となみ織物の五代目のブログです。『帯』や『織物』を作るメーカーですので、内容はモノづくりが中心になっていると思います。自分で読み返して結構納得することもあります。

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2015年01月24日

帯の帯揚げ作り

 

帯づくりと並行して帯揚げ作りもしています。

となみ織物らしい=仙福屋らしいモノづくりをしたいので、
他ではマネ出来ない、帯柄と色の組み合わせを最大の特長として製作します。

 

そのための手順としてはまず、
候補となりそうな帯柄(今回は型の枚数の少ないシンプルなものを予定)を探す。
( 一部、iPadもとても役に立ちました。)。↑結果100前後の柄数です。

 

それらの帯や目出しを持ってきて、さらに絞る。
(帯でイマイチなものを帯揚げにして、劇的に良くなることは無さそうなので・・・。)

 

その後、『帯揚げとしてイイのか?』検討。
(『やってみたい』は、優先順位は高いですが、ハイリスク・ハイリターンの覚悟で。)

 

そして残ったモノの中から、進めて行きます。

 

まず一番手はこの『作楽/花七宝』

L1800174 -1.jpg
『作楽/花七宝』

 

IMG_3396.jpg

 

帯として配色を変える、例えば薄地と濃い地でも、別の柄?と見えるほど
柄の雰囲気が変わってくれますので、帯揚げとしても、配色を様々作れそうです。

 

帯状の黒い部分の上げ方がポイントになると思いますが、
帯の配色に近い感じで進めていくつもりです。
 →Facebook。

 

もう一つは、今年力を入れている『Celtic』。

IMG_3395.jpg

 

この柄、少しでも配色間違えると見られないモノが上がってくるので、
(帯で何度かやらかしています。)注意は必要です。

 

そして、チャレンジの柄。

IMG_3391.jpg

 

右半分はイイとしても(それでも細かい)。
ここに色入れて、濁らず綺麗に上がるか?

 

そんな3柄の帯揚げ製作です。

 

他にも柄はまだありますが、前回製作した5〜6枚の型を使ったモノとは、

 

SDIM0255−2.png
『作楽帯揚げ/コスモス』

 

また違った難しさがありますので、慎重にここから始めて行きたいと思います。
(枚数が減って、その分簡単?とも少し思っていたりもしましたが・・・)

 

 

また、進み次第、ご報告致しますm(_ _)m

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