となみ織物の五代目のブログです。『帯』や『織物』を作るメーカーですので、内容はモノづくりが中心になっていると思います。自分で読み返して結構納得することもあります。

五代目日記 > > 角帯を新しく作った場合・・・『』

2012年08月07日

角帯を新しく作った場合・・・『』

 

角帯を新しく作った場合、

男物の角帯の結びやすさと女物の結びやすさは、

おそらく違うであろう、ということを前提に、角帯実験です。

 

『実験』と書くと大層ですが、新しい素材、織等で

織り上がり仕立てたものを数人のスタッフで結ぶだけです。

 

IMG_0996.jpg

総紗縫の角帯

 

角帯の方が女性帯と比較して、摩擦面が少ないこともあるのか、

結びやすいという枠は、狭いと思います。

 

袋帯で結びやすくても、角帯で結び難いはよくありますし、

その反対(袋帯は結びに難いのに、角帯で結びやすい)には、

今まで出会ったことはありません。

 

そういう意味でも、スタッフが(自分でデザインしたものだったら尚更)

織った帯を角帯にして、結ぶのは、とても有意義なことだと思います。

 

ただ、現在、社内ではみんなと言っても良いほど、総紗縫の角帯を結んでいますが、

この場合は、結び実験をしているわけではなく、ただ単に被っているだけです。。。

(一番上の写真は、総紗縫の角帯)

 

 

IMGP9023.jpg

 

現在、この角帯が上がってきたので、実験をしたいとおもいます。

 

打ち込みは荒く、絹の風合いというよりも、サラッとした、

生糸の風合いという感じで、夏向きっぽい趣です。

 

濃いグレーに緯糸で叩いていますので、お洒落着には合わせやすそうな、

帯なので、結びやすければ、角帯入門編でも十分通用しそうですね〜。

 

Instagram

tonamiorimono

カテゴリ

バックナンバー

  • 仙福屋宗介
  • 仙福屋宗介
  • 仙福屋宗介

となみ帯

Facebook

LINE@はじめました
友だち追加

新着記事

五代目日記2冊目は、こちらです。 ⇒http://www.kyo-tonami.com/godaime2/…

今日が2016年の最終営業日でした。この一年、本当にあっという間でした。 年末のモノづくりは抑え気味と言いながら、今年も最後…

来年に力を入れていきたい、襦袢があります。さざ波の様な細かなシボが、生地全面に入った、手触り風合いの優しい白生地を使います。(生…

2ヶ月に1度位の割合で着物姿を撮影しています(前回は月心寺)。今回も本社向かい、徒歩3分圏内での撮影でした。 天候は曇り、たまに…

今年中には間に合いませんでしたが、間もなく完成の帯揚げです。 帯の意匠を使い、帯揚げらしく修正を掛けた図案の段階です。 ここから…

携帯サイトのご案内

QRコード

Related Posts Plugin for WordPress, Blogger...