となみ織物の五代目のブログです。『帯』や『織物』を作るメーカーですので、内容はモノづくりが中心になっていると思います。自分で読み返して結構納得することもあります。

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2011年12月01日

『丸ぐけ』やればできました。

 

仙福屋』で帯締めは扱っていても、

『丸ぐけ』は今までありませんでした。

 

その前に、

社内や職人さんところでも『まるぐけ、まるぐけ』と言っていて、

何かもちろん知っていますが、新人くんに『丸ぐけって何?』と

改めて聞かれると、『こんな風に丸まった帯締め』と返事するしかなく、

調べてみました。(自分で調べたら・・・とも思いましたが、

勉強にさせてもらったということで。)

 

丸ぐけ:芯を入れて、断面が丸くなるように絎けること。

    また、そのひもや帯。特に、帯締め。

 

ということです。

まあ、間違っていなかって良かったですが、こうやって調べてみるのも、

なかなかいい勉強になります。

 

それにしても、特に帯締めとあるので、帯締めを中心に使われる言葉だったのは、

以外でした。他にもありそうですよね。。

 

最初は着物地(となみ御召)で作ろうと思っていましたが、適当な生地が

ありませんでしたので、こいう時はまずは『総紗縫』。

 

そうすると・・・

まずの試作はこんな感じです。

IMG_1407.jpg

『まるぐけ総紗縫』OR『総紗縫まるぐけ』

どちらが良いでしょうね?

 

縫われる職人さんも帯とは思っていなかったようで、

とっても縫いやすいとのことでした。

(結びやすいとは、また違った褒め言葉ですが、嬉しいですね。)

 

ただし、帯の幅で約5本しか取れませんので、帯一本で10〜15本と

思っていたよりもずいぶん少ない数しか作れません。

 

これから作っていくか、判断のむずかしい所です。

 

 

 

 

 

 

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