また、合間を見て展示場が静かな時に、
帯に囲まれる時間を作っています。
その時は、ほとんど気になる帯をじっと見ています。
毎回見るものが、一緒というわけではなく、
いつ見ても好きな帯と、最初は何とも思わなかったのに、
ドンドン印象が変わる帯。等があって、
同じ所に同じ帯があっても、イメージが変わったり、と
一人で楽しんでいます。
今日見てもらいたい帯はどちらかといえば、
そのなかでも、後者の印象が良くなるタイプの方です。

『神坂雪佳の世界より』
織的は、経糸が紬糸でザックリと織り出したものです。
横糸は紬糸、通常の絹糸、そして薄い箔を通しています。
今日はその織ではなくて、柄の部分に注目です。
この図案は自分の図案の先生が描かれたもので、
神坂雪佳の図案の意匠をモチーフに、再構成したものです。
『図案』自体には、かなり思い入れがありましたが、
紋図を経て、帯にした時は、『あれっ』と特別、
気が行くものでは、ありませんでした。
それが、今では見る度にドンドン細部に目がいって、
惚れてしまう帯になっています。
この帯は、幾つかのテーマが合わさったものなので、
皆さん、それぞれ目の行き場所が変わると思います。
私的には、金の箔が各テーマを区切っていく中、
ちょっとだけ顔をのぞかせている、
銀の雪輪がとても好きです。
最近の自分のモノづくりは、スッキリなものが好みで
どちらかと言えば、図案の好みもそのまま偏っていますが、
こういう少し重めの柄付きも見て、頭の好みを
シャッフルすることも、時々してます。








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