となみ織物の五代目のブログです。『帯』や『織物』を作るメーカーですので、内容はモノづくりが中心になっていると思います。自分で読み返して結構納得することもあります。

五代目日記 > モノづくり業 > 図案のつくりかた。

2015年03月01日

図案のつくりかた。

 

色んな話を頂いたり、キッカケを頂いたりして最近は『何をつくろうか?』
とは困らず、『どこから手を付けようか?』に変わっています。
幸せな悩みですね〜。有難いです。

 

そんな帯づくりの最初、柄の工程としては図案が一番最初です。

 

図案は、ざっと分けて3つパターンで製作します。

一つ目は、図案家に依頼や図案展。

図案家さんは色んな方がおられますので一概には言えませんが、
敢えて帯を考えず図案を描く方がおられます。

ヘタをすれば、『限りなく帯にし難い様な図案(笑)』。
そんなのもあります。

そう書くと、ダメな図案っぽく見えますが、
何の苦労も無く帯になる図案よりも良いことも多いです。
織れない→織れるように色を省く、柄をシンプルにする。という工夫もありますが、
そうではなく、織れるような新しい織組織、糸使いを作り出す。

そのキッカケになることもあります。
そう簡単には新しい組織や糸使いは出来ませんので、
この場合には図案家さんと図案には、本当に感謝感謝です。

 

2つ目は、自分で作る場合。
自分の場合はシンプルなモノだけですが、①の様に新しいモノづくりのキッカケにしたいのですが、
完成の帯がどうしても頭にチラつくので、本当に新しいものには向かないのかもしれません・・・。
(一応頑張ってはみています・・・。)

 

3つ目は、
着物とはまったく関係のない所から、コラボレーションでの製作。

今まで多くの方とモノづくりさせて頂いてきましたが、帯の柄を作っておられるわけではないので、
作品を帯にする、のは柄の取り方、配色、それらを実現するための織組織など、前提が帯ではない分、
こちらも相当勉強になります。

 

こんな感じで帯が出来る前の前の段階ですが、失敗を繰り返しながら、モノづくりしています。

最近は帯を沢山持たれることはそんなに多くは無いと思いますが、自分たちが製作した帯を結ばれた際、
図案をはじめ一つ一つの工程に込めた職人の気持ちが伝わる様に、丁寧にモノづくりして行きたいです。

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