五代目日記⇒ 2012年1月

2012年1月31日

たてのせかい

 

太子間道好きとしては、太子間道の柄が織り上がってくると、

少しテンションが上がります。

 

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漢錦/作楽』

 

写真の柄は、織が『経の織物』(=経錦)です。

『西陣』は緯(横)の織物が中心ですので、大きな目で見ると、

この『経』中心の織物でモノづくりすることは、少しいつもと勝手が違います。

 

経の織物は、珍しいわけではなくて、何百年〜も昔から織られてはきました。

ただ、西陣では織物が複雑になるにつれて、生産量は少なくなっています。

 

現在、自分の興味がその『経』へ行っている所ですので、

今は文献等に当たって、進めているところです。

 

もちろん、緯の世界もやることは、いっぱいあるのですが、

少しプリミティブな世界にも足を運んでやっていきたいです。

 

今日は、そんなことをモノづくりの打ち合わせで話していました。

 

IMG_2721.jpg

 

少し前、となみ織物で『経』というと、

経糸を増やした風通組織で織り上げたものがあります。

 

この辺りからも、今すぐにでもモノづくりのイメージが

出てきそうなんですが・・・。

 

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2012年1月30日

さらに複雑に・・・

 

織物を織る際には、

こんな風に目出しという試験裂を織ります。

 

IMG_2719.jpg

 

新しい素材、新しい織り方、変わった上げ方、そんな時は毎回織っています。

その際、柄は通常シンプルなもの。

 

写真のような筋や縞、市松ですが、

今回新しく地風を見るため、目出しを取るのは、変わった市松です。

 

IMG_2734.jpg

『パズル(中)』


以前、パズルの柄を織りましたが、今回はそれにならい試験を取るに際して、

12種類の上げ方を市松上にして、折角なので、パズルにしました。
 

あまり色数を使わない織り方ですが、複雑な組み合わせ(色の交差や沈ませ方)

によって、多色に見えますし、一応狙い通りです。

 

問題は、色の組み合わせが掴みきれていないので、いつもと違い、

表に出てくる色目が全く読めない・・・、というところです。

今までは、表に出る色目が多少影響を受ける、位でしたが、今回は、6色の色が

表へ交互に出てくるので、表;白×裏に黒=オフワイト、というようには行きません。

白×黒×緑×赤×茶×黒、というように色目が交差していきます。

 

帯を作る上で、予測通り配色できないというのは、かなり問題ですが、

偶然的に素晴らしい配色になるか、その前に経験を積んで、出来るようになるのか、

気長に配色したい帯です。

 

これが上手く行けば、全面にその織りを広げて、

今までとは違った雰囲気が作り出せるようになる、予定です。

 

 

 

 

 

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となみ織物は、今月決算です。

そのために、一度会社内の数字を締めます。

 

図案や紋図、原材料から製品、その他、すべて数える棚卸を

半期とで、年二回行なっています。

 

社内には、長い年月の経ったものが陽の目を浴びるので、

スタッフ的にも、体力的には大変ですが、興味という面で

見ると、とても勉強になります。

 

新人やそれに近いスタッフからすれば、全く見たことのない帯が

見れたり、たまにあるのが、知っている柄でもトンデモナイ色目の

モノが出てきたりします。ほぼ、発掘状態です。

 

そういうものは、ほぼ一本限りのものなので、となみファンの方的にも、

なかなか面白いかもしれません。。超レアものです。

 

他には、普段は触らない&触れないもの、能衣裳を復元した技術で、

織った帯も資産なので、その時ばかりは、登場します。

(柄によっては写真撮影もちょっと・・・、というのもあります)

 

例えば、普段ここに出てきそうのない柄向きの唐織。

 

IMGP6713.jpg

 

今、自分の作っているものから随分と遠いところにありますが、

細部を見ていくと、いつも何かを勉強させてもらっています。

 

そんな棚卸は一日会社を閉めて、行なってきます。

今日はその日への準備に近い仕事になりました。

 

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2012年1月27日

板場。

 

今日は、今現在作っている新作の帯揚げの製作を見てきました。

様々ある工程、手法の一つ、板場友禅です。

(板の上に帯揚げの生地をザーッとのりづけして、その上に

型を置いて、上から染料を刷毛で丁寧に入れていきます。)

 

最近は帯揚げの板場友禅は少なくなっいて、道具、

たとえば刷毛一つとっても、手に入りにくくなっています。

 

IMG_2679.jpg

『仙福屋/音符帯揚げ、ベージュ』

 

写真の音符帯揚げは、数枚の型を使って、一枚の型が終われば、

それを外し、2枚目を刷り込んでいく。他の地色になって配色が違えば、

一度型を洗って・・・、時間と手間を掛けて丁寧に作ってもらっています。

 

IMG_2677.jpg

 

最近多いプリントものとは、違い、刷毛で型に染料をゆっくりと

なんども摺り込んでいく姿には、魂を入れているように感じられます。

 

着物にしても、小物にしても、全部が全部、本物を持つというのは、

価格的に難しいのかもしれませんが、こういうものもあるのだ、

というのを知っていてもらいたいです。

 

職人的にも、道具などのも含めて、どんどん無くなってしまう、

製作の現場でした。

 

現場を見る度に、モノ作りの工程を見てもらいつつ、それが伝わるように

仙福屋では、そういう小物を扱っていきたい、強く思います。

 

 

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いつか作ろうと思っていた小物です。

 

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『唐長:南蛮七宝文様』を使った、防寒草履。

 

この南蛮七宝に関しては、日課となっている柄で、今までも

何度も登場しています。ここでは詳しく説明はしませんが、興味のある方は、

ぜひ。

 →過去の記事

 

たくさん作って販売という予定は今のところ無いので、

まだまだ趣味の領域ですが、見ているだけで、

着物を着て外へ行きたくなる草履になりました。

 

 

こちらは、バリエーション豊かになってきた、

防寒草履。

織組織によっては、帯地への加工が難しかったことも

ありましたが、問題もクリアになって、ようやく様々な柄が

登場です。

 

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冬しか使えないというのは、あまりにも勿体無いのですが、

冬専用です、、、

 

着る機会が、着物離れが・・・、などなど毎日のように耳にしますが、

まずモノづくりして、皆さんに見てもらう。

それが一番、大事にしたい所です。

 

挿げ上げが出来上がってきたので、近日中に仙福屋へアップ予定です。

 →http://www.senpukuya.jp/SHOP/829966/831527/list.html

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昨日は名古屋に一日行って、着物に囲まれていました。

沢山、となみの帯を結ばれている方がおられたので、

一瞬立ち止まってもらい、パチリと撮らせもらっています。

 

IMG_2631.jpg

『紹巴織/作楽;投網』

 

 

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総紗縫/光彩』

 

 

IMG_2632.jpg

『経錦/漢錦

 

皆さん、着物と近い色目のコーディネートをされていましたが、

帯や帯締めのどこかに利き色を入れて、上手くまとめてられていました。

 

コーディネートで合う合わないという声を良く聞きますが、

それよりも、その時一瞬の帯・着物、帯締め、帯揚げなどの

組み合わせを楽しみたいですね〜。

 

 

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2012年1月23日

地色、ベージュ。

『地色』

 

帯でいう『地』というと、大概は一番広く無地っぽい所を

指して、『地色』というとその色目が、帯のほぼ第一印象です。

ということもあって、この配色はとても大事です。

 

ですが

(ここからは、自分のモノづくりの場合です)

地色を決める時というのは、一番最初ではありません。

たいていの場合、最後に近い所で、『この色にしよう』。

と決めます。

 

このやり方があっているのか、間違っているのか、

判りませんが、ほぼ100%このやり方で帯を作っていて、

今まで困ったことは、あまり無いので、大丈夫だと思います。

 

組織によっては、経て色が制限されて、相当出しにくい色や

緯糸の先染糸がロットによって、微妙な色目が出ていて、

それが経てと混ざり合うことで、さらに絶妙になることもあります。

 

この帯をどんな色目にするかというのは、

自分の中にある柄を見ながら、色を出して来るので、

人それぞれですが、新しい色目を作るのは、ほとんどが偶然と

最後の最後のスレスレの妥協で決まる気がします。

 

こう書いていると、だから一番最後に一番やっかいなモノを決めるのか。

とも納得できるような気がしますが・・・

 

最近、経糸で影響され、緯糸で頑張って、自分の作りたい色目(地色)。

という風になったのは、この帯です。

 

IMG_2519.jpg

総紗縫

 

組織自体が『紗』なので、まず通常の透けない組織とは、頭の方向を

変えないと、色目がいろんな意味で『濃く』なってしまいます。

 

作りたい色目を最終どこまで、微調整しなくても良いように、

近づけるか・・・。と配色する前は意気込んでいましたが、この組織は、

ほぼ経糸に左右されるので、最後の微妙整でなんとか。

というのは、ほぼ通じません。

 

が、最初の色は思いと違ったので、緯糸で思い切った色目を使ってみて、

経糸の影響を最大限逃れようとしてみました。

 

そうすると、意外に解決することもあるもんだなぁ。

と、今日は登場させてみました。。。

 

この色目は総紗縫になかった系統のものなので、少しはこの織物で

表現できる幅が広がったかもしれません。

 

 

 

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『作楽/雪の結晶』

 

ここで一度紹介していた帯。

完成は、このような風になっています。

 

お太鼓とお腹部分に色糸を集中して、帯全体にアクセントを付けています。

上の柄付けでも、全て柄にした場合も結んだときには、同じように思えますが、

重量面を減らすという利点もあって、なかなか優れています。

 

先日の紋図を2つ作らないとダメなのと、色糸を抜くと全く見れなくなる柄も

あるので、今回は上手く行ったと思います。

 

色目自体は、普段使わないものばかりなので、その色の相乗効果で

上手くまとまったと思いますが、どういう評判か今後少し気になる所です。

 

まあ、とってもカラフルです。。。

 

 

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先日、本社へ来られたお客さんが、

帯について、製作部分の深い所まで聞いてこられたので、

専門的になことも加えつつ、説明していました。

 

素材のこと、紋図や図案、織り機など、その他にも、

あまり入りすぎると、全体が掴めなくなるので、そうならない程度、

できる限りのはなしを伝えました。

 

その中で、特に興味を持たれたのは、意匠図です。

この日記でも過去なんども登場しましたが、

普通、織物を詳しくないと難しく感じてしまいます。

 

来られていたお客さんも織ること自体は

『がちゃん、がちゃん』と何となくイメージできる、

図案も判る、でも意匠図っていうのが、なかなか・・・。』

とイメージを掴みにくいようです。

 

ある意味、柄に関しての設計図なのですが、

織物全体(組織)を作る設計図とは、また違いますので、

世間で言う典型的な設計図ともちょっと違う。

少し立ち位置を理解するのが難しいモノです。

 

この方は、どんどん突っ込まれて聞いてこられたので、

こちらも喜んで説明→説明を受ければ受けるほど、

職人の深ーい深みにハマられたようです。

 

 

そんな状態になっても職人の作業現場や私達がモノを作っている

現場も見たい、という話もありましたので、

それはまた頃合いをみてご招待する予定です。

(職人になりたいのかな?という疑問が湧きました。)

 

そんな意匠図ですが、社内ではそう呼ばず、簡単に

『紋図取って〜。』とか『あの紋、どうなった?』と、

『もんず』や『もん』と相当気軽に呼んでいます。

 

 

ただ、作る際には・・・。

DSC_7492 _Snapseed.jpg

 

こうやって、一つずつマス目を筆で潰して行き、

経糸と緯糸が渡る様子を具体的に想像しながら、

製作していかなければなりません。

 

写真で言うと、一マス一マスが糸の交差点で、

これによって柄が織り成されています。

 

この製作する前段階は、

実際に紋図を制作する職人と私達とが打合せをします。

場合によって何ヶ月と進まないこともあり、そのまま織物自体中止と

なることもあります。

 

紋図自体も、職人さんと私達が何ヶ月も掛かって製作するものなので、

コスト的にも非常に高価なものです。

ですので、たまに新入スタッフが触っていたりすると、

遠目で、ちょっとドキドキしながら、見守っています。

 

和紙で出来ていて丈夫ですが、投げない、踏まない、またがない、

開けるときはゆっくり開ける。

と当たり前のルールを会社へ入った後は、注意を受けます。

 

 

またこの『意匠図』、これを上のように製作していく技術は、

残念ながら、ほぼ西陣で失われつつあります。。。

 

 

製作しているのは、以前『涅槃図』のものです。

 

IMGP6558 _Snapseed.jpg

 

西陣は、超高度で強烈な技が集まって、一つのものを製作して

いきますので、少しでも興味の有る方が、この職人の技に触れれば、

とりこになってしまうと思います。

 

 

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2012年1月20日

素材探し。

久々に京都から出ました。

 

素材探しに行かれる方がいはりましたので、

同行です。

 

IMG_2505 _Snapseed.jpg

 

うちなりに、面白いものが出来そうなので、

春先にまでには、なんとか形になるように、予定しています。

 

楽しみにしていて下さい。

 

 

今日は一日、紋から面白ことをした見本が上がってくるなど、

盛り沢山になりそうです。。。

 

それはまたのちほど。

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2012年1月18日

継続・・・

 

となみ織物では、何十という織組織を織ることができますが、

止めてしまうものや止むを得ず織れなくなることもあります。

 

人気がなくて、というよりは、そこに改良を加えて良くなって行く、

というものが多いです。

 

ただ、そういうモノと違って、職人さんの年齢的なものや、

素材確保が難しいなど、に関しては相当さみしいです。

今後、できる限りのことはして、

 

 

一番最近では、『秘錦』です。

数も織れないので、コツコツと販売していましたが、

少し前に、とうとう様々な事情が重なって、もう織れません。

 

あまりにも惜しいので、違う素材、組織で織っていて、

こちらも少しずつ人気が定着し始めていますが、それでも、

以前と同じ組織、風合いのものというと、織って在庫にあるものだけです。

(コストを掛けても出来るものでもないので、余計にさみしいことです。)

 

IMG_2495.jpg

秘錦/烏瓜(大場松魚の世界より)』

 

帯というのは、最初の段階で数本織りますが、この帯はこれが最後です。

『織物』は、一度無くなってしまうと、機を作ることから始めるので、

現実的に、ほぼ織ることが出来なくなってしまいます。

 

『継続』するというのは、ほんとうにむずかしいことです。


 

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2012年1月17日

あしぶみ

 

毎日、お客さんや出張へ行って帰ってきた社員、そのた。。

うねるような情報で、社内は埋めつくされていて、その中から、

必要だろうと、感じる情報をピックアップしてくるのも、

モノづくりの要素です。

 

人によっては、その量が大小あって、あまり引き上げるすぎると、

面白くないモノづくりになって、作っている方もやらされている感、

を感じるようになってしまいます(特に僕はそう思っています。)。

 

基本的に、社内で上がってきた帯がおしゃれ帯だったら、その帯を見て、

自分だったらそのモチーフで、どんなフォーマル帯を作れるか、

を考えますし、フォーマル系の帯が上がってくると、

おしゃれ帯を考えます。

 

実際に作るかどうかは、別ですが・・・。

最低でも頭の体操程度には役に立ち、最高では新鮮なモノを作ることが

できます。

この辺りが個人でなく、会社として数人のモノづくりを作れる強みの一つ、

かと思っています。

 

そんな会話をしていると、今日もシンプルで新鮮なものが作れそうな、

帯が上がって来ました。

 

IMGP6645s.jpg

『異文』

 

絵緯(地の上に乗って柄を作る横糸)を使わずに、地紋を作れる

織組織ですが、地には金糸を通して、風合いを作っているので、

どうしてもフォーマルに寄りの柄がつきます。

 

そんな立ち位置の織物ですが、

今日は、これをいかに、自分の好きなようにするか?で、

地紋、素材や打ち込み、の検討をしていました。

 

通常の路線で行くとこうなります。

IMG_2486.jpg

(上;金糸、下;金糸+糸)

 

とても可愛らしい七宝繋ぎです。

 

同じ柄でも、使う緯、素材でイメージは変わりますし、

ここからさらに、どうするか?

 

頭の体操に留まらないように・・・。

もう少しいじってみます。

 

 

 

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2012年1月16日

組織の再検討中

 

今、風通の組織でいくつか柄を考えています。

 

『風通』といえば、二重三重の経糸で織り成した多層織物で、

となみ織物が織る織物の中でも、意外に多い割合を占めます。

ですので、当たり前のようにある織組織と言えば、そうなります。

 

例えば、この南蛮七宝の帯も風通の一種です。

風通は表と裏が違う色目になるので、見分けるのは簡単です。

 

IMG_2454.jpg

(上が裏。)

 

結ばれる方からすると、『これは、風通かどうか?』

というのは、気を止めるのも難しいことかもしれませんが、

織物を作る上では、なかなか大事な所です。

 

建物で言うと、平屋から三階建て

映画だと、2Dから3Dになるようなもので、使い方によっては、

奥行きや色の質感を重ねて、通常できないことができます。

(裏の糸にも影響します。)

 

今は、うちの会社に当たり前にあって、普通に使っているものを

もう一度原点に戻って、この組織で出来ることを再検討中です。

 

一度白紙に戻すのは、なかなか難しいですが、

この帯を見た時に、何か新しい可能性を感じたので、

時間を使い意味は、沢山有りそうです。

 

IMG_2448.jpg

 

組織的には、とてもすぐれた帯なのですが、

それが写真で伝わるか、微妙ですね・・・。

 

 

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2012年1月14日

帆船。。

 

帯を作っていて、この柄なんの柄ですか?

と言われて、ちゃんと答えられないのはとても辛いことです。

 

自分の柄であれば、そういうことはほぼない(はず)ですが、

自社帯だけれども・・・。わからん!ということはたまにあります。

 

花柄は花びらを見れば、よっぽどのことがない限り、

大丈夫だと思いますが、例えば、この柄。。

 

IMG_2415.jpg

 

『帆船』の柄です。

というだけでは、間違っていないですけれども、

何か随分と説明が足りない気がします。

 

また帯のモチーフによく見られる南蛮船というのとも違うし

(モスクが見えるので)、宝船はもっと違います。

 

そうすると、気になりだすので調べてみると、

多分『帆船』の中のスループというものかな?とは思いますが、

それがわかった所で、さらに泥沼にハマった気がします。

(タレの部分の鳥らしきものも、気になってくる。宗教系?など)

 

地色と組織と、柄がとても好きなので、説明なくても大丈夫と

周りは言われていますが、好きな柄ほど、

柄の中身が余計に気になります。。。

 

 

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一昨年くらいから、徐々に防寒草履が定着し始めて、

防寒草履2-1.jpg

仙福屋の防寒草履

 

去年末くらいのは、柄がのって

IMG_1221.jpg

 

今年の防寒草履はこの路線を進みたいと思います。

 

ただ、雪の無い地域では、もう少し(見た目の)軽いものを・・・。

とずっ〜と言われていて、ようやくという感じです。

 

 

IMGP6611.jpg

『冬草履;麹塵染花緒』

 

冬草履です。

 

花緒はもちろん『帯地』です。

爪革と天の部分は本革よりもコストは高い分、履き心地も暖かさも

なかなかのモノに仕上がっています。

 

今年スタートですが、防寒草履と同じく、まずは徐々から。。

 

 

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2012年1月12日

涅槃。

 

帯を作っていて、この柄どうしても、もう一度作りたい。

たとえば、相当昔の紋柄で、今織れない織物の場合や、

その柄をさらに魅力的にできる、と思って作る場合もあります。

 

ただ、

前者のほとんどが上手く行って、後者は失敗が多いです。

元の柄の印象が残っているうちは、イメージに引き摺られて、

コピーに見えてしまうのか、分かりませんが、とても不思議です。

 

そういう状況でも、もう一度作りたい(元々のは他のスタッフですが)

柄がこの若冲の涅槃図。

 

IMGP6556.jpg

 

大根をお釈迦さんに見立てて書かれたものをモチーフに

帯にしたものです。

 

今のままでも、雰囲気は好きですし、お太鼓にすると可愛らしさもあり、

結ばれる方の評判もとても良いですが・・・。

 

個人的には、これから、色々なモノを引いて、寂しいバージョンを

作ってみたいと、この帯を見るたびに思います。

 

実現するかは、分かりませんが、あたたかいイメージがあるうちに

やりそうです。。。

 

 

 

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IMG_2347.jpg

『Celic(ケルティック)/celticceltic』

 

新作Celticが出来ました。

ケルト文様の中でもずっと作ろうとしていたモチーフで、

イメージが固まっていなかったのもあって、

大きさや質感、色目を試しては止め、試しては止めと繰り返し、

試行錯誤してきたものです。

 

陶磁器のような透明感を持たせるために、箔を使っていますが、

緯糸との交わり方を少し変えて独特な雰囲気を作っています。

そのための調整にとても気を使っているので、

いつもとは随分違ったところに拘った帯になりました。

実際に、この不思議な色目を見てもらいたいです。

 

配色も以前に、製作途中で紹介したものもありますが、

ここから微調整ではすまず、いつもよりも時間が掛かっています。

 →http://www.kyo-tonami.com/godaime/2011/12/post-1546.html

 

簡単なはずだったんですが、『シンプルなものほど難しい』ということを

今更ながら、この時はどこかへ行ってしまっていたようです。

 

柄名は、時間が2倍かかったのでケルティックケルティックにしました。

という訳ではなくて、二つのモチーフを掛けあわせたので、

そのまま、celticcelticです。

 

 

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iphoneでも使える魚眼レンズを買ってみました。

目的は・・・。

 

IMG_2316.jpg

 

こう丸く見えるので(社内の一番奥の糸棚です)、

帯を撮った時に、お太鼓に見えないかな・・・。

というものですが。

予想通り、見えません。

 

が、間延びした背の高い樹木柄になりました。

 

IMG_2310.jpg

 

こういう遊びで何か出てくると信じて、もうちょっと遊んでみます。

 

 

 

 

 

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2012年1月 8日

パズルを小さく。

 

IMG_2242.jpg

ちょっとまえに製作した『パズル(大)

 

今は考えているのは、『パズル(小)』。

 

ピースをわ〜っと並べたいと思っています。

 

問題は、この帯は裏地ですので、結び心地や重さを考えると、

織りとしては、色数に限界があります。

 

それをどうするか?

 

というのが悩む問題なのですが、制限のないモノづくりよりも、

バシバシと窮屈に感じて『ヤバいなぁ』と焦るくらいの方が、

いい発想も出て、面白いものや人に驚きを与えられるものが

出来るような気がします。

 

帯自体、巾という制限があるから、今まで試行錯誤して、

色や柄、織の場合組織を工夫して素晴らしいモノを作ってきた。

 

という、困ったときにはほとんどの場合、頭の中に流れてくる、

師匠の職人さんの言葉が今も流れています。

 

今回もイイものができそうな気がします。

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『今年は買うものないやろなぁ』と踏んでいましたが、

やっぱり買ってしまいました。

 

大島紬の真無地です。

 

IMG_2204.jpg

 

写真だと、赤みのかかった黒に見えますが、肉眼ではほぼ黒です。

車輪梅で何重にも染めたほぼ黒です。

 

大島らしい織りの味が出ているので、生地幅の問題もありますが、

耳も見えないので、ぎりぎりまで出して、羽織にしようかと・・・。

とも考えながら、未だに着物にするか、と迷っています。

 

まだまだ想像だけですが、羽裏は南蛮七宝(茶)で・・・。

 

R0011817.jpg

 

と贅沢仕立てをしたりすると、今回は羽織かな・・・。

 

羽織紐は・・・。。。

 

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2012年1月 6日

まず、最初。

 

昨年から少しずつ新年の楽しみにしていたモノが

少しずつ上がってきています。

 

普段自分では使わない色糸ばかりなので、

裏の渡りを見ると、この通り。

 

IMG_2183.jpg

 

まだ最終の色目は決定していませんが、

イメージとしては、ほぼこのような感じになる予定です。

 

IMG_2192.jpg

『作楽雪』

 

紫と緑系の色目が地色と滲んで、ジワジワとお互い干渉し合っている、

雰囲気が結構気に入っています。

 

もう少しまとまった感を出せれば、一本の帯として、織り上げれるので、

もうちょっとです。

 

タレ先には、地紋だけにして、これだけ柄や色が込み合っていても、

すっきり感も大事に仕上げていきます〜。

 

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2012年1月 5日

短いリハビリ

 

とても短いお正月休みだったのですが、

ほぼ、寝正月で本と映画、その他もろもろで、

すべてを過ごしました。

 

モノづくり脳的には、いいのかもしれません。。

本格的に動く明日から、モノづくり頑張って行きます。

 

さてさて、

今日は、挨拶回りに来られるのを受ける方なので、

社内にはいつもよりも多くの『着た着物』を見ることができます。

 

IMG_2173.jpg

 

未だに、見るのは慣れているはずのこの業界関係人でも

『着物ってイイですね〜』とか『やっぱりお正月は着物』

と言ってこられるのには、不思議ですが、

まあ言われる方は悪い気持ちはしないので、社内には来年も

着物を着た人を増やしていきたいと思います。

 

スタッフによっては、ほぼ年中着物というのもいはりますので、

反対にスーツに白ネクタイの方が、ハレを感じることもありますが・・・。

 

IMG_2175.jpg

 

そういえば、最近は自分の着物を作っていないので、

撮ろう!というモチベーションがあまり高くないので、

変わったもので、面白くて素敵なものを考えたいと思います。

 

写真のきものは、紹巴織で織った松と梅をモチーフにした、

モダン帯に、濃い目のグレー鮫小紋とを合わせています。

 

色味は多くないですが、効果的に金銀糸と色糸が混じり合って、

凛とした雰囲気の個人的に好きなコーディネートです。

 

 

さあ、あしたからモノづくりだ〜。

 

 

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今年もどうぞよろしくお願いいたします!

今日から仕事始めで、午前中は挨拶回り。

 

明日からスタートです。

 

西陣中、挨拶回りの車で一杯になっていますが、

今年は例年よりも少し着物を着られて回られている方が、

多いようで、その分だけ新年らしい年のはじまりです。

 

 

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