2012年08月07日
角帯を新しく作った場合・・・『』
角帯を新しく作った場合、
男物の角帯の結びやすさと女物の結びやすさは、
おそらく違うであろう、ということを前提に、角帯実験です。
『実験』と書くと大層ですが、新しい素材、織等で
織り上がり仕立てたものを数人のスタッフで結ぶだけです。
『総紗縫の角帯』
角帯の方が女性帯と比較して、摩擦面が少ないこともあるのか、
結びやすいという枠は、狭いと思います。
袋帯で結びやすくても、角帯で結び難いはよくありますし、
その反対(袋帯は結びに難いのに、角帯で結びやすい)には、
今まで出会ったことはありません。
そういう意味でも、スタッフが(自分でデザインしたものだったら尚更)
織った帯を角帯にして、結ぶのは、とても有意義なことだと思います。
ただ、現在、社内ではみんなと言っても良いほど、総紗縫の角帯を結んでいますが、
この場合は、結び実験をしているわけではなく、ただ単に被っているだけです。。。
(一番上の写真は、総紗縫の角帯)
現在、この角帯が上がってきたので、実験をしたいとおもいます。
打ち込みは荒く、絹の風合いというよりも、サラッとした、
生糸の風合いという感じで、夏向きっぽい趣です。
濃いグレーに緯糸で叩いていますので、お洒落着には合わせやすそうな、
帯なので、結びやすければ、角帯入門編でも十分通用しそうですね〜。