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2007/ 7月
 

『五代目仙福屋宗介』の『となみ帯』柄解説・・第35

-----◆ 柄紹介 ◆-------------------------------
◇『神坂雪佳の世界・雷神』
雷神とは、字の通り『雷の神』を指します。
琳派の系譜(俵屋宗達・尾形光琳・酒井抱一)として、風神雷神は有名ですが
今回は、神坂雪佳の本歌取りとしての、雷神の帯を取り上げます(雷神の足は…)。
           ⇒  http://www.kyo-tonami.com/syosai/230.html
まず、雷神、雷は『夏』を示す季語ということで、今回取り上げてみたいと思います。
雷をはじめ、日本人は多くの事や自然現象に関して、神の仕業(人間とはかけ離れたこと)としています。

雷神と良く対を為す『風神』や付喪神など 八百万の神とも良くいいます。
その中でも『雷神・雷』というと、特に怖れと親しみ(身近さ)が現在以上にありました。

京都でも、葵祭りで有名な『上賀茂神社』は『賀茂別雷神社』という名もありますし、
雷神となった⇒菅原道真を祀った北野天満宮であったりと…

また、世界でも、ゼウスを始め、 古代ローマの守護神ユピテル、北欧のトールと、
ヒンドゥー教のインドラほとんどが最高神かそれに近いもの、という位を与えられています。
世界共通で、『天が光る・雷鳴がする』という、恐れや神秘さを感じていたのがよく分かります。
最後に、
不思議なのですが、雷とほぼ同じ意味の『稲妻』は、『秋』の季語です。
稲妻の『稲』は、夏から秋にかけて雷が発生し、 その稲妻に感光すると、稲穂が実ると考えられていたこともあったそうです。
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