2012年10月06日
『Rococo/一色の唐花』
以前、『絶妙な配色で止まった(消えそうな色)』帯(上の写真)の裏を
Facebookに載せていました。
この生地自体は、まず御召緯を使い、広巾に織ります。
それを通常であれば、お湯にくぐらせ、生地を縮めてから、再度帯幅に引っ張り、
表地と合わせ、袋帯にしていきます。
ただ、今回は縮む前に染めを掛けながら加工を行うので、
とても困難でした。職人には『染めてるそばから、縮むし、むりやで』
と言われながら、加工です(特に特殊なものなので、余計に難しい。)。
それを職人さんに工夫してもらい、イメージ通りのモノを作ってもらいました。
袋帯になると・・・
『Rococo裏地×経錦(着物)』
風合いも表と合わさって、となみ織物ではシボで織物を作りのも珍しく、
風合い自体も独特ですので、これから楽しみな織物です。