五代目日記⇒ 2010年4月

2010年4月30日

生地について。

京都に帰ってきて、一部上がってきた帯を見て、 後は小物作りをしています。

今は、とにかくシンプルでシンプルなモノを・・・
と考えているので、
IMG_0322_2.jpg
 ↑ イメージですが・・・

凝っても、これぐらい。
さらに、シンプルなものです。


それが終わった今は、
今日や昨日届いた生地を見ています。

袴を作ろうとしている生地で、
これもとにかくシンプルで、生地感だけが味です。
(この袴はまた仕立て後に紹介しますね)
IMG_7003.jpg


こっちは、まだ表が決まっていない羽裏生地。
R0011817.jpg

シンプルな表地に南蛮七宝の羽織裏。
表よりも、まず裏を見せたくなる。

そんなのを、今狙っています。

明後日からGWなので、社内にはほぼ全社員が
久しぶりに揃っているので、今日は大賑わいですよ~。

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3日間、関東地方にいました。 東京→千葉→横浜です。

今日帰りますが、
それまで一杯の話を皆さんから伺ってきました。

モノづくりで出来上がったモノに対する品評です。

自分のモノづくりの姿勢は、
出来上がった結果に対する評判は、とても気になりながら、
作っているときは、あまり気にしない、というものです。

一度、こういう話をした時に、

『一杯の人の話を聞いて、
 それを抽象化してモノ作りしていくのですね?』

ということを言われましたが、そうかもしれません。

それと、実際に自分が作った帯を気に入られ買われた時、
その後、結ばれているのを実際に見たときは、
とても嬉しいです。


そんなことも含めて、グルッと回りました。


どこかで書いていたかもしれませんが、

皆さんから話を聞いていて、
『(今のままでは)無理だろう~。

ということを言われた方が、キッカケができます。


その代表的なのが、『年中結べる帯がほしい~』
ということで、できた『総紗縫』。

最初は、無理だろうなぁという大多数の意見から、
コツコツと陰で作られていました。

今回の3日間で、そんな意見を帯と小物にもらえましたので、
形にしていきたいと思います。

作楽のこの帯が予想以上に、評判が良いのが、
まずは今回印象に残ったことでした。
IMG_1094.jpg
 →http://senpukuya5.seesaa.net/article/146503617.html

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昨日から、東京にいて、28か29日までは、 こちらに滞在していると思います。

その東京で、うちのスタッフのコーディネートが
とてもカッコ良かったので、一枚撮らせてもらいました。

シンプルで格好良いでしょう?
IMG_5030.jpg
『縞の御召(太細)× 帯は交紗織』です。

薄いベージュ+生成の間の色目(着物)に、
それよりも白の少し強い帯のコーディネートです。

柄には、黒に少しラメの効いた素材が、
活きてくるので、落ち着いた感もあります。

帯締めも、濃いグレーに生成(仙福屋の帯締め)。
 →http://www.senpukuya.jp/SHOP/0016.html

そんなコーディネートです。


ちなみに、私の着物はちょっと珍しく、
格子柄の大島にうすいグレーの袴です。
IMG_5033.jpg

大島の泥茶に錆た鉄の茶、オフ白と、
三色使ったものですので、
結構、目立っています。。

そろそろ、新しい袴を作ろうかと思ってます。

今日の京都は、気持ちのいい晴れです。

風もそよそよ。
気温も丁度いい。。。

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 ↑ こんな感じです。青と緑と右下の赤のコーン。

午前中は、少し用事があり、昼から動き出しましたが
その午前中、人を待っている間に、溜まった本や資料を
整理しながら、パラパラとめくっていました。
(本棚が、一杯になったので、もう一つ買ったのですが、
 また一杯になってしまいました。)

去年辺りに買ったインテリアの本やケルト文様を自分で書こう~、
61ZT445B1EL.jpg
 (たとえば、こんなのも・・・。興味のある方はどうぞ
みたいな本は買って、置いたままにしていました。

その中には見ていても、その時響かないものもあるのですが、
たまに時間がある時に整理して、見ていると、
そういった本が、『おっ!』というのに変わることがあります。

経験を積んだのか、年を経たのか、わかりませんが、
今日の午前中はまさにそんな日でした。

そういう本は、本棚から出して、会社へ持って行きます。

会社の自分が座る椅子の後ろの本棚も、一杯なのですが・・・


明日からは、東京→千葉→横浜と一日ずつですが、
回りたいと思います。

気まぐれに急遽、袋帯から八寸の帯に変更したもの、
や待機中のものなど、帰ってきた頃に上がっているはずなので、
もうちょっとのGWまで、結構楽しみが多そうです。


今日は、今から初参加の会合です~。
最近飲むことが多いので、体調は気を付けないと・・・

 
モノづくりをしていく上で、
『柄・意匠を護る』 ということをしています。
 
その時の状況に応じて、様々なことをしていますが、
少しだけ紹介します。
 
まず一つ、帯であれば意匠登録。
これは、雑誌での紙面上で発表したとき等、 小さな文字で
『意匠登録済み』と書いてありますので、
注意深く見ると、気付かれる方も多いと思います。
 
この柄はうちのものですよ、ということを登録して、
意匠・柄を護っています。
 
ただ、帯は限られたスペース内で、柄を考えて織っていきます。
万という数を織れば、もしかして似通ってくることも、あるかもしれません。
(そういうのも、イヤですが・・・)
 
そういった場合でも、この柄はうちの柄ですよ。
ということを相手へ主張することができる。
これは、ある程度効果的です。
 
ただ、一番困る場合は、ある柄が存在するのを知っていて、
故意にマネられる場合。これは大変です。
 
もし意匠登録をしていないと、 反対に柄を取られたとか言われかねない、です・・・
できれば、こんなことであまり考えたくないですし、 悩みたくもないのですが、
最近は、意匠に関して目に見えて酷っていることもあります。
 
となみ織物としては、素材などの質的なものやデザイン的なものに
当然の自信を持って、毎日モノづくりをしています。
 
ですので、類似が出てくるのも不愉快ですし、
同じような扱いをされるのも、とても悲しいです。
 
ただそれよりも、一番に困られるのは、買われた方です。
 そういうことも考えて、常に帯には『となみ帯』や『仙福屋』と入れ、
 
ほかにも意匠の出処をハッキリとさせるために、『作家の名前』を入れて、
他と区別できるようにしています。 
(作るモノへの自信と責任感を表しているつもりです。)
 
 
となみ.jpg
 
それでも、雑誌等で発表すると、ほぼコピーらしきものや、
誰が見ても、似てるというものが出てくることがあります。
 
最近、そういう話をよくしたり、聞いたりしますし、
そういう状況を見かけて、注意しても反対に、 開き直られることもあったので、
今日は現状を書いています。 
 
この辺り、実際にモノを見て買われた人のことを 全然考えていない、
本当に悲しいモノづくりです。
 
まあ、そういうことを嘆いていても仕方ないですので、 今考えていることは、
今までもキッチリとしてきたつもりのモノでも、さらに分り易くアピールしていこう、
ということです。
 
080524_1133~0001.jpg
 
 
帯以外で、上手くいっていると考えているのが、『仙福屋の草履』です。
『草履をこだわっています。』とだけ言っていても、 鼻緒に特別な生地だけで、
台は普通のものということを たまに、見ることがあります。
 
うちの場合、モノづくりには自信と責任を・・・ ということで、
裏には『仙福屋』と入れています。
 
zourinanbansippou.jpg  
↑真ん中より下部分に入れてあります。(四角く、刻印があります。)
当然、誰が見ても、『うち専用の草履台』ですし、
もし万が一、履きにくい場合でも、 裏を見ればどこの製作のものかわかります。
(自分はそんなモノを持っていたいです)
 
刻印の入っている『仙福屋の草履』は、 職人さんの顔も知っていますし、
品質に関しては、申し分ないと、 自信をもっています。
(もちろん、自分も履いています)
 
そんな風にして、世間にある様々商品とうちが作る商品とを 差別化をしています。
(その方がうち的にも、緊張感を持てる)
 
他にも、その考えを大きく前に進めて、製作しているのは、 『唐長』シリーズです。
特に小物の場合、他と差別化というのは、 一目では難しいかもしれません。
 
そのために、 柄・意匠の出処がはっきりとしたもの、
質やモノづくりの責任をハッキリさせるもの、 ということで、
色々なところに、この瓢箪マークを 入れていくことに決まりました。
 
IMG_0807.jpg  
 
入れるということで、唐長さんとのコラボレーション、 意匠のルーツがわかる、
ということが、 今まで以上に分り易くなると思います。
 
今まで紹介してきた財布や襦袢等に入っていきます。
 
それだけ類似のモノが多い、間違われることが多い、 ということで、
悲しいと言えば、悲しいことなのですが・・・。
今までは、一部の方に見て頂いただけですが、 この辺り等を練り直しできれば、
いよいよ皆さんに、 ご紹介できると思います。
 
柄を護るというのは、自分たちのためでもありますが、
実際には買われた方、使われる方に大きく関わってきます。
 
その辺りを意識しながら、自分たちはモノづくりを していきたいと思います。
 
 
今日の京都は一日中雨です。 あまりに多いので、ちょっと息抜きの最中に、 散歩していました(建物から建物へですが・・・)。 桜に隠れて気が付きませんでしたが、 雨に濡れた緑がとても綺麗です。 R0011810.jpg それと・・・ 今日の半日は小物作りをしていました。
仙福屋の帯締めと帯揚げ』作りがメインでした。 生地、柄、色を打ち合わせです。
IMG_5003.jpg ↑畳の上は、帯締めに帯揚げが散らかり放題です。
 
外では雨がかなり強く降っていて、ざーざーという雨の降る音と 屋根が雨を弾く音とで、いつもと違った緊張感の中でした。 ちょっとしたことなんですが、案外重要です 他にも、いつもと違った時間(例えば深夜とか)や 普段は一人か二人の所を大勢でモノづくりをしても、 出てくるモノは大きく変わっていきます。
全くなにも出てこない時や 何か同じものしかイメージ出来ない、という時は、 この環境変え、重要です。
今日は、他にも色々と変わった事があったので、 上がってくる帯締め、帯揚げ、面白いものができると思いますよ。
そして、 あと半日は、溜まったモノの整理です。 (まだまだあります) 机の上には、 書類やら、図案やらとぜんぜん違うジャンルのものが 積まれています。。 今日はちょっとだけ時間が取れたので、その中から パリのファッションショーを見れる資料にして、 その時あったことを思い出しながら、まとめていました。 IMG_0275.jpg 知らないうちに作った帯が、パリで結ばれていた、 というのであれば、可能性はあるかもしれません。
今回のように、ショーにも少しだけ出演したり、しかも 帯と一緒に出ていたというのは、なかなかいい経験でした。 もう二ヶ月前ですね~。 と、この資料をまとめて、さあ次は・・・
『最近、帯作ってるんですか~?』 と言われましたので、ちょっと今日は帯で・・・。

まだ、今はモノづくりが形になっていないので、
日記を読み返しても、小物やコーディネート話が
多いような気がします。

それで、今のモノづくりの中心は、
ちょっと前にも紹介したこの『Nord』シリーズです。


シリーズごとにテーマやコンセプトを持っていますが、
このシリーズの場合、今は製作していて、一番楽しい時です。

形になっていなくて、雲をつかむようなモノですが、
『何かできそう・・・、いや違うなぁ、こういけば・・・』
と形になるまで、一生懸命資料を頭の中に
溜めて貯めて、なにか出てくるまで溜めておく。
という感じを、NYから帰ってきて毎日しています。

以前、表しかまだ上がってきていなかったものを、
裏を付けて、袋帯となりました。

R0011800.jpg


お太鼓はこんなイメージになります。
R0011801-2.jpg

シリーズを作るというのは、この柄の家族を作る、
というようなものですので、イメージできるまでは、
しばらくは眺めて、眺めてと頭の中の作業がほとんどです。

たまに、
ポンとこの帯に合う小物案が副産物でできてしまったりも
するのが面白いところですが、何はともあれ今は、
頭の中は、こんな状態です。


それとそれと、これは宣伝ですが、
パナマの草履がとても人気ということです。
(仙福屋のスタッフから、です。)

10511s_02.jpg
このパナマ台は職人さんにお願いして、
季節柄ちょっと早めに、製作してもらったものです。

単衣や夏の時期の着物を着られる方が、
増えてきて、夏帯・着物も注目されていますが、
こういった小物も季節感が出ていいですね!

あと数足ですので、もし興味のある方お早めにどうぞ~。
 →http://www.senpukuya.jp/SHOP/10511.html


この帯が上がってきて、 ちょっとあることを思いつきました。

この帯はimonシリーズで、夏帯も兼ねれる帯です。
 http://senpukuya5.seesaa.net/article/138850602.html
IMG_4003.jpg
この柄をジッと見て、上がってきた織物を触っていて、
一つ思い付いたことがります

それを題材にして、今までとなみ織物に、
無かったものを考えています。

ホントは、このimonシリーズすら、
世間では、ほとんどまだ見てもらえていないので、
評判がどうのこうのとは言えません。

そんな状態で、それをベースとしたモノづくりというのも、
なんなのですが、今思いついたものは、今作らないと、
消えそうなので、今日早速、織るように話をしました。

織り上がったら、試しに結んで、
周りの評判をもらっていきたいと思います。
(ここまでは何とか到着する自信はありますが・・・)

期限は、夏までに完成を目標にしています。

まだまだ、
モノづくりに関しては、焦点が合わないボケた感がありますので、
今から急いでモノづくりモードになっていきたいと思います。。


ちなみに、上の帯は、経糸を市松のように染めてから、
織で柄に調子を付けたものです。
(横糸が主ではない)

経がメインですが、横も上手く協力して、
イイ流れが出ている、と思います。

さらに、この柄の底に柄を入れたりして、
奥行きを出すことも可能です。
その実験もしていて、ただ今製作中です。


この週末は、バタバタとしていて、
さらに出たり入ったり、しているせいか、
またまた、風邪を引いてしまいました。
IMG_4005.jpg
(総紗縫・無地)

本当はこの帯の上に柄を載せることも、
しておかなくては、いけないのですが、今のところ
詰まっています(しばらく、頭中が占拠されてます)。。。


花粉症・寝不足と重なって少々ボーっとなっているので、
気を付けてる、体調管理もしていきたいのですが、
とても難しいですね~。

寝る前に突如柄が思い浮かぶこともありますし、
人と話が盛り上がってくる最中に何か、降ってくることも
おおいので・・・

それなりに・・・
バランスよくしていきたいと思います。

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まだ、雪のチラつく札幌いますが、 多分京都は桜も散って、 暖かくなっている頃だと思って、みんなで話をしています。

そんな時期にぴったりな!
と言いたいですが、もう少し先の季節に最適な
塵除けのショールが、ここ札幌で人気です。

image-201004105181028.png

素材は絹で、全て手で色を置いていきます。
ハケ目がサーーッと見えますし、大胆な柄ですので勢いありつつ、
優しさもあるのが、個人的にも好きなアイテムです。

今日、とても人気だったので、ここで挙げているのですが、
こういった小物ってホントに大事やね~。
というと、うちのスタッフも無意識で、
うんうん、と頷いていました。


いつも自分が、モノづくりをする際は 気を付けていても無意識でも、 万人受けはしない帯になります。

以前も書いていましたが、
100人中90人が良いというより、
100人中、5人が良いという帯。
そんな感じです。

(狙っても狙わなくても、いつもそうなのが、
 ちょっと自分でも面白いのです・・・)

ただ、この帯はそういうことでなく、
ただいま、とても人気があるそうです。
IMG_1094.jpg
(作楽より)

表は、カトレアをモチーフにした花柄。
裏は、アールヌーボーの時代の七宝をモチーフにしました。

この柄を作っていたのは最近なので、良く覚えていますが、
この頃、『私、花柄が嫌い。』という人とお会いして、
『え、花柄っていいじゃないですか~。』
と思ってもらおう!という気持ちで製作しました。 
(さらに、丁度いいキッカケもありましたし。)

昨日も、一目惚れしました。。
という人もいて、嬉しかったです。

雑誌に載せたから、というのもありますが、
となみ2010-2.jpg
 →http://senpukuya5.seesaa.net/article/142111926.html

色んな人に見てもらい、『私、好きですよ。』
と言ってもらえるは、とてもいい励みになりますね。

ただし、今製作を進めているのは、
100人中2.3人くらいの人に、好きになってもらえそうな、
モチーフの帯です。


2010年4月13日

着回し、着回し。

今日の格好です。 同じ人に会うことは、少ないとはいえ、 やっぱり同じ格好でないようにしています。

R0011797.jpg

京都だったら、
あれこれ着物コーディネートも難しくないのですが・・・
(たまにメンドクサイ病になって、吊った着物を手にとり、そのままも)

出張に出てくると、
持ち運べる量にも限度があるので、そういう訳にも行きません。
手持ちでできる限り、着回をします。

今日は写真のように、兎の小紋に大島の袴、
組紐の角帯。後は、見えないところに若冲の襦袢。

昨日は、ヒゲ紬の黒地着に、無名の紬袴に、
南蛮七宝の角帯。襦袢は部分的に絞り。

明日は、着物を交換して、ヒゲに大島の袴に、絞りの襦袢。
明後日は、兎の小紋に袴なしで、南蛮七宝の羽織。
その次は・・・。

と考えると、まだ余裕はありそうですね。
一週間近く出る時は、2セットに+αはいりますねー。

それでも、スーツケースの半分くらいですので、楽なもんです。

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2010年4月12日

久々の北海道です。

しばらく、京都にいると思っていましたが、数ヶ月振りの北海道です。 (事情があって、iPhoneで更新です)

またまた、モノ作り中断して出てきてますが、
今度は資料類をキッチリと持ってきました。

一つが超古典柄の本ばかり載っているもの。
それと、北欧食器の本です。
パラパラと、目を通す感じで見ていると、
大体何か行動したくなってきます。

京都からは、今からの時期(単衣、夏)に向けて
最終段階のモノが上がってきています。

ちなみに、写真は総紗縫の縞。
image-201004102113916.png

この柄はモノトーン濃淡でまとめてみました。
意外なのですが、あれだけ総紗縫は柄数を作ったのに、
この雰囲気のものはありません。

柄が増えてくるシリーズだと、今までに無いモノを作ろうと思い、
頭を悩ますこともあります。

ただ、
そういう時は『こういう感じ』
という強烈なイメージが無いので、
モノ作りしてもロクにうまくいきません。

でも、今回みたいにあまり深く考えず、
出来上がってみたら、かなりうまく行くいった。

そんなこともありますので、モノ作りは深いですし、
たのしいものです。

これを元に今度は偶然でないモノを作りたい、と思います。


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何度目かの紹介になった、投網の柄。
今でも人気のある袋帯で、 現在ベストセラーになっているものです。
はじまりは、ここから
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(『淡粋 より』)←掲載より五年経ちましたが、 今でも見ていて、自分でも嬉しくなる帯です。  →http://senpukuya5.seesaa.net/article/114901652.html
金糸、糸で織り上げた投網の広がり方に伸びがあって、 気持ち良くなる帯です。


その帯を見ていて、どうしてもこの中から、
もう一柄作りたくなったのが、
以前も紹介したものです(普段はあまりしません)。
 →http://senpukuya5.seesaa.net/article/136629175.html


図案に手を加え、紋図の段階でも組織を変え、柄の雰囲気も
変えていました。

IMGP2764.JPG




また、この柄を見ていて、思いついた配色にしてみると・・・


八寸.jpg


お洒落さに中心から、上品さも出てきて、
また柄の雰囲気がゴロッと変わります。

モノづくりの楽しさですね。。。


上の柄のように、長い間、人気を保つ柄というのは、
数百のうち、一つあるかないかです。

ホントになかなか、出てこないモノです。

こういう柄は・・・
『具体的にここが優れている』とは言いにくいのですが、
どこか、他の柄とは、違ったモノを持っていることが多いので、
じっと眺めているだけでも、モノづくりへの元気をもらえます。




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今日は、午前中に唐長さんへお邪魔してきました。

IMG_1068.jpg

当主のお話を聞いていましたが、
いつ行っても、新鮮な空気を頂けます。
(もうお会いするのは、何度目なんでしょう?)

唐長さんととなみ織物のコラボレーションを
取材される方も、一緒に来られていましたが、
ここの空気に触れて、魅了されたようです。

記事には南蛮七宝が取り上げられる予定です。
行き帰り同じ車の中で、ずっとその話ばかりだったので、
多分、私たちがこの柄に相当惚れていることは、
感じてもらえたと思います。

当主からは、
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以前紹介した『南蛮七宝の襦袢』も見て頂いて、
色々な意見を頂ました。

例えば、他との区別を付けるために、唐長のロゴマークを
入れる話では、かなりユニークな案がもらえました。

確かに、『唐長』の『南蛮七宝』だと、分かるようにしないと、
私たちが分かっても、買われる方には他の物と紛らわしい。。
ただし、クオリティに関しては、分かる人だけに
分かってもらえれば、良い。

そんな風に今までもモノを作ってきましたし、
今日も強く感じましたので、
今後もそのように製作していきたいと思いました。
(分かる人へ・・・)

奥さんにも、着て頂くのですが、お襦袢ですので、
唐長さんへ行かれた方は、運が良ければ
見せてもらえるかもしれませんよ~。

私的には、どちらの色が好まれるか、
それがとても気になります。。




作楽.jpg 『Nordより』

この帯が上がってきました。
今までにあった柄を図案・紋図段階で、
色々とアレンジしたものですが、
多分だれも元の柄が分からないと思います。

ジャワの更紗っぽい所もあり、よく見ると、
可愛らしいところもある、お気に入りの柄です。

色目には、地の部分にほんの僅かにベージュを
さした所にこだわりがあります。

シンプルな線調子の柄に色を入れただけ、
というように写真では見えてしまいますが、
斜めに見える横段に、地紋の入れ方や色目が
変えてあるので、単調にならずに、奥行きがあります。

NYへ行く前に図案・紋・配色とも、済ませ、
後は、帰ってから完成を見るだけのものでしたので、
ある意味、まだ帰ってからのモノづくりではないです。

まずは、この柄に続く柄づくりから進めたいと思います。


それと、作楽の帯が濃紫の着物と合わせてはったのを
見ましたので、写真を撮りました。
R0011782.jpg

やっぱり、この柄は優しい感じがして、
とても好きです。

たまに見る、このト音記号の帯留めも効いています。。

昨日は、
桜の綺麗な所で打ち合わせをしていました。


今の京都は至る所、桜・桜・桜で、町中が春一色です。
桜.jpg
(北の方の京都です。)

例年に比べて、ホワホワ感が多い桜だなぁ、
となかなか周りの人に理解されにくい、表現ですが、
夜の漆黒とのコントラストは、見事です。
(アルコール抜きの2時間打ち合わせでした。)



そんな春らしい京都で、着物着る季節に間に合った、
南蛮七宝のシリーズの新作を紹介しておきます。

R0011756.jpg
『唐長・南蛮七宝の襦袢』

もう、この日記内では紹介が不要な『南蛮七宝』。
 →以前までのはこちら

早速、羽織の裏と長襦袢、自分用にと考えています。

どちらの色が良いのか?悩むところです。

生地には、なかなかレアなもので、触るか、着てもらう
しか無いのですが、とても肌触りの良い、絹を使いました。
仕立て上がりがとても楽しみです。

もうすでに数件問い合わせを頂ましたが、
まだ、数字的な計算は何もしていませんので、
価格とかは、まだ未定です。

決まり次第、こちらも紹介しますね。

少しずつモノづくりのエンジンが、かかり始めた気がします。




少しずつ、溜まっていたものを整理中。

4月はとても忙しい月なので、
5減って、4増える。
そんな状態です。


今も、
目の前に新しい柄の日傘が置かれていきました。。
IMG_1028.jpg
『バラ柄の日傘』です。

他にも、春早々=きものシーズン!ということで、
帯締・上、薄物ショールなど小物の人気が急上昇中です。
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新作の帯締めも出来たのですが、帰ってくるまでに

写真以外で実物を見る間もなく、出ていきました。

P1150898.jpg

試作の段階でも、色目、組みともに◎です。

薄地中心で、これもオールシーズン使ってもらうことを
想定しています。 


この新しい発想で組織を作った織物も、
最後の配色で止まっています。
画像 005.jpg
と、他にも今後の打ち合わせや、雑誌の記事関係など、
様々なモノが溜まっています。

やりたいことは、一杯あるのですが、
まだまだNYから、こちらの時間の流れに乗れてません。

職人さんとの打ち合わせ・依頼等、随分遅れ気味です。
早めに、一つずつ考えながら、今はボチボチと進めています。

もう一つ、紹介したいものがあって、
完成した『南蛮七宝の襦袢』なのですが、それはまた明日・・・

15時前にして、ちょっと睡魔におそわれています。

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時差ぼけながら、
京都に戻ってきました。


まだ、前回の桜!とは行かず、
『間に合った~!』という嬉しい気持ちと、
『もう少し待つのか~残念だなぁ』という微妙な間で、
会社までの道中、周りを見回していました。
IMG_1001.jpg
(町中が桜色に見えてくるまではもうちょっと

そして、久々に出社したので溜まったものを
少しだけ減らしてきました。

行く前に残してきた、紋が完成して、配色して、
後は織ってもらい、織上げ見るという段階のモノを数柄、
チェックしました。
IMG_1002.jpg
(ほぼ、完成です。)

たった半月前には、毎日していたことなのですが、
帯地を触った時のイメージが大きく変わってますし、
なにか少しいつもより、テンション高くなっていました。

今日一日、そんな感じでしたので、もう一度今日通った、
仕事は、来週の月曜に見直しが必要かもしれませんね。。

そして、時差ぼけを直しながら、PC内のNY写真を整理
まだUPしていない、ちょっと変わった写真を発見しました。

たしか、NYで雨降りそうな時に、朝、傘に羽織袴で歩いていると、
いつもより声を周りの人から、掛けられました。
CIMG0284.jpg

そういえば、(柄の部分除くと)刀に見えないこともない?
こんな写真があったので、アップしてみました。。。

時差ぼけ抜けるまで、もう少しお待ちください。。