五代目日記⇒ 2011年9月

 

今日は、市内の(というより近所の)機場さんへ、

お勉強する、経糸の具合を見に行く等々、各人様々な目的を持って、

行って来ました。

 

最近、若手スタッフに関して言えば、モノづくりの話をする機会が

昔よりも随分増えたので、とても熱心です。

 

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機の周りに集まって、この装置はなんですか?と、多分織っている人も、

答えづらい(一つの装置がこの役割です!と割り切れないモノがあるので。)

のも含めつつ、とても充実した時間でした。

これをお客さんに伝えるには、自分の中で理解して消化してになりますが、

役に立っていくと思います。

 

それと、もう一つの目的。

経糸です。

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経糸何千本、『絹』という天然の素材というところから、

普段から疑問に思わないと、ダメなのですが、トラブルが少ない分、

『絹は化学繊維ではない』ということを忘れそうになります。

(糸屋さんに感謝です)

 

ただ、やはり天然繊維だけに糸表面に凹凸もあり、

糸で見ていて分からないものが、一本一本合わさって生地・織物になると、

ナイロンなどの化学繊維と比べると、平面じゃない独特の様になります。

 

例えば、完全に平面じゃなくても

『キズはあかんけど、味は良い。』というやつです。

 

今日初めて機場を見たスタッフは、

今まで『機?』という想像だけだったので、

『これはこれは・・・』という言葉の無い状態でしたし、

さらに、その織物を作るための土台『綜絖』など、

まだまだ深い部分があります。

 

それらを前提に、最後のモノづくりで帯ができるので、

今日のスタッフは山の頂上を見上げた気分になっている、

かもしれませんね。。

 

 

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2011年9月27日

ピンク。

 

『ピンク』というと、周りから嫌われている色目です。

もちろん、帯作りの上で、です。

 

少し以前にも織りを錦地で作りましたが、その一本は

お気に入りですが、それ以降はこの色目にあまり触れていません。

 

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nord

 

最近、その一本が注目を浴びていたので、

再度考えています。

 

ただ、周りを見回しても

着物と馴染みにくいのか、どこの展示場へ行っても、

あまり『ピンク』は見ることが出来ず、西陣の機屋どこもが、

糸棚にピンクの糸はすでに無い?と思ってしまう、ほどです。

 

モノづくりは、人のしないこと(失敗すること多々)や、

風化しそうなほど昔からネタを捜索して、自分の中で消化、

というのが一つの方法でもあります。

 

そんなこともあって、

うちでもあまり使われていない糸棚から糸を掘り出して、

手探りの試し織りです。

 

その前に、上の写真のようにまず上手く行った流れを使っての

配色からスタートです。

 

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花一色をベタに織れば良いのですが、折角なので、

色を混ぜて(鹿毛引き調に)、奥行きを作っています。

 

また、白地の地と水仙の花の間には『黄』を使って、あまり派手なピンクを

使わなくても明るく見えるように、少し工夫をしました。

 

製品の『帯』とするには、まだ練り込みが足りませんが、全体のバランスは

上手く行きそうな・・・。と手応えはあります。

 

 

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2011年9月26日

南蛮七宝を

 

モノづくりの日課といえる南蛮七宝

自分の持ち物も今では、

着物全般(着物羽織角帯襦袢草履。)以外にも、

財布やカバン、名刺入れ等々、試作も含めて、自分の周りに一杯で、

目に触れない日はない程です。

 

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『御召南蛮七宝(男物)』

 

ここまで一つの柄を追っかけていることは、

なかなか無いことです。

周りにも増えてきました。

 

帯の場合、注文を頂いてから経糸を作って(染めて)、

定番の色を織って、少し余れば実験的な色を織る。

 

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『南蛮七宝;なごや帯』

 

無くなれば、再び織ってという帯シリーズです。

 

現在、人気のある色目は、

『濃い茶×薄茶』

『黒×墨』

『生成×ベージュ』

の三色で、途切れなく注文を頂いています。

 

 

モノを作っていて、自分の中である意味一番難しいのは、

柄の立ち位置探しみたいな所です。

 

自分の中のイメージなので、とても分かりにくいですが、

その一部として、例えば、

(柄の好き嫌いではなくて)背の小さい人には、

大柄は似合わないと言われることや、肌の色や髪の色で、

この帯が似合う似合わない、と判断されるようなことです。

 

これらはとても大事な事だと思うのですが、

この南蛮七宝は、そこから少し離れた処にあるような・・・、

真無地のように似たモノを持っている気がします。

 

まだまだ、その辺り『こうだ。』ということは言えるまで、

時間が掛かるかもしれませんが、様々やってみる価値はありそうです。

 

 

 

 

 

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2011年9月24日

またもや。

 

この柄自体は少し前に作っていて、織かどうかを考えていた帯です。

色目の実験や素材の試験をしてから、満を持しての製織です。

 

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ただし、この柄を見てもらって分かるように、

やっぱり渦に見えますよね。

 

意識しなくても最近、なぜか携わることの多いこの『渦』文様。

渦というよりも、ホントは薔薇があたり一面にサーっと広がる様を

帯にした。。そんな想いで作ったものです。

 

色目は、この写真の色とは異なったものになる予定で(写真は随分と違う)、

現在配色を手探りで行っている途中です。

濃いグリーンをパーッと持ってこようかな?と思っていますが、

今のところ、まだ上手くは行ってはいません。

 

その配色をしている最中に、

注文を頂いていた『帯留め』が上がってきました。

 

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今までのモノに比べたらシンプルなように見えますが、

細部はこれまた拘りがとても見える帯留めです。

 

見ているうちに愛らしくなってきます。

注文を頂いたものなので、この帯留めをどんな帯に合わせはるのか、

それがとても楽しみになってくる帯留めです。

 

 

 

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先日、『評価二分』で紹介していた。

作楽総紗縫+premuim

 

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『作楽×総紗縫premium』

 

蜘蛛の巣に赤いスワロスキーを加えたものです。

何も無いものよりもインパクトがあるのと、

キラっと光るものを付けているのに、その光を当てに

していない所が自分の中で気に入っています。

(今回は、配色の一つのつもり。)

 

この帯、一本を作ったのみで、それ以上作るつもりもないので、

今までの総紗縫に無いモノを思い切って足してみたので、

結果は以前も書いたように、二分でした。

 

ちょっと寂しいですが、この帯は、どうしても欲しい!

という方のところへ行きましたが、

次も製作している最中です。

 

その一つ

 

 

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『作楽スワロ専用』

 

普通?に総紗縫を作ったのですが、今度はツブツブのために、

場所を空けました。

 

ですので、織り上がってから、そこに自分の感覚で塗り絵する・・・、

そんな覚悟をしています(イメージはシンプルに、です。)。

 

竹屋町刺繍、汕頭刺繍にこのスワロフスキーを付ける。

織った帯に色々後から行ってることについて、あまりいい顔をしない人も

います(『邪道だ!』と)。

 

ただ、モノづくりは、

その過程で作っている者も楽しく、作り手の意思が表現されて、

結ぶ人にも喜んで頂けるのであれば、それ以上なにも無く、

『批判は当たらないのでは?』と思います。

 

今回の蜘蛛の巣は、明らかに作り手が楽しんで、もし引き取り手が無ければ、

角帯に何とかしよう!と思っていました。

 

作ることを楽しみ過ぎて、結ぶ人を置いていく、今回はちょっと控えるにして、

やはりモノづくりは楽しんでいきたいと思っています。

 

 

 

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2011年9月21日

新作ですが・・・

 

昨晩京都では、視界が無くなるほどの大雨でしたが、

昼過ぎからようやく小雨、今は空が明るくなってきました。

 

この台風では全くと言っていいほど役に立たないと思いますが、

このタイミングで出来上がったのも、何かの縁だと思いますので、

紹介しておきます(タイミングが良いのか悪いのか・・・)。

 

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『ダックジュエル雨草履』

 

帆布を使っていますので、少しザラッとした触り心地と、

キズに強い特徴があります。

 

従来の雨草履とは、色目や素材感で好みが分かれそうです。

まだ各色一足目なので、『仙福屋』登場にはもう少し先になりそうです。

 

 

それにしても、前回の台風では京都本社の近くにある、

別館が浸水して、建物を中心に相当な被害を受けました。

自然災害なので、仕方ないと思うしかありませんが、

今回は何も無いように、あっても少しで済むように、

祈るばかりです。

 

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2011年9月20日

勧誘。

 

昨日は友人の結婚式へ行ってきました。

(相当久々です)

 

雨は心配でしたが、いつものことながら、

着物です。。。雨はザーッと降りました。。

 

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紗の羽織に単衣の江戸小紋、絽の長襦袢です。

 

いつも通り、着物姿は女性は数名、男性は私一人が着物でした。

 

『触っていいですか?』とか、『織り、染め?』というように

興味を持たれている方が多かったので、途中から

周りに襦袢や衿、羽織紐など、見せながら、織り方・作り方を

説明していました。

 

男性の場合、着る機会も無いことは無いんやけど・・・、

一人で着るのはちょっと・・・。

というような結構沢山いはりますね。

 

もちろん、『着物着て、飲みに行こ。』と誘っておきました。。

 

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図案や写真などを整理する時間があったので、

少し時間を使っていました。

 

最近、言われることの多い、

『少しモノづくりの方向が変わりましたね。』

 

毎日の積み重ねだと、気づかないことの方が多いのですが、

ザーッと見直すと、『なるほど』と思いました。

 

今から作る図案や資料を探していたので、ついでにと

思い、どの辺りからかというと・・・。

 

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この辺りからです。

 →http://www.kyo-tonami.com/godaime/2011/03/post-1398.html

 

配色や柄域はもちろん、柄の流れまで変わっているので、

自分でも色々なモノを見て、モノづくりへ変えていきたいと

思います。

 

少し前であれば、こういった着物に帯が負けていたと思いますが、

並べても面白い帯になっています。

 

IMG_6080.jpg

 →http://www.kyo-tonami.com/godaime/2011/08/post-1483.html

 (黄色。。)

 

コーディネートとは言えないかもしれませんが

(お好みで分かれると思いますが)、

裾から上がってくる着物の流れと、帯の渦が陳列していて、

不思議な空間を作り出していました。

 

 

あまり暇ではない、最近なのですが、かなり面白い

作業でしたよ。

 

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他にも色々と言えそうなことですが、

今回は、仙福屋の『雨』草履の話です。

 

雨草履というと、カバーが付いていて、

後ろに滑り止めで、というイメージです。

 

そして、仙福屋で雨草履を作る際に、様々検討しました。

 雨だから、濡れる→痛むのが早い→良いものは勿体無い。

という意見もありました。

 

そこから視点でモノを作ると、花緒は針や接着剤を使って、

止めてしまいます。

また裏側も一枚のゴムで接着してしまうので、

スリッパのような形の草履になります。

 

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この場合、一度裏を閉じてしまうと、それまでなので、

花緒の挿げ替えや調節などは物理的に無理です。

 

1シーズンでそういうのも気軽ですし、

実際にそういうのも考えましたが、

『仙福屋の真綿草履』がとても評判が良いのに、

わざわざは作りたくない、という結論になりました。

 

やはり『草履』は、職人の手で花緒を挿げる。

最後に草履へ心を入れるような形で完成させたい。

 

そんな思いで、『仙福屋の雨草履』を作りました。

 

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ただ、現実的にこういう『挿げ』のいる雨草履を作っている職人は、

とても少なく、花緒を挿げるのも通常の花緒よりもカバーのある分だけ、

手間がかかります。

 

もちろん、両者とも利点があって、欠点もあります。

うちも今が完璧とは思わず、日々改良は考えています。

 

これを前提に・・・

 

こんな話を聞きました。

『雨草履』は、裏はスリッパ状のもの!

挿げる雨草履はダメやわ。というものです。

 

たしかに、雨に使うもので、傷みやすい。

拘ったものはいらない。

上にも書いたように、そんな考え方もあると思います。

 

また、挿げ方式の雨草履を作る所が少ないので、

手に入らないため、販売トークで言っているのかもしれません。

 

ただ、和装の業界で作り難いものを少数ですが、

作っておられる職人さんもいるなか、そういう発言は、

ただの話だけ聞いていても、いい気持ちはしないです。

 

帯も同じで、紋図を製作する時、その方法として、

手書きとコンピューターの二種類があります。

(コストは数倍異なります)

 

となみ織物では、両方を上手く使っているつもりですが、

あるメーカーさんは、お客さんに

『どっちも同じ。同じだったら、

 安いほうがコストも下がっていいでしょ?』

という話をされていました。

 

うちでは、同じとは思っていませんし、状況に応じて使うのが、

良いと思っています。

手のほうが、柄によっては味があって良いものが出来きます。

 

うちも気を付けなくてはいけませんが、説明する際に

きっちりと拘ってモノづくりをしていますよ、

こういう作り方で、こんな良さがありますよ。

ということを伝えていきたいです。

 

当たり前のことですが、キッチリとするのは、

とても難しいです。

 

今回の雨草履話を通して、感じたことです。。。

 

 

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2011年9月15日

地色とケンカ。

 

2日間東京にいました。

出たり入ったりの月ですので、そろそろ腰を落ち着かせて、

モノづくりしていきたいと思います。

 

ほとんどの出張は、なにかモノづくりに関して得るものがあり、

今回も、得るものが数多くありました。

 

それを噛み砕いて消化して、京都で製作していきますが、

長く京都から離れて、色んなモノを消化してしまうと、

出張へ行く前に製作していたモノを継続していくのが、

とても難しくなります。

 

1泊くらいでは全く問題ないですが、仕掛りのものに関しては、

早めに固めて、モノづくりをして形にしたいです。

 

この帯もその一つ。

 

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『シリーズ未定』

 

発想自体は、ありました。

 →http://www.kyo-tonami.com/godaime/2011/04/post-1414.html

 

ただ、桜の柄はあれで完成したので、

今度はもう少し地色とケンカさせようと、濃い地を入れてました。

短い目出しで見ていると、上手くまとまった感もありますが、

帯一本で見ると、もっと面白さが出てくる、か、

くどくなるか・・・。

 

また上がり次第、紹介しますね。

 

さてさて、話は変わりますが

自分で製作した帯の中で、『この帯のファンは少ないだろうなぁ』と

考えていた帯がありました。

それが、今回の東京出張の中で着物と合わせると、

ぴたっとハマって、帯も着物も元気よく見え、とても人気でした。

 

最近は、人気はあまりないけれども、

『どうしてもその帯でないとダメ』という人が出てくる。

今はそんな帯を作っているので、ちょっと驚きです。

 

 

 

 

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2011年9月12日

しまうまの小袋

 

金・土・日と北海道からお客さんが来られていたので、

新作等々や会社内と中々見ることのできない所を回っていました。

 

スタッフの方が楽しんだかもしれない3日間でした。

 

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『しまうま小袋』

 

その際に、宿題小袋帯を結ばれた姿を見せて頂きました。

 

小袋なのに・・・という表現は正しいかは別として、普通の小袋よりも、

数倍、完成まで時間が掛かったモノです。

(袋帯レベルです。)

 

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自分の欲しいものや作りたいものは出来ますが、

人が欲しいというものを作るのは、難しいです。

 

特に最終の帯イメージがあると、そのまま作ってしまって、

小さく纏まった帯になりがちです。

 

また、それを作っても自分の帯ではないので、いかに面白くするか・・・。

そんなことをテーマに、まず自分が欲しい物のようにするか?

という意識で製作していくのに、とっても時間が掛かりました。

 

そんな周りの人が見ても、なかなか分からない拘り部分の小袋帯ですので、

それが見れて、しかも千鳥まで飛んでいて、とても良かったです。

 

 

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ものすごく久々な更新の気分です。

水の被害から、引越しをして、倉庫を引っくり返して、

とてもスッキリした社内です(ポジティブに。。)。

 

一昨日昨日と東京にいて、スタッフ六人で往復車で、

行動していました。

 

車内の会話の全部が、帯の話をしている訳ではないですが、

それでも、大騒ぎもしています(帯にまつわる笑い話・・・)。

 

その中の話で『もう一度本格的に。』

と思ったのが、『本袋』。

 

となみ織物で織った歴史は・・・。

数十年前(私は生まれてません)→引箔の両面本袋。

十数年前(帯を引っ繰り返す作業を覚えてます)→少し洒落感。

1〜2年前(現在に至る)

 

というところです。

 

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本袋というと、表と裏地の縫い目のない帯です。

織り方を説明するのは、なかなか困難ですが、

杼の動きが通常の帯とは違って、グルグルと回っている

イメージです(それでも分かりにくいですね・・・)。

 

普通の袋帯に比べて、難しいというわけではないのですが、

多少の制限があり、紋作りはパズルのようでとてもやり甲斐が

あります。

 

今は糸の使い方などを工夫して、新柄も製作中です。

 

今日は北海道からのお客さんもあり、

2〜3日間は再びバタバタになりそうです。

 

 

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2011年9月 5日

台風の影響。。

 

今回の台風で、京都はあまり影響はないな。

と思っていたら、本社横にある別館に被害が出ていました。

(帯着物などは、本社にあります。)

 

雨と風で、打ち掛けの一部が水に濡れたりと、

PCも濡れて潰れました。

PC以外は現在復旧中です。

 

当然ちょっとした備品類でも、悲しいですが、

製作した商品がダメになったのを見ていると、

心が痛く、見ていられないです。

 

打掛などは、機も今は無いものばかりなので、

今では製作できなくなっていたり、作り手のいないものもあり、

スタッフ全員で絶句です。

 

干しても使えないですし、この後片付けに今週は掛かりそうです。

天災なので

 

スタッフのしゃねこも影響を受けて、こっちは乾燥中です。

(少し気持よさそうに見えるのが、ちょっとした救いです。)

 

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水が滴っています。。。。。。。。

 

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2011年9月 3日

またもや

 

どれだけ好きなんだ。

と言われそうな柄、『』。

 

今までの・・・

 →渦。渦。渦。

 

どれも思い入れがあって、好きな渦ですが、

今度は渦に徹した渦です。

 

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作楽:渦の渦』

 

この帯はお太鼓だけに渦を入れていて、

後は、その波紋がず〜と広がっていく柄です。

 

渦の中心が真ん中に来ると、面白みが半減しそうなので、

お太鼓の中信よりも右寄りに柄づけしています。

 

他にも、配色には見た目よりも2色多く使って、

渦の色目に濃淡を付け、さらに上から色を叩いているので、

『力強い渦』というよりも『惹かれる渦』を目指して、

作ってみました。

 

うちの帯全般に言えることではありますが、帯の用尺を

充分に取っているので、渦の中心をずらしたりすると、

随分とお太鼓の表情が変わっていくと思います。

 

また、この辺りは後日、裏の配色が終わってからで。。

 

裏には、渦に吸い込まれている☆をイメージして、

以前製作していた(紹介済み)モノを付けようと思っています。

おそらく、イメージがこれもまた大きく変わっているので、

興味を持ってもらえるかな?

 

 

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2011年9月 1日

数日は北海道に〜

 

しばらくは、北海道へ行っていました。

その間はモノづくりを小休止する予定でしたが、

周りの皆さんから、取っ掛かりのアイディアを頂いてきました。

(物凄くたくさんです。)

 

織りや素材、配色を考えると、『相当無理かも・・・』と思って、

しまいますが、京都へ帰ってきて、、それらを整理みると、

『やってみるか。』という気持ちになりました。

 

そういえば、まだまだ何も分かっていなかった頃に、

図案、綜絖、紋図の職人さんが言われていたことを

思い出しました。

 

それは、図案家は、心から『良い』と思う図案を書くべき。

『これ、織るの難しいかも?』と後の職人さんの仕事に気を遣うとか

『こっちの方が売れそう』と、今までの流れの継続仕事を

やりやすいようにしてしまうと、

小さくまとまり過ぎて、面白いものができなくなる。

 

それが繰り返されて、結局、毎年面白くなくなっていって、

同じようなモノばかりに・・・。

 

今月は、京都から出たり入ったりの多い月になりますが、

ちょこちょこと出てきますので、楽しみにしていて下さい。

 

 

その北海道では、目の前に帯や着物、小物が、

いつもよりも多くあったので、様々なコーディネートをしています。

 

例えば。

 

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伊藤若冲の世界×大島紬×純銀帯留め(千鳥、ト音記号)×カット硝子帯留め』

 

とか

 

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燦々(なごや帯)×仙福屋御召×モレッティ帯留め(金魚、ヒトデ)』

 

生成の地色の帯に、もう一方は明るいブルーのペイズリー柄。

対極のような帯ですが、そこに着物が入ったり、帯締めや帯留めが

入ると、優しくもなり、粋にもなり、意味有りげにも見えと、

周りの方々も頷きながら、面白いコーディネートを楽しんでいました。

 

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