となみ織物の五代目のブログです。『帯』や『織物』を作るメーカーですので、内容はモノづくりが中心になっていると思います。自分で読み返して結構納得することもあります。

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2012年01月31日

たてのせかい

 

太子間道好きとしては、太子間道の柄が織り上がってくると、

少しテンションが上がります。

 

IMGP6702.jpg

漢錦/作楽』

 

写真の柄は、織が『経の織物』(=経錦)です。

『西陣』は緯(横)の織物が中心ですので、大きな目で見ると、

この『経』中心の織物でモノづくりすることは、少しいつもと勝手が違います。

 

経の織物は、珍しいわけではなくて、何百年〜も昔から織られてはきました。

ただ、西陣では織物が複雑になるにつれて、生産量は少なくなっています。

 

現在、自分の興味がその『経』へ行っている所ですので、

今は文献等に当たって、進めているところです。

 

もちろん、緯の世界もやることは、いっぱいあるのですが、

少しプリミティブな世界にも足を運んでやっていきたいです。

 

今日は、そんなことをモノづくりの打ち合わせで話していました。

 

IMG_2721.jpg

 

少し前、となみ織物で『経』というと、

経糸を増やした風通組織で織り上げたものがあります。

 

この辺りからも、今すぐにでもモノづくりのイメージが

出てきそうなんですが・・・。

 

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