五代目日記⇒『日記』

ベトナムで文化交流を行うということで、

着物のショーをしに、ホーチミンにいます。

 

いいなぁと思うのが、全くのボランティアというところです。。

京都にいるときや、他地域に行った時でも、

『ベトナムで着物ショーに参加してきます。』というと

売れへんで、購買層がないよ、

等々言われますが、

来てもそう思いますが、全くその通りです。

 

ただ、ショーに参加するモデルさんには現地の人も大勢いて、

(多分着物って名前を知っているだけ位の人たちが)

着物を着せてもらっただけて、

嬉しそうな顔をして、周りの人に見せ回って、記念撮影をして、

という姿を見ると来て良かったと思います。


2011_02_22.jpg


この計画自体は、随分昔から約束をしていて、

この時期、どうしても忙しいのですが、

ホントに良かったです(まだ、初日ですが。)。

モノづくりに役立つものありますし、色々と経験して帰りたいと思います。

 

ちなみに、花婿役で出演しますので・・・

 

2011年2月16日

唐長さんへ

唐長さんへ行ってきました。

 

修学院で、毎年当主が行われている個展です。

普段は非公開の場所で行われて、邸宅内全部からかみです。

 

部屋の真ん中に一筋の光とブルー基調のからかみ、

ラリックのコーディネート。

 

非日常な空間ですが、

ここまで『からかみ』が一杯でも、不思議と圧迫されず、

(圧倒はされますが・・・)

とても居心地のよい時間を過ごさせてもらいました。

 

一緒に行った、唐長初体験の方の、

ハアーという感嘆のため息が沢山聞こえてきました。

 

残念なのが・・・

写真ではあの空気は間違いなく伝わらないので、

中途半端に伝えるのも勿体無くて、

撮る前にあきらめてしまいました。。

 

 

かわりに、頂いたお皿を。。

IMGP4353.jpg

『唐長瓢箪マーク』

IMGP4360.jpg

部屋の色は、ブルーなんですが、この色とも違うけれども、

同じような優しい感じのするブルーです。

(ややこしくて、すみませんm(__)m)

 

近々、単衣用の襦袢を作ろうとしていましたが、

この色目を見て、これを仕立てることに決めました。

(右の薄地の襦袢です)

R0011756.jpg

『南蛮七宝・襦袢/となみ織物』

 

一緒に行っていたお客さんにも言っていましたが、

似た柄のはありますが、

唐長由来の南蛮七宝には、上の瓢箪マークを入れています。

 

ベタな表現ですが、類似品にはご注意下さい〜。

 

と言っていたら、ネット上で

下の神坂雪佳の柄が、そのまま半巾にコピーされていました。

神坂雪佳246.jpg

 

この柄はそのまま雪佳図案を帯にしたのではなくて、

雪佳の書かれた図(横段が独立した物)をモチーフに

作ったものです。

それを図も色もほとんど一緒にして、販売していました。

偶然、似ていたとは言えないものなので、

とても悪質です。

 

ホントにイヤになってきますね。。。

一緒に嫌な気持ちになりたい方は、是非検索してみてください。

(全くオススメはしませんが・・・)

 

 

 

それよりも、こちらを読んで温かい気持ちになった方が、

幸せなので、こちらをおすすめしますね。。

唐長さんのお人柄が伝わってきます。

51QWXTFSN9L._SL500_AA300_.jpg

 

唐長に興味ある方は、ぜひ読んでみてください〜。

 

 

 

 

以前、紹介した南蛮七宝の帯。

IMGP4287.jpg

南蛮七宝+下弦の月』

この帯を気に入って下さった方が、この帯に合わせた
帯留めを製作しました。

ちなみに、この兎の色とモチーフは、以前唐長さんに
見せて頂いた、作品の中の兎です。
(青の中に、赤い兎が大きなスペースに浮いた月を見ている。。)

IMGP4289.jpg

そのイメージが強烈に残っていましたので、
この兎を作りましたが、強度とお腹の部分にくるバランス上、
こういう形になっています。

IMGP4290.jpg


さすがに、唐長さんの空間を帯の中で再現というのは不可能ですが、

それでもこの構図は、訴えるものがあります。

(皆さんには、唐長さんで、からかみを見てもらいたいですね。)

IMGP4298.jpg

本当にこの柄は素晴らしいですね。。。

 


こちらには、唐長さんが少し載っています。

51UbIbAyu1L._SL500_AA300_.jpg

同感です。。

2011年1月29日

一歩離れて。

今日は土曜日ということもあって、
京都は ほんの少し、いつもよりも静かな一日です。
ほぼ、一日中図案や配色を見ていました。
R0012786.jpg
一度完成したものの配色をいじってみたり、
(やっぱり、右のほうがイイ。)
P1130540.jpg
骨董品の金具を触って、
図案のモチーフにしてみたり、
と練っていました。
 
この写真を見ていると、
帯ができそうじゃないですか?
 
机の周りも、図案が雪崩を起こしそうなので、
コツコツと整理しながら、よそ見。。
ふとした所に、いいヒントが落ちていました。
前回のこれ関係です
 
明日は今のところ、
休みの予定ですので、
今まで柄を中心に目を向けていた、
『ケルト』。 再度、中身も深化していきたいと思います。
61RpOH242RL._SL500_AA300_.jpg
 
伊藤若冲や神坂雪佳、その他日本関連に関しては、
ある程度バックボーンのようなものは、
意識しなくても、 入ってきます。
 
そこから少し離れた世界のものになると、
なかなか意識していかないと、
上っ面だけのものづくりになってしまいそうです。
 
ちょっと怖いので、明日はしっかりと。。

2011年1月28日

ひそかな角帯ブーム

帯のことや着物のことを全くわからない若手が 会社にいて、毎日すこしずつ、 モノづくりやお客さんと話していって、経験を積むと、 ドンドン、自分のお洒落が気になるようです。

最初は、着物を着る機会があっても、どこからか
誰かのを借りていた若手が、少しずつ目覚めて、
今ではちょっとした『角帯のブーム』になっています。

男物というと着物が無地ということが多く、
世間一般には、男物でお洒落さを出すのは、

なかなか難しいと言われています。

生地の素材面で頑張るか、羽織紐か、羽織りの裏か、
でお洒落をします。あと、草履も大事です。。。
(意外に多かったですね)

ポイントは幾つかありますが、
そんな中でも目立つのは、『角帯』です。

無難な色目の無地、角帯も良いですが、
シンプルな無地でも色目でバチっと決めてもなおイイですし、
柄をガッツリ個性的に合わせるのも、さらに面白いです。

そんなことが分かってきたのか、
若手男社員らの角帯を見る目が変わってきています。

『一本ずつプレゼントするよ』と言ってしまったので、
特に、(余計なほど)すごいです。


モノづくりに、『自分が結ぶのだったら・・・』という
視点はとても大事なことなので、良いことですが、、

ちょっと困ったことに、今では普通に袋帯を見ていても、
『この帯、角帯にしたらカッコイイ。』と思っているようです。

最近上がってきた、
この角帯も狙われています。
IMG_3872.jpg
南蛮七宝:つむぎ角帯』


唐長さんの『瓢箪マーク』を入れています。
また、最初から仕立て済なので、すぐに結んでもらますし、
結んだとしてもこのマークを外から見えるようにすることも
できます。

IMG_3873.jpg

もちろん、この帯はプレゼントすることはありませんが、
みんな欲しそうです。。。

2011年1月27日

その季節限定。

総紗縫の帯はオールシーズン向けで、 用途、コーデイネートの幅の広いものです。 (たまに、蛍、金魚、ヨットなど例外もありますが)

ということもあって、とても人気です。

ただ、最近は『オールシーズン』ではなくて、
その季節やその時のみというものも
人気が出てきています。

たとえば、この雨草履。
zouri_photo6_1.jpg

当然雨の降ったときが用途なのですが、
以前は『雨には着物は着ない!』という方が多く、
梅雨の前の時期に盛り上がりました。

ちょっと傾向が変わったのか、着物を着る人が増えたのか、
仕方無しに着てはるのか?

そのいずれもか。
その辺りは、わかりませんが、
とても人気です。


tok1_img.jpg
この時期には人気のある『防寒草履』も
以前であれば、雪の降る地域中心だったのが、
京都でも結構な人気です。

(ちなみに、予定数を超えて、2ヶ月待ちです。。
雪がなくなりそうで、職人さんを優しく急かしてます)


やっぱり、雪が降らなくても、冬は足先が
冷たいので、カバーはあったほうが良いですもんね。
というような意見も、最近は多く聞くことができます。
(今年は特に寒いので来年定着するか、ですね。。)

他にも
写真.jpg
『南蛮七宝:紋紗』

これは、まだ非売品なのですが、この襦袢などは、
評判を聞くために、見てもらうと、とても人気です。

『夏は暑いし、着ないよ』という声は、まだまだ
良く聞かれますが、涼しげな夏物に日傘・・・。
やっぱり、素敵ですもんね。


そういうことを考えていたら、
面白そうな夏物の帯ができそうです。。

2011年1月26日

早速、木花。

『この帯、メッチャ好き』と言ってもらって、 結んで頂いています。

そう言われれば、紹介したくなりますので。。

IMGP4265.jpg
木花

タレの部分は無地を選ばれているので、
スッキリとした感じがします。

IMGP4268.jpg
(プロの方なので、個性が立ちつつ、帯の優しい雰囲気もそのまま)

作った立場からすると、
帯の無地に見える部分(実際は拘りありです)も
帯締めの色目で、上手く生かされていて、
見ていても楽しいコーディネートです。


こうやって作った帯が結ばれているのを見ると、
モノづくりに気合が入りますね?。


タグ:
新しい柄が完成しました。

思っていたよりも不思議な柄になって、
色目の不規則感が面白く上がりました。
IMGP4258.jpg
(この帯の色目は、モニター通じて伝えにくいです、、)

お太鼓には、モールで立体感と、
暖色系の色目を使って、動きを出しています。

お腹の部分までは、グレーとオフホワイトで織り上げて、
前の部分には、またモール糸で点々と色を入れました。
IMGP4262.jpg
(これもまた、実物の色目を見てもらいたいです。。)

注目点をアップにしてみたのですが、
この不思議な色目の感覚が伝わるかな・・・。
IMGP4257.jpg

白のモールも入れてみて、周りと馴染んでいるような
微妙な状態で止めています。

この辺りもう少し濃くしてみて、
花びらの広がりを付けてみてもいいかも?
とは、思っています。。

この辺り試しにちょっと色を変えても、
織ってみるかもしれません。

IMGP4259.jpg
(名前は『作楽+モール』です。)

今日は一日中、京都の本社にいて、 モノづくりと専務業をしていました。

本決算を迎えるので、その仕事と
(これはしなくてはいけない仕事)

次の雑誌発表の記事作り仕事
(後は微修正・・・まできました。)

とモノづくり(帯と着物です)。
な一日でした。


一週間外へ出ていると、
ゾッとするくらい
書類が溜まっていて、
机に向かって
イヤな顔をできるだけしないようにして、
コツコツと進めています。

それが一段落着くと、
今まで進めていた帯に取り掛かって、
仕上げです。

順調に完成しているモノも含めて、
ちょっとずつこれから紹介して行きたいと、
思っています。

ここまでが、継続の仕事。

そしてこれから形にしていきたいのは、
この『ケルティック』シリーズです。

IMG_3861.jpg

物凄く、人気がある!
というほどではないのですが、
ちょっとずつファンが増えていってます。

写真の柄は、同柄で3色ありますが、
色を変えると、雰囲気が変わって、
特にこの柄をフォーマルな着物とコーディネート
される方が、結構いはるそうです。


このケルティックシリーズ、
一旦、モノづくりは止まっていましたが、
札幌で、白大島に汕頭刺繍をした着物を
見ていて、ちょっと思いついたことがあります。

IMG_3837.jpg
『札幌 白大島×汕頭刺繍』
  カッコイイですね?。

IMG_3838.jpg

無茶をしますので、
ケルティックから外れてしまいそうな
気も多少しますが、
今年のモノづくりテーマになりそうな感じです。

明日は、新柄の登場予定です。。

雪のない京都に帰ってきました。

そうしたら、上がってきた帯。

IMG_3857.jpg

裏はまだなので、
完成ではないのですが、表は満足です。


1  2  3  4  5  6  7  8  9  10  11