2012年10月16日
緯具合の変化。
今までの紹巴織に、違ったアプローチでしているモノづくりですが、
こんな色も織ってみました。
これは、素材実験に近く、どこに金銀糸をいれれば、
どんな効果が表に現れてくるか?というようなものです。
全く同じ素材、色糸を使っても、順番が異なれば、
生地の表情は変わります。また、一色僅かに変えるだけでも、
裏にその糸がずっと糸が通っている限り、全体の色目も変化します。
陰影で製作している柄ですので、こういった変化を拾いやすく、
次に進むためにも、今の段階で実験や遊んで見ることが大事です。
この白ベース(上はベージュベース)は、一本の帯を織るつもりはありません、
でしたが、悪くない社内の評判をみて、織ってもおもしろいかな?
と思っています。
世界樹に雪が積もり、日が当たったような清々しい帯になりそうです。
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