2012年09月26日
次の可能性をつくる。
さまざまな試験をして、できあがりました。
総紗縫の黒です。
『総紗縫・黒/風車』
以前、目出しの状態で紹介しましたが、やっと一本目です。
今までと、何が違うのか?
というと、今までは黒とは言っても、『グレーのとことん濃いもの』でした。
着物の合わせ易さや上に入れる柄の向きを考えても、それで良かったことも
ありましたが、今回『まっ黒』が織れるようになりました。
考えはじめからすると、えらいこと時間が掛かったので、
当初織りたかった柄とは最近作るものが異なっていて、
再びこれに合った柄を作らないと駄目ですが、
それでも真っ黒の地色がずっと織りたかったので、
一応第一段階終了です。
柄を作るよりも、まずそのベースの地作りにトコトン時間を掛けてしまうのは、
メーカーとして仕方ありませんが、前回の目出しの時から進んでいない柄作り、
それを見て、少し反省です。。
帯の始め部分には『総紗縫・黒』と名前が入っています。
読み方は、黒でも良いし、ブラックでも良いし、落ち着く方に任せて、
ちょっと面白い柄でも考える工程に入りたいと思います。
あさってから京都を少しだけ離れるので、
まずはここまで完成できて、良かったです。。
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