2013年08月27日
浸る。
最近、南蛮七宝が定着し始めました。
自分がモノづくりしてでも、常に持っていたいと思う好きな柄なので、
非常にうれしいです。
基本的に私しか扱わない着物ですので、沢山、作ってどうのこうのというよりも、
少しずつ色を追加しながら、織っています。
この写真は、色を検討している際に、今までの失敗目出しを見ながら、
柄に浸っている視線からのものです。
文様のサイズ検討や配色、文様の出し方。
最初は、ほぼ全部ダメだったり、一部うまく行ったり、たまたま上手く行ったり、
など、これらの目出しを見ているだけで、10年近くの歴史が詰まっているので、
感慨深さと、過ぎてしまえば、難しかった所も楽しんでいたのが、良く分かります。
今後も、大きな展開というよりもコツコツと、魅力を伝えていきたいですね。
できれば、着られる方の判断ではありますが、
(この柄が好きな人には)無地に準ずる着物となったら嬉しいな。
と思ってモノづくりしていきます。