2012年03月09日
ふわふわ、ほわほわ、くしゃっと
ちゃんとした紹介をする前に、ほぼ完売となったバッグです。
名前も『ほわっとバッグ』→『ふわふわバッグ』に(以前の紹介)。
『くしゃっとバッグ』や『ほわっとバッグ』『ほわほわバッグ』など
色々とネーミングの際に案は出て、最後の最後『ふわふわ』になりました。
決めては、この白地のバッグ。
見た目がふわふわなので・・・。
『それでは、ふわふわにするか。』
した、かなり安易なネーミングです。
着物着物していない、一本手のコロンとした可愛いバッグと
簡単な気持ちで製作に掛かろうとしていました。
形は独特なので、原型はある程度早い段階で決まりましたが、
そこに使う総紗縫の生地自体が、どうも上手くいきませんでした。
(本業なのに・・・)
まず職人さんに言われたのが織物を見て、『綺麗に織りすぎ』。
ということでした。
普段は褒め言葉なはずなんですが、ここではどうにもならず、
『総紗縫の生地でなくても・・・』という話もでていましたし、
纐纈織などで、進める話(こちらも進行させようと思います)もありましたが、
最終的に総紗縫の生地へ特殊な熱の掛け方をして、なんとか成功しています。
加減が難しいので、未だに失敗することもありますが・・・
製造したのものは超小ロットで、『仙福屋』にupしたものと、
残り、一つ二つくらいで終了です・・・。
美しいキモノ春号でモデルさんが持っているのもあって、
反響はとてもあったのですが、今から作っていたら、時間も随分かかるので、
これはこれで次は新しいものを作るか?など、今は検討中です。
失敗した生地を見ていると、ちょっと腰が引けそうな気もしますし・・・。
さてさて。