五代目日記⇒ 2010年5月
風邪を引いたのか、何となしに体が重いです。

そんな気をちょっと吹き飛ばそうと、
新しく買った角帯です(半分言い訳です)。

組紐を繋いだものなのですが、
風合いと色目が気に入りました。

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何に結んでも、帯が勝ちそうです。
いつも荷物には、いつも総紗縫とか麹塵の角帯を、
持って行きますので、それに加えて使っていきたいと思います。


組紐のものは数本持っていますが、
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例えば、出番の多いこれ。

一番使いどころを考える帯になりそうですね~。
明日から、3日間、東京なのでまずはこれで・・・



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京都のここ数日は、肌寒いです。 特に、30度を割らない日が続いたと思ったら、 急に寒さが戻ってきたため、余計にそう思います。

そんな中、タイミングの悪い中、
出来上がった帯があります。

(先取りだから、良いのかな?)

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『imon; 八寸』

織りはもちろん変化させていますが、それ以外に
今までの組織のモノよりも、糸の素材も変えて、
少しシャリ感を出した織物です。(とても涼しげです。)

極々薄いベージュを地にグリーンとブルー系の
非形象の柄が菱を作りながら、端から端まで通っています。

自分ではあまり用いないモチーフの上に
自分ではあまり行わない配色ですので、とても新鮮です。


こ織物を使って、他にも
もっとシンプルなモノも考えています。

例えば、横段や格子柄。
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経糸だけの『縞』から、横も加わった『格子』まで、
ありますが、とにかく配色のセンスが大事になってきます。

しかも、薄い地なので、微妙な色目の変化が相手方の色目に
影響を与えて、全体に印象がくすむこともあります。


織物の特性を掴むのは、今からですので、
頭の中の柄と風合いが形になるまでに時間がかかりそうです。

3シーズン結んでもらえる帯になる予定ですので、
これで完璧言えるくらいに、
近づいて、発表できるのは、
多分来年かなぁ。。


香港・マカオに行った理由の一つが、 昨日書いていたことです。  http://senpukuya5.seesaa.net/article/151277606.html

そして、目的のもう一つが、行ったことの無い街ですので、
その場所に行ってみて、色目の記憶というモノでした。

海外へは、今まで何度か、今年は3度目でしたが、
行くといつも気になるのは、その都市の色です。

施設の色目や歩いている人の服の色、は当然としても、
他にも空気の色目や木や葉の色、
花の色、見るべきところは、無数にあります。

特に、何度か行った海外は、
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プラハ、フランクフルト、
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ミュンヘン、カッパドキア、NY、パリ、などなど、
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ほとんどが北の色目です。
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どちらかというと、単色、寒色系です。

今回は、今までよりも相当の南方、
そんな中あまり見れない色目を
目に焼き付けておこう!というのも今回の目的でした。


色目は・・・

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ずっと、カラフルな道です。

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石と黄が目に入って思わず、撮ってしまいました。

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全部が利き色。

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色目のバランスが最高です。

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緑の色目も少し抜けたような色。

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 世界で一番小さい郵便局らしい。。
 お気に入りです。
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その目の前にあるブルーも。。


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クリームにグリーン

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うちのスタッフ


風景を見ているだけで、
何か違った配色ができそうになります。

ですので、最近ずっと手元に置いている、
iPadに入れながら、イメージを作っています。
(写真見るにはとても便利ですね。。)

日曜日から昨日まで、香港マカオへと行ってきました。 いろいろな目的もあったのですが、一番今記憶に残っているのは、 街を着物と浴衣で散策したことです。


まず、香港は1997年にイギリスから返還された街ですので、
中国色というよりも完全な『都市』になっています。
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水流もあってと・・・
外観はNYにも似ているような気もします。

ですので、ビル街に似合いそうなシンプルな着物が似合いそうです。

(シンプルな御召が個人的に合わせやすそう。)
まだ、着るイメージは、作りやすいです。


それに対して、マカオは1999年ポルトガルから、
返還された街ですので、ヨーロッパ色が豊かな感じを受けました。
(しかも港町っぽい感じが町中に漂ってます。)
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さらに、中国の南方なので、とにかく南国でした。


その街で着物を着るとなると、さてどうなるのかなぁ?
と行く前にはそう思いましたが、
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意外にしっくりとハマッたような気がします。

両方の街ともに気温は30度を超え、
湿度も60%以上とかなり暑かったのですが、
着物は、風が通り抜けて行く衣装ですので、
かなり涼しく過ごせました。

『呉服』という名前の起源から考えても、
千数百年前に、中国南部『呉』から日本に渡ってきた、
と言われているものです。

香港・マカオもその『呉』の首都からは、さらには南です。
考えてみると、歴史的な面でも当然着物って、
『気候の面で考えても機能的なんだなぁ~』と、
妙に着物の歴史として納得していました。


着物で多くの時間を過ごしたのは、マカオで、
この時の私の着物はこんな感じです。

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夏に着る着物で、一番のお気に入りです。

合わせる帯は、
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これまた、夏には定番の組紐角帯。

このような街を歩いて、歩いて、歩きました。

観光地ということもありますが、歩くたびに現地の人も含めて、
一緒に撮影をして欲しいということで、中々前に進めない、
というほどの注目を浴びました。


10人前後の着物浴衣姿が、太陽浴びながら、
今思い返しても、ちょっとワクワクとします。

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海外でわざわざ着物着なくても、
というたまーに声も聞くことがあるのですが、
色々と思う前に、着てみると、
感じれることが多くあると思います。

今年は、3回海外で着物を着て、行きましたが、いずれも
様々なことが吸収できましたよ!

2010年5月22日

デニムの袴を・・・

以前、書いていたデニムの袴が上がってきました。  http://senpukuya5.seesaa.net/article/148308234.html

実験的に、と、私用で履く予定です。

もちろん、普段履用と思っていますが、
色落ちも含めて、まずは履いてみたいです。

触った風合いは、薄い生地を使いましたので、
デニムの割には、感じよく、裾さばきを考えても、
普通に歩けそうです。

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パッと見た目は、濃紺の紬袴のようです。
(好きな色目です)。

チラッと裏が出てますが、この辺りは、
デニムらしい。。

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まだ、仕立て上がり状態の話なので、
今後どうなるかわかりませんが。。

通常の『絹』から考えると、異素材なので、
海外行って、日本の良さが分かるように、
今のところ、風合い、軽さ、含めて、
やっぱり、『絹』って素晴らしいなぁ、
と思ってしまいます。


もう一つ、明日から香港へ行ってきます!
なにかを吸収してきたいと思います。
また、その辺りは日記上で・・・。

この袴を持っていくか?というのは
荷物もあるので、今のところ、悩み中です。


今日の京都は30度ということで、 エラいことになっています。 R0011898.jpg

そんな中、配色していると、不思議と・・・
自分の置きたい色よりも、ほんの少しだけ
薄い系統の色目の糸を最初に握ってしまいます。

これは、久々に試験も兼ねた目出しですので、
紹介しておきます。

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見た通り、泡がポコポコとなって、
流れのある水の上を行くところをモチーフにした、
ものです。

こう写真だけを見ると、配色がちぐはぐで
完成まで『まだまだだなぁ』という感じがします。

織物的には紹巴織で織っていて、地の色目の交わりと、
上に載っている色目とのバランスで雰囲気が大きく、
変わるような紋(設計)になっています。
(ぱっとの見た目は変わらないのですが新しい試み。)

シーソーみたいに、色のバランスを考えての配色と
なりますので、『内心で上手いこといった!』
と思っていても、上がってくると、実は予想よりも遠い、
所に行ってしまいます。

ただ、数色の色目がすべて関連した設計ですので、
最終的に配色がハマった時には、上品なまとまりのある
水玉の大小が出てきます。

この柄は、裏地に付けようと思っていて、
表柄は、『作楽:麹塵』です。


今回の発表柄は・・・

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 →美しいキモノ10’夏


オールシーズンに結んでいただける帯ですが、
夏号に恒例掲載の『総紗縫』。
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柄詳細に関しては、後日。
ヨットやカラフルな千鳥、渦巻、蜘蛛の巣など、
総紗縫の中でも個性的なものばかり、選んでいます。

両面結べる袋帯ですので、一つは無難な柄、
もう片一方は、写真のように個性的なもの。

私だったら、そんな合わせ方で結ぶなぁ。。
と思いながら、この帯たちを作りました。

また、大きな紙面で是非見てください。
(蜘蛛の巣は密かに一番右に隠れています。)

それと今回は、
『日本のきものブランド55』ということで、
雑誌社から声をかけれらて、載せているものもあります。
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『神坂雪佳の世界』や『伊藤若冲の世界』、
『南蛮七宝』に小物類と掲載したいものを載せました。

こういう感じで各シリーズがバラバラに並んで、
見開きで見ると、いつもと違った趣きで面白いですね。

この掲載は、毎日コツコツとモノづくりしている、
ちょっとした集大成みたいなもので、ここで発表が終わると、
一瞬だけですが、ホッとします。

2010年5月19日

二条城話の続き

今日は、二条城へ。 先日の新聞に掲載された『松に鷹図』寄贈です。  →http://senpukuya5.seesaa.net/article/149676044.html


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あいにくの雨でしたが、お城の前は、
修学旅行・観光を含めて、大勢の人でした。

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雨だけに新緑が綺麗です。。


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その時の着物は、やっぱりこの時の掲載と一緒で。
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『角通し柄の御召×南蛮七宝御召の羽織り』
です。


2010年5月18日

夏に向けて~。

ただいま、夏らしいモノが人気です。

帯でいうと、メインは『総紗縫』で、
小物は、日傘、帯留、扇子などなど。

暑くなりかけている京都なので、小物を
並べているだけでも、結構涼しい感じがします。
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『瑞玉』→http://www.senpukuya.jp/SHOP/360639/360654/list.html

日傘も充実してきて、今年は、蛍と金魚が登場したりと、
かなりバラエティ豊かです。
 →http://www.senpukuya.jp/SHOP/384749/list.html

着物着て、傘をさして見上げると、上に蛍や金魚が、
飛んだり、泳いだりというのは、かなりオシャレ感と
清涼感があるとおもいます。。。

もともとは、帯なので、
これはこれで・・・ということがあります。

それは、
この『蛍・金魚日傘』を夜にさしてもらうと、
ボワーっと光ります。
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『蛍:日傘』→http://www.senpukuya.jp/SHOP/10553.html

夜中なので、日傘はいらないと思いますが、
それはそれで・・・

夏きものを着ていきたい方に、是非おすすめです。

モノづくり的には、帯を日傘の形にすると
組み合わせ次第で思わぬ柄・形になります。

例えば・・・
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『縞:日傘』→http://www.senpukuya.jp/SHOP/10554.html

万華鏡のようで、
知っている柄が、初めての見る印象に変わります。

職人さんから入ってきたばかりのものを、
じっと眺めると、何かのモノづくりのヒントになりそうです。

種類としても、
今回は少し趣向を変え、シボを作って、
立体感を出してみたのもあります。
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麻の葉が少し凹凸しています。


他にも、パナマの台も完売したりと、


今年は、例年以上に皆さんの
『夏に着物を着る!』
という気持ちが伝わってきます。


私も次の日曜から香港へ行って、
着物を着てきますので、
多分日本にいるよりも一ヶ月ちょっと早く、
今年初の夏物になりそうですよ。

浴衣も良いのですが、夏の着物が周りに
増えてくると、まずは目が涼しげに過ごせそうですね。

ちょっと今日は、CMっぽくなってます・・・

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『いいのになぁ、と思う帯たち』
というわけで、第一弾。
 →http://senpukuya5.seesaa.net/article/149856083.html

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この帯です。

シリーズは、金銀花
織りは、紹巴織


前も書いていましたが、
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昼休みに、人がいないときや、
終業後に座って帯を見ていると、
いつも目が行く帯が何本かあります。
(ちなみに、この写真は南から北に向けて撮りました)

蝶々をモチーフにしたものですが、
大きさといい、色目といい、とてもバランスが
良い帯で、個人的に好きな帯です。
(このお友達柄もあります)

ただ、私が製作に関わった帯ではないので、
制作者談は、難しいですが(また聞いておきます。)、
お洒落からセミフォーマルまで、色目としての用途も
応用が利きそうです。

もし、可能であれば、この柄を生かしたまま、
配色を変えて、自分らしく作ってみたいとも、
思っています。

その色がまだ思いつかないので、何とも言えませんが、
もう少し華やかで・・・

あまり沢山の帯の中では、
際立って目立つものではありませんが、
(密かに)少しずつアピールしていきたいと思います。

2010年5月16日

今日の京都。

今日京都は快晴。

朝から着物で、昼は袷には少し暑い!

と思っていましたが、
その分夕方はとても綺麗でした。

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とても京都は着物日和。。


今日は三階の展示場にいて、 この帯全部見てもらいたいなぁ、と思うことがありました。 (たまに、座り込んでます。)

帯だけで凄い数ですので、一柄一柄ずつというのは、
なかなか難しいですが、それでも見てもらいたいものは、
数多くあります。

それで、『いいのになぁ、と思う帯たち』
というものをテーマにメルマガを中心に、
ブログも含めて、取り上げたら面白いのでは?
と思っています。


となみ織物でモノづくりに関わる人は、
毎日モノづくりをしていて、自分の感性を形にしています。

それはもちろん、いいことなのですが、
完成したものを一通り全部見せきれないというのが、
困った所です。

モノづくりをしていく上で、『こればかりは仕方ない』
と割り切るのは簡単ですが、

1新しいモノを作って
   ↓
2評判をもらって
   ↓
3それをまたモノに還元、というのが

通常のモノづくりだとすると、
1の段階で止まっているのは、悲しいところです。

ほとんどのメーカーというのは、
ものを作るのが好きな集まりだから、
余計に、今までを忘れて新しいものへと行ってしまいます。

その中には、
(悲しいことに)忘れられて仕方無いモノも稀に・・・
ありますが、
忘れ去られるにはもったな過ぎるモノもあります。

もちろん、ある程度の数を京都の本社展示場には見ることができます。
ただ、こんな風に数千本の帯が並んでいますので、

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その中から見つけるのでも、これまた難しいです。

ですので、『隠れた帯』を一本ずつですが
皆さんに見て、楽しんでもらいたい、のと、
それらの帯のためにも、行っていきたいと思っています。

ただし、私が説明するので、『私が好きなもの』
という気持ちが入るのと思いますが、それはそれで・・・。


この時の帯が完成したので、試し結びよりも、 進んだ完成品の初結びです。

おそらく、見覚えある方も多いと思います。
この時の帯です。
 →http://senpukuya5.seesaa.net/article/145553975.html

経糸に、少しシャリ感のある絹糸を使っているので、
触るとピンと感じるハリがあります。
横糸には、どちらかと言えば、それとは反対の感触の紬糸を入れ、
素材的面でもアクセントを付けていています。

これは偶然ですが、縦に絽のような縞を地紋に入れました。
そうすると、横段の柄では時々失敗してしまう、
べた~とした伸び感じが上手く避けれました。

この辺り、(作る時には、入れるか外すか)悩む所ですが、
とても気に入っています。


組織自体は、綟り織(もじりおり)ですので、透け感もあり、
夏、単衣を中心に結んで頂けます。
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さて、織りの中身の説明はおいておき、
夏に向けての着物は、みなさんどう工夫されますか?

個人的には、帯留めを使っての
コーディネートが一つオススメできます。

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3分や4分紐だと、細身なので、
涼しさが倍増します。


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 『モレッティ:帯の上を泳ぐ金魚。』


ちなみに、この帯留めは耐久性のとても高い特別な硝子で
出来ています。透明感が高く、綺麗なのも良いところ。。
『仙福屋の帯留め』も同じです。)

そして、この金魚。一度は、尻尾から折れてしまって、
しばらく、職人さんの所へ入院していました。

この素材だから出来ることらしいのですが、
これを製作をした同じ職人さんが作る時のようにして、
再度修復したものです。

この日が、再び金魚が復活した日なので、
お祝いに載せてみました。

昨日、久しぶりに取材を受けました。 と書きました。

今日、すぐに掲載されていました。
これが一面の紹介で、中面に大きく取り上げて、
もらっています。
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少し繰り返しになるかもしれませんが、
以前の『二条城の孔雀図』から、構想も入れて7年。

その期間、二条城をモチーフにした帯を数柄、
製作していました。

ただ、この額装というのは、少し帯を作るのとは
勝手が違い、いつもの流れとは違います。

額は、ある程度の大きさを持ったものですので、
それに押されない力(柄の流れや配色)が必要です。

そのためには、極微妙な配色も変わっています。
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写真は帯ですが、引いて見た全体はもちろんのこと、
羽の一つ一つが立つように、気を使い、
図案、紋図(意匠図)を製作しています。
 →http://senpukuya5.seesaa.net/article/80064319.html
  (紋図製作中)

ここで、織りには、こんな工夫が・・・
というのもイイですが、

今、西陣はこういう織物を織れる職人さんが相当減りました。
ですので、こういう二条城への『寄贈』という形でも、
残るものを製作できたことは、とても嬉しいと思います。


掲載された新聞が京都では、ほとんど全員が購読。
という新聞です。

朝から、会う人会う人、皆さん、まず言うことは、
挨拶の代わりに・・・

『見たよ~』です。

この記事等に関しては、一度まとめて見て頂けるように、
していきたいと思っています。(19日に寄贈ですので。)



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2010年5月11日

早い一日でした。


今日は昨日と違って、バタバタです。

一日の終わりに振り返っていますが、
今日は、下のような一日でまとまってしまいました。

午前中は久しぶりに新聞の取材を受けて、
モノづくり。

午後からは、小物屋さんへ。

色々と用事はあったので、それをこなしていました。
(素材話や全くの異素材話:織にも参考になりますよ。)

また紹介したいのですが、ビックリするような帯留めや、
夏らし~いバッグなど。なかなか素敵です。

小物を見ているだけで、『夏』らしい季節を感じます。

その後、
帯締めの房巻きを見てました。

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ただ単に、房を巻いていくだけなんですが、

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簡単そうに見えますが、

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これもまたプロの技?

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(ネタにさせてもらいますと、写真を撮ってます。)

プロの慣れた手つきはじっと見ていても、
飽きません。


と思い出すと、あっさりとこんな感じでした。
明日は、モノづくりを進めます。

今日は、一日静かにモノづくりです。 一つは紋図製作。

これは、『ケルティック』の紋図です。
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残念ながら、西陣でもあまり見られなくなった、
手書きの紋図で製作したものです。

全く何のアイディアも無い状態でも、
こういうものを目の前にして、座って眺めていると、
何か作りたくなってきます。

実はこの帯、最初の段階は、配色予定は全くのグレー色でした。
(頭の中のイメージがずっとグレーだったのもありますが・・・)

それを最後の最後で、少し銀地の掛かった
ベージュで配色しました。
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そうすると、紋図を見ていた思いついたのに、
出来上がりは、実際の目で見るものと違って、
フォーマル色もある上品な帯に仕上がりました。

この辺りが、モノづくりの面白い所です。


今日は、この紋図を目の前に広げて、
これを縦柄にして?斜めにするか?
大きくするか?

縦にすると、イメージ的にはこんなのかな?
等など、帯も周りから集めて・・・
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等々、色々と頭の中で、伸ばしたり、縮めたり、
色変えたり、色んなモノと合体させたり、としていました。

これをPCの画面上でやると、簡単そうで、
頂上まで早く到着しそうなんですが
自分の中では、面白くない帯になってしまいます。

画面上と頭の中のイメージが、最終似ていても
そこまでの道のりで、その柄へのこだわりも変わってきます。

実際は、出来までも大きく変わってきます。


今日の半日は、そんなことを含めて、
モノづくりで過ぎています。

2010年5月 7日

ロゴって?

今日の日記は、あまり柄が無く・・・

今、打ち合わせ&製作中で上がってきたのは、
『ロゴ』です。

何度書いていると思いますが、
うちの帯はタレ部分に『となみ帯』と織り込んでいます。

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これは、どこが作ったのか?というのを表すのと、
製造責任として、という意味でもあります。


下のロゴは『唐長』さんの瓢箪。
織り込むことによって、他との差別化をしていきます。
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『本物』です、ということと、
『本物を作ります』という強い意思表示です。

となみ帯は入れずに、
『仙福屋』を入れようと思い、
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こういう形にしました。

南蛮七宝をはじめ、
シンプルだけにとても興味深いシリーズに
なっていきそうです。

うちの社内を歩いていると、『どこの帯?』 と聞かれる、あまり『となみらしくない帯』です。 (もちろん、となみ帯です。)

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大きい立涌柄をモチーフに緯糸の入れ方で、
浮き沈みを表現しています。
(写真よりは、もうちょっと紫寄りです。)

夏には、立涌でスッキリというコーディネートは、
素敵だと思いますが、皆さんどうですか?


たま~に、立涌が好きじゃない賀田もおられますし、
うちにも、今まではそんなにはモチーフにしていません。
(不思議です・・・)

ちなみに、自分のブログを立涌で検索掛けてみても・・・
 →http://senpukuya5.seesaa.net/article/131396831.html

1つの記事だけです。


ただ、個人的には、結構立涌は好きな柄の部類に入るので、
パッと見ても分からないように・・・
『隠れ立涌』でも入れようかな?と、思っています。。
(にんじんの嫌いな子用に細かく刻んでハンバーグに入れる、
 のと、同じ発想ですね。と言われましたが・・・)

このことは、頭の片隅に置いておいて、
いずれチャンスを見つけて、作りたいと思います。
(立涌の嫌いな方、注意してくださいね。)

昼間は、このような天気なので、
京都の街は気のせいか車が少なくて、
まだ休みの様ですよ。。
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会社のガレージから、

2010年5月 4日

iPad で図案整理。

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 鴨川を見れば、もう床の季節です。


GWになると、こんなに長い休みは、久しぶりで、
なかなか過ごし方が難しいなあ・・・。

と毎年考えながら、
先日購入したiPad に図案を入れていました。
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 (写真は『作楽』の図案。)

今はとても話題になっていて、持っているだけで、
自慢になってしまいますが、
これに図案を入れておくと、かなり便利です。
(使い方として、古いのか新しいのか・・・?)

iPhone でも『使えるなぁ』と思っていましたが、
見たことある図案に関して、という限定でした。
図案の細部は、想像でお互い打ち合わせ状態です。

まだまだ使いこなせていませんが、
このiPad はこのまま、持ち運んだら、図案見本帳で
行けそうです。

と、かなりの枚数の図案と、帯柄を使える状態で、
入れておけそうなことが発見できて、
今日はただの整理でしたが、とても楽しい作業でした。

2010年5月 1日

→夏 試し結び。

『夏もの用かな?』と考えた新しい組織が出来上がり、 チェックのため、試し結びしてもらいました。

まだ、もう少し京都は涼しい日もありますので、
今日見ると、かなり涼しげです。

着物は、極薄いベージュの縞柄で、
ブルーとのコントラストが、とても綺麗だと思います。

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ちなみに、帯の意匠、配色は、見た通り、
単衣、夏中心に結んでもらえるように、と考えたものです。

結び心地の感想は、『軽いけど、締まる』とシンプルな返事が
返ってきましたので、微調整して、から完成だと思います。

いつもここから、糸の合わせ方で遊んだりすることも、
あるので、気は抜けませんが・・・

帯留めには、『純銀』の帯留め。
真ん中に、千鳥が飛んでいます。
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三分紐の細さと、銀の輝きで、夏に向けて、
コーディネートもなかなかいいのでは?

このシリーズ、夏には数柄そろう予定です。
(久しぶりに順調にモノづくりが出来ています。)

会社は、明日から連休ですので、
溜まった仕事をするぞ~。