入れる。
別機で織った白生地。
着物ではなくて、ショール仕様。
素材は絹で、帯4本分に近い広巾。
試織して、そこで一度チェックして、染めて、再検討。
帯づくりと同じ試験と検討の繰り返しをしています。
帯ならまだしも、この生地作りは『織物』という共通点しかない、ある意味専門外ですので、
となみ織物&仙福屋のモノづくりはこうあるべき、ここでは風合いと光沢の部分には、
意見を強めに通しつつ、それ以外には外部意見を沢山入れて製作を進めています。
ただ、悪い意味での調整し尽くして、面白みの少ないモノよりも、尖っていた方が味もあって
面白いと思ってしまうのは仕方がありません。そこのバランスに気を付けて、
できる限りの意見は集めたいと考えています。
そのため、このベース部分の生地作りで既に数ヶ月経ってしまってます。
ただ、周りから欲しい、早く作って、どんな色がある?この色がオススメなので染めて欲しい、
と、生地が出来る前から、南蛮七宝ショールへの要望(意見とはちょっと違いますよね?)
をもらっているので、早くしたい気持ちを抑えながら、できる限り万全を尽くしたいです。
(さらに、自分もほしいです。。。)
試験織99%の段階で、色目や仕様には大きな関門も待ち構えていますので(しかも明日)、
心して進めていきます。
予約も沢山頂いていますので〜。