となみ織物の五代目のブログです。『帯』や『織物』を作るメーカーですので、内容はモノづくりが中心になっていると思います。自分で読み返して結構納得することもあります。

五代目日記 > > 『Rococo/一色の唐花』

2012年10月06日

『Rococo/一色の唐花』

 

 

L1001191.jpg

Rococo/一色の唐花

 


以前、『絶妙な配色で止まった(消えそうな色)』帯(上の写真)の裏を

Facebookに載せていました。

 

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  →FB9月21日記事へ

 

この生地自体は、まず御召緯を使い、広巾に織ります。

それを通常であれば、お湯にくぐらせ、生地を縮めてから、再度帯幅に引っ張り、

表地と合わせ、袋帯にしていきます。

 

ただ、今回は縮む前に染めを掛けながら加工を行うので、

とても困難でした。職人には『染めてるそばから、縮むし、むりやで』

と言われながら、加工です(特に特殊なものなので、余計に難しい。)。

 

それを職人さんに工夫してもらい、イメージ通りのモノを作ってもらいました。

 

袋帯になると・・・

 

L1001199.jpg

『Rococo裏地×経錦(着物)』

 

風合いも表と合わさって、となみ織物ではシボで織物を作りのも珍しく、

風合い自体も独特ですので、これから楽しみな織物です。

 

 

 

 

 

 

 

 

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