2011年08月08日
今の時期、夏物の白生地。
午後から、唐長さんへお邪魔してきました。
いつもは修学院の方が多いのですが、今回は三条サロンへ。
3月にお店を改装されてからは、初めてなので、
本当に久しぶりです。
2時間近く、当主と奥さんのお話を聞かせて頂いて、
新しい刺激を頂けましたので、モノづくりをもっと高みに
持っていけるように、努力していきたいと思います。
今は、帯や着物以外にも、
商品ジャンルの広い小物の製作に携わっていますし、
折角なので、もっともっと色々と可能性を探していきたいと、
思っています。
この辺りは、本当に今日お話を聞けて、良かったです。
また、少しずつか急にかはわかりませんが、
モノづくりした結果として、形になって表れてくると思います。
そして、会社へ帰ってきてからは、とてもタイミング良く、
こだわりに拘った夏の白生地が上がってきていました。
『南蛮七宝:夏・白生地』
夏物は通常、もっと早い時期に織って染めるなど用意をしないと、
販売時期が過ぎて、売り逃しをするよ、と言われます(当然ですが)。
なので、時期的なタイミングは、もう8月で、染や仕立てを考えると、
とても遅いと思いますが、ちょうど暑い中、その時期に着るものを
その時の今・考える、というのもある意味筋が通って面白いものが
できるかもしれません。
売るタイミングという締切も考えなくて良いので、
(いつも考えてない、ですが・・・。。特に、ですね。)
楽しみながら、入れる色を考えたいと思います。。
これはとても小ロットで製織した生地なので、
来年のちょうど夏物を見せる時期には、全く無いかも・・・。
という作る時期も販売の時期も外れた、
ちょっと面白い商品になりそうですね。。
もし、これからこの反物を見る機会があった方は、
風合いや色目をゆっくりと、見て行ってくださいね。
ほんの僅かかもしれませんが、面白いモノになっていると思います。
今日は、そんな一日でした。