五代目日記⇒ 2010年2月

2010年2月26日

寝起きにイイ帯。

 

いつもの出社時間は、大体7時半~45分の間です。

ほととんど変わらずなのですが、

今日は久々にゆっくり寝てしまいました。

 

といっても会社へ着いたのが、50分。

それでも、始業時間までまだまだあるので、

余裕なのですが、不思議と焦りますし、

車の流れがいつもと、全然違います。

 

自然と、口に出したのが『急がなくちゃ、急がなくちゃ』。

『不思議の国のアリス』の白いウサギの気持ちです。

(しばらくアリス関連のモノを見てたので、うつりました・・・)

 

以前、『不思議の国のアリス』っぽい帯の草案で製作中と、

言っていましたが、こちらは順調に進み、  

http://senpukuya5.seesaa.net/article/138946130.html

 

それとは、全く別物ですが、

こんな帯も 別の意味で、アリスです。

IMG_0472.jpg

 

『不思議の国のアリス』英文を筆で書いて、

それを 図案にして、紋図に取り込んで、帯にしたものです。

 

筆のかすれや力の掛かった所を表現するのに時間が掛かっています。

終わって一言・・・

 

『まあ、なんて筆跡を織りで出すのが難しいんだろう!』

という柄です。

 

かすれた部分に色を入れて、さらに暈して、 さらに縁取る。

 

シンプルに見えて、こだわりました。 と早くこの帯を目の前にして、

首をかしげている人に 声を掛けたくなる帯です。

多分結んだ人も、自慢したくなるかな?

 

 

2010年2月25日

作楽、誌上発表!

今日から真面目にモノづくりに取り組んでいます。
なかなか思い通り進まない本日です。

そんな時は、また資料や図案を雑誌を見て、
頭の中に、違う他のものを蓄えていきます。


それで、気がついたモノを紹介します。
(忘れていました!!)

『10’春 美しいキモノ。』

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今回、載せたのはここではお馴染みになりつつある、
『作楽』。五代目製作の帯たちです。

いつもながら、イメージを伝えて、一度ラフを撮ってもらい、
再度打ち合わせをしてから、最終の撮影→細かい詰め。
で完成したものです。
となみ2010-1.jpg


となみ2010-2.jpg

今回のイメージは、最後の最後2種類のどちらにするか?
で悩んでいました(多分、最終稿2種みせるのは初めてです)。

評価は、分かれると思いますが、
最後の判断は、帯のイメージに合うかどうか?
それだけです(どうなったかはページをめくって下さいね。)


帯の説明はまたメルマガ等で行うとして、
この中の柄は、ある共通点があって、
すべてこの中にある『七宝柄』の帯から始まってます。
(それぞれが個性的ですが・・・)

紹巴織で製作した帯ばかりです。
そして、『紹巴』というと、織物自体の完成度が高く、
今まで、基本部分にはだれも触らなかったところです。

これらの帯は、共通点として、すべて地の部分に上げ方、
糸使いともに、一工夫してあり、そのため一目見ただけでは、
『この織物ってなに織り?』となるほど、変化が付けてあります。

実際にモノを見ないと、説明しきれないので、機会をみて、
したいと思ってますが、変わったものだけあって、
がらによって上手く織りこなすのが難しいです。

そんな織りをこなしてくれる、職人さんに感謝です。。

2010年2月24日

パリ観光編

昨日今日とブログはサーバーのメンテンナンスで、
とても繋がりにくい状況でした。

すみませんでした。


その間にtwitterで呟いていました。
 →http://twitter.com/senpukuya5

twitterというと、自分の場合
『新しいモノ好き』ということだけで、
最初は良く分からずに触ってみるだけでした。

ここ数日でなんとなーく楽しさが分かってきました。
上手くブログとの棲み分けができそうです。

twitterは、今のところ、移動時間や寝る前に
気楽に触っているみたいな、感じになっています。

そして、今日の午前中は
『腰が痛い・・・』(結果ギックリ腰でした)
ということで、医者へ行き、後は静かにしていました。

運動不足ということなので、ちょっと意識して動かす。
ということをして下さい、とお医者さんから言われましたので、
その通りに、意識して散歩でもしようとしています。
(携帯にも万歩計付いてますし・・・)

そんな状態で、スタートした午後ですが、
お客さんが来られたりと、バタバタしています。
落ち着いてのモノづくりは、明日以降ですね。

織・配色の確認をして、もう一息のもの等、
待機中が多いので、早く体調を治して、進めていきます。


さてさて、それと、
パリの記事で書いていたのを、載せておきます。
これは『観光編』です。
ショーを含めて、写真や資料をまとめて、
再度カッチりしたページを作りたいと思っていますので、
コチラの方もお楽しみ下さいね。


それでは・・・

今回、パリへいった目的は仕事です。
最初から、『あまり観光はできないだろうなぁ』
と期待はしていませんでした。

が、思っていたよりもかなり多く空き時間がありましたので、
大部分を徒歩で、遠くへは地下鉄を使い、かなり動き回れました。

前回の紋付凱旋門編も含めてですが、仕事をしていても、さすがはパリ、
さっと見渡すと、あっという間に観光気分になってしまいます。

そんな感じの写真も交えて、見たものを紹介していきます。

まず到着した次の日早朝、私たちがパリは初めてということで、
気を使ってもらい、パリの見所一周ツアーをする時間がありました。
(バスで2時間ちょっとくらい)

パリといえば・・・と言うところを、グルッと一回りです。
エッフェル塔、凱旋門、ルーヴル、シャンゼリゼなどなど

最初に見たエッフェル塔は、ちょっとテンションが上がります。
周りの人は、『これも帰るまでには見飽きるだろうなぁ』
という話も有りましたが、

私の場合、最終日まで、写真撮ったり、じっと見たりしていました。
今回撮ったモチーフの中で最多です。

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まだ撮ってるの?と何回も言われていましたが・・・。
好きなものは好きなので。。

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そんなツアーの時間を頂いた後は、空いている時間は、
動く時間になっていました。

『オベリスク』
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ちょうど影が重なっていたので・・・

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とにかく、快晴です。

『ルーブル』
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この日は、火曜日。行ってみると休みでした。
空いていると思ったら・・・。

IMG_0405.jpg IMG_0406.jpg
次の日に行くと、ピラミッド(地下部分)は
ダ・ヴィンチ・コードのせいか、周りは一杯の人です。
(できるだけ、寄ってみました。)

『カエサル像』
IMG_0336.jpg
後は、道端に立っている『カエサル像』など。
個人的にファンなので・・・思わず撮ってしまいます。
カバンの中には、『ガリア戦記』入りです。


これらを初めて見たとき。

観光客が、京都へ来られたとき。
写真で見たものを自分の目で観た時の嬉しさ、
がよーくわかりました。

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セーヌ川も見て。


今回は、同行の方のペースで動きましたので、
一箇所に掛ける時間は、あまりありませんでしたが、
パリダイジェストは十分味わえたと思います。

もし自分だけで行ったら、エッフェル塔眺めているだけで、
4日間終わりそうですし・・・。

いつも思うのですが、海外に出て行くと、外から見て、
歴史を持っている街『京都』の良さを実感できます。
ただ、今回は思ったことは、京都がとても勿体無いということ。

見るべきものは沢山あるのに、それが何となく纏まっていない、
パリにいる間、そんなことをずっと思っていました。
(これは、住んでいるからなんでしょうかね?)

と、仕事しても観光しても、紋付で凱旋門登っても、
あっという間過ぎてしまった時間でした・・・

周りの人腰痛持ちが多いので、誰にも心配されませんが、
今日帯を掛ける撞木(しゅもく)を持ち上げたときに、
腰を変に捻ってしまいました。一動作する度に、鈍痛です。


不思議と、こんな時には大事なものが上がってきます

まずは、一つ目ですが・・・。
南蛮七宝の襦袢』

様々な生地を探しに時間がかかり、随分遅れてスタートした
襦袢づくりも、ちょっと出口が見えてきました。

色目は良いのので、最後の微修正です。
(ここに物凄く時間が場合もあるので、気は抜けません)
IMG_0441.jpg

これは、携帯でパッと撮った写真なので、
最終は少し色目が変わると思いますが、
印象はほぼこのまま進みます。
今のところ、順調良く進んでいます。

手触りは最高で、もちろん襦袢なので肌に近く、
質の高い、絹らしい着心地が味わえると思います。
(もう一色製作中の薄い地色の方はほぼ完成です。)

とにかく、自分用に、物凄く着たい一枚ですので、
上がり次第、まずは自分用で仕立てます。
(役得です~。)

『袖から、出しておきたい襦袢』
という勝手なキャッチフレーズを付けてみました。
( もちろん、やらないでくださいね(笑) )

今月末には、登場予定です。


もう一つは、しばらく紬糸と格闘していた帯です。

IMG_0442.jpg
http://senpukuya5.seesaa.net/article/140327549.html

以前も登場していましたが、やっと完成です

紬糸の染まる色目と、予測する色、
また織物として上がってくる色が『ちょっと違うなぁ・・・』
と、何度も試みて、

最後の配色→京都へ帰ってきてから見て、OK~!
となった帯です。

待ち望んでいた帯なので、今回のように京都から離れていないと、
『上がってこないァ』と、やきもきしたと思います。

今回は、『えっ、もうあがってきたん?』
という感じです。

表は予想通りの仕上がりで、裏地も
IMG_0443.jpg
満足の『秘錦』です。
とにかく、渋くカッコいい帯になりました。
できれば、紬糸の使い方をみてもらいたいです。

機も上手く動いているので、
これで、またモノづくりの視界が広がってきました。

でも、今日は腰が痛いので、ちょっと伸ばしてきます。。

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今日は合間の時間を使って、今回の旅の整理をしています。
極力、目で記憶しようとしていましたが、
デジカメとiphoneを使って撮ったモノも沢山有ります。

この凱旋門の後は、時間の許す限り、
美術館へ行きましたが、ルーブルもオルセー美術館も、
写真撮影可能、他にも何かと自由だったのが驚きです。

ちょっとした余裕を楽しむのが、上手く、慣れている街だなぁ、と
そこは羨ましく思いました。

さて、ショーの当日は前回紹介しましたが、
ただ、衣装や髪型を見てもらったら分かるように、
セットするのに大変な時間がかかります。
(私たちは朝からずっと紋付です。)

出演者やヘアー、メイクさんを同じように、
その日は動いていたため、とても時間が空いていました。
ショー自体の中では黒子なので、
私たちは紋付袴着たら一応スタンバイ完了です。

となると、やはり着物で散策して、
着物の
反応を直に感じにいく
ということをしたくなってきます。

重量制限など考えると、当たり前の事なのかもしれませんが、
とにかく
パリでは着物を着た人は、皆無です。
特に、シャンゼリゼ通りでは・・・

本当は御召で歩きたかったのですが、
紋付に袴で歩きに歩きました。

とにかく、見てもらう。
それがこの時の目的でしたので。

まずは、そのシャンゼリゼ通りから・・・

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いつもいる京都とは、石の文化という点で、
見た目が大きく異なります。

ただ、空気自体は滞在中、ずっと懐かしい感じがしました。
歴史なのか人なのか、今でもわかりませんが・・・。

この写真に写っている日は、
後の日と比べると、ずっと人は少ないです。

それでも、歩いていると、手を振る人や、
遠くの方から、ジッと観ている人もいます。
工事現場の上から声を掛けてくる人も・・・

会場から暫く歩くと・・・

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ヴィトンの本店です。
外見は、とてもクラッシック。

京都の知り合いから
『本店は着物着て行くだけで、物凄く大切にしてもらえるよ
と言われていたので、ちょっと興味があって、入りました。
(京都にいるとき、あやしい話でしたので、確認です。。)

確かに、見せの方から
Very Traditional !  , nice ! very nice !!
とずっと言われていました。
(仏語混じりだったので、細かい単語は分かりませんが・・・)

確かに、大切にしてもらえるなぁ~
と周りの対応との差にビックリしながら、
目的の凱旋門へ。

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有名すぎる凱旋門です。

大きいものは出来る限り近づきたくなる、性格なので、
当然中へ入ります(この辺りピラミッド見た時と同じです)。。

螺旋階段を上り(ちなみに、50m)、
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袴を気にしながら(この時も、裾踏んでます)、さらに上り、
途中の踊り場的なところで、ちょっと休憩。

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日本人もとても多く、
紋付見ると反応はさすがに、
驚愕という字が当て嵌るほど、驚かれていました。

『一緒に写真撮ってください』と何人の方からか言われましたが、
日本人とフランス人とほぼ同じ比率です・・・

印象に残っているのが、ある年配の日本の方から
『着物は日本の誇りなので、それをここで着てもらって、
それを見て、今とても嬉しいです。ありがとう。』

と言われたことです。

この日の目的が、海外の人に着物を見てもらう(特に男物)。
ことだったのですが、
日本の方からこんな反応を頂けるとは、
思ってもみませんでした。。。

これだけでも、個人的には来た甲斐があります。


そして、頂上へ。
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パリの市内が見渡せます。
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この凱旋門から放射線状に、
10数本の道が広がっていくのが、
綺麗に見えます。

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ここでしばらくボーっとして、
見ているだけで気持ち良かったですよ。
(紋付とパリ市内全景、ピッタリと似あうようにもみえました)

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そして、登った階段を降りて、門を下から、見上げると、
一面のレリーフが図案に見えてきました。。。

この後、ショーがあり、その後もずっとパリ市内を歩き、
夜遅くまで着物姿で通していました。。。

目標は達成したかな?

予想では、Wi-Fiで街中歩きながら、呟く・・・
と考えていましたが、全く出来ませんでした。。

ですので、まとめて何回かに分けて、総括していきます。


今回の目的は、『日本の文化』を紹介というもので、
伊藤若冲がテーマです。
美容業界のショーですので、西陣とは全く目線の違う
『若冲』を観ることが出来ました。

☆パリに持っていくもの
 モデルさんに結んでもらう帯(4本)
 陳列用・袋帯6本
 帯を掛けるモノがないので撞木6本
 それと、自分用の紋付袴

  ※撞木(しゅもく):帯を掛ける陳列器具

飛行機の『重量制限20Kg』の中、これだけを
持って行きました(もちろん手分けですよ)。

ショーが行われた場所は、あまり大きく無いのですが、
由緒ある会場だそうで、そこに入りきれないほどの人・人です。
(美容関係の方、会員300名~)

R0010745.jpg
 →後ろは立ち見がずらっ~と

ショーの内容は『若冲』をテーマにしたものです。
その中で、結ばれる帯は、白無垢、赤無垢にそれぞれ、
プラチナ、紹巴織と2種類を変わり結びで。

髪型も若冲をイメージさせるようなもので、
全体として、うちの帯が今までコーディネートした中で、
見たことがないような雰囲気が出てました。

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私も紋付を持って行ったので、紋付袴姿で『若冲』ショーの間、
撞木を持って、帯を掛ける(黒子みたいなもの)を役目を
頂いたので、ただ観ているだけよりも、参加出来きました。

また、当日は、幾つかあったショーの中でも
最後を飾る『若冲』でしたが、最後には大勢の方から、
スタンディングオベーションを頂いたりもできたと、
本当に、いい経験をさせてもらいました。

おまけで、フィナーレで、
メゾンを付けてわざわざ紹介してもらったりと、
となみ織物的にも良かったのではないかな?
と思っています。

これが、今回のフランス行く動機になった、ショーです。
また、結ばれた状態の『若冲の帯』写真等を頂けるので、
どこかで紹介します。


次は、凱旋門で・・・編を。。。

2010年2月12日

そわそわ

明日から一週間ほど抜けます。

ですので、モノづくりに関して、帰ってきた頃には
『別感性になっている』ということで、今日は
なかなか新しいモノづくりには取り掛かれません。

今のところ、
モノづくりは確認作業するだけに、なっています。

『ちょっと寂しいなぁ』とも思っていましたが、
意外に、なごや帯が上がってきたりと、
配色の確認したりと忙しくしています。

問題は、持っていくもの。
若冲の準備はまだ『0』

午後から進めれると思ってますが・・・。
他にも、帯を並べる撞木(しゅもく)を、手持ちで・・・。

帯を掛けるものというと、現地にあるものでも良いのでは?
と思い、提案してみたのですが、その撞木自体が珍しいから、
できれば持ってきてもらいたい、ということです。

IMGP1499.jpg(参考までに)
日本にいて撞木を見ると、『=展示会』と連想しますが、
観る人変われば・・・ですね。


さらに若冲以上に、自分の準備もまだほとんど進まず、
昨日『準備をしよう!』としていましたが、
まだスーツケースだけ引っ張り出してきただけです。

紋付も久しく着ていないので、一度出して、吊って
眺めていただけですし・・・

今日は、帰ってからの方が忙しくなりそうです。。


本当は御召で行きたいのですが、向こうの人から見ると、
紋付の方がお洒落という意見もあって、
『そうなのか。』と『まあ、やってみるか。』との間くらいの
気持ちで出発です。

どうなるでしょうね~。


と、今のところの話でした。

IMG_0082.jpg

今日上がってきた帯で、
再び猫柄の総紗縫です(今度は猫ネコねこです。)。
 →こないだのはコチラ

今までは、紹巴織で元が同じ図案の帯を織っていました。
今度は、その図案を元にして総紗縫に紋を改良されたものです。

全体を見ると、紹巴織のものとは、趣が異なっていますので、
なかなか面白いです。こちらの方が猫一匹一匹が立っています。

ちなみに、
一番手前の右の方の猫の目が見えます。
(『の』ばかりですみません)

ということは、この猫だけこっち向いているなぁ~。
という話になって、妙に感心していました。

明後日、この柄の作者にそこの所は、狙ったのか聞いてみます。
隣に流れている帯は、ヨットの柄の総紗縫です。。
 →http://senpukuya5.seesaa.net/article/139121524.html

紋は、このとき完成したのですが、お腹柄とか、微修正で
一本上がってくるまで時間かかりましたよ~。。

こちらは、また後日。。。
できれば、結ばれたところを見てもらいたいなぁ~。

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そろそろ、パリ『若冲』の準備をして、
陳列する商品の段取りを行いたいのですが、
具体的に進むのが、前日になりそうです・・・。

今回は相当急ぎ足です。。

とにかく、重量面から今回は持ち物を減らして
紋付だけはきっちりと用意しました。
(紋付フルセットと帯で重量オーバーっぽい・・・)

向こうでは、ほとんどリハな毎日らしいのですが、
一日は紋付でブラーっとできれば、と思っています。

そんな準備のことが頭の中をヒュ~ンと横切りながら
今日ですが、またヤヤコシイものが上がってきました。

柄は南蛮七宝なのですが、
今は言えない織り方に秘密が・・・

IMG_0039_2.jpg

新しい織物を織る際には、織れるかどうか?
織れても、予想通りか?
などチェックする見本裂を降ります。

多くの人は、無地かそれに近い、意味を持たない柄で作り、
見本をとります。
最近、自分の場合、一番好きな柄で取るようにします。

そうすると、(無味乾燥柄よりも気が入ってか?)
上手く行くことが、多くなったような気がします。

ただただ、今回の場合は、南蛮七宝を使っても、
予想とは全然違うところに、到達してしまいました・・・。

本来の目的は失敗ですが、
また新しいモノ作りの出来そうな、違うところに
来てしまったことは、もしかして大成功かもしれません。

後、数日でこの感覚の忘れてしまわない、ところまで、
進めるかが、今週の課題で、今は課題だらけに囲まれています。

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2010年2月 8日

反響有りだったので

意外にも・・・。
メルマガでフランスへ行く、と書いていると、
結構な反響がありました。

しかも、そのせいか朝に『仙福屋』スタッフから、
どこかでネタにするので、読者の皆さん用に、
『何か、プレゼントを・・・』と言われています。

『センス』が問われそうなので、
かなり困ってます・・・
(お菓子だったら、らしくないですよね。。。)

ちなみに、以前チェコへ行った時は、
物凄い高価なマリオネット買ってきましたし。
(これは周りの人から理解されず・・・)
今でもお気に入りで、
2体、天井に吊ってあります。


そういえば、まだ8年前というと、
このブログも書き始めていませんでしたね。。
(マリオネットはまた登場させますね。)


今週はこの『南蛮七宝』関係も、また少し動きます。
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フランスに似あうかな?

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2010年2月 7日

今の自分

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この帯は、昨日、話していた帯です。

昔に作った帯を、『今の自分ならこう作る』というものです。
(昔の元の帯は随分前なので、探し中です)

(難しいですが言葉で表現すると)以前のものは、
フォーマル掛かった感じで、ちょっと敷居が高いかな?
経に金糸を入れたり、地をカッチりと組んでいました。

昨日みたいな日に、パラパラ資料を見ていた中で、
この柄だったら、
『今の自分ならこうだなぁ→じゃ作ってみるかぁ。』
と製作したものです。

この帯を見ても、周りはあまり気が付いていないのが、
意外ですが、今度の評判は上々です。

ちなみに、この帯、夏も結べる帯です。実際には
もう少し透明感があって、さらにここには写っていない、
地紋が底にビッシリと入ってます。

唐獅子は、以前は金と銀で配色していましたが、
この辺りが今の自分のモノづくりなのかな?』、
とちょっと思い返しています。
(こんな確認も、普段時間とってなかなか出来ませんし。)

この帯のシリーズは、自分のシリーズなので、
上手くまとめていきたいと思います。

明日の月曜日からは、色々と準備がありますので、
忙しい一週間になりそうです。

本日、となみ織物は棚卸が日曜日だったので、
土曜日の今日は振替休日でした。

そうすると、今日一日、何か得した気になる日です。
(仕事が嫌いなワケじゃないですよ~。)

で、普段の日に満足するところまで、
できていないことを、ゆっくりじっくり出来ます。

実際にしてたのは、①読みかけの本を読む、という所から
②モノづくりの打ち合わせでも、バタバタで
1時間も滞在出来ない小物屋さんに、
午前中+ちょっと、も長居するとか・・・(お邪魔しました。)
③随分前に作った帯をジッと見て、今の自分ならどう作るか、
と悩んでみたり・・・

最高の得した気分です。

先程までは、お客さんと一緒でしたが、
今は、マイケル・ジャクソンのDVD流しながら、
寝そべりながら、パソコンに向かっています・・・
(ちなみに、こっちですが。。)

これも物凄く贅沢です。

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そんな意味で、
今日はある意味とても充実した日でした。

明日は、ちょっと上にも書いていた、
『今の自分なら
こう作るモノづくり』で、
実際に製作したものを紹介します。

いつもは、想像だけで終わることが多いのですが、
そんな意味でちょっと面白い帯ですよ~。

風邪を治すためにも今日は早々に寝ます。。
オヤスミなさい。

2010年2月 5日

念願の帯。

社内は、風邪人だらけで、
今まで風邪引いたことのない人まで、引いています。

その多数に混じって、私も同じく風邪引いて
昨日から頭がボーッとしています。

その中で、上がってきた見本です。

実は以前同じコンセプトで織っていたモノがありましたが、
事情あって織れなくなりました。

人気作になりそうな小さな火種が燻っていましたので、
あれこれ考えて、一杯失敗していましたが、
なんとかもう一つ山を超えれました。

ひごん.jpg
(柄見れば、気づく人も・・・)

前とは糸数や重量面が大きく変わり、
色をもう1,2色増やせそうなのと、
今回やってみたのですが、紬糸が通ります。

文字で書くと、大したこと無いのですが、
これは感動的に凄いことです。
(携帯にカメラが付いた時ぐらい凄いですよ。。。)

風邪気分は吹き飛びませんが、テンションが上り、
昨日から、今の今までモノづくりにどっぷりでした。
風邪の日は『とにかく一つだけに集中』が良いようです。』

ただ前も苦労した、配色にブンブン振り回されるのは同じ、
じゃじゃ馬でので、落とされないように付いていきます。

昨日は、『南蛮七宝』の袋帯を紹介しました。
今日も、唐長柄『光琳大波』です。

今までも帯の紋にはしていましたが、ある所で、
これと似た柄を見て(うちの帯ではありませんが)、
とても残念に思ったことがあります。

それで、もう一度製作し直したいと思って、
モノづくりに掛かっていました。

試作を織って手直し、また織って、
との繰り返しの中で、今回出来上がってきたものです。


先程上がってきたばかりです。

まず地の部分には柿渋を使った引箔を使い、
とにかくシンプルに色んなものを削いで削いで
削ぎ落として
作った帯です。
R0010249.jpg

作りながら思っていたことなのですが・・・

着物の世界には、織と染があって、
織の場合、表現にある面で制限を受けると言われます。
(経糸と緯糸(横糸)の交差した組織点が柄になるので・・・)

もちろん、その面はありますし、否定はしませんが、
ただ織の中にも染にはなかなか出来ない表現もあります。
それをシンプルな形で生かしてみたかった、ということが、
強く思っていたことです。

まず、昔からある柿渋染めを箔としてベースにする。
そのベースに、糸を乗せてシンプルに上げる。
書くとたったこれだけ。

いつものように『ここが拘りです。』と際立ったモノはありません。
ただ、引箔と糸が通るシンプルな紋作りに、キッチりと時間を掛け、
一色だけの色の配色に時間を掛けて、自分の感性に合う引箔を使う。

趣の違うモノづくりの中、仕上がったものは、
とても満足の行く仕上がりです。


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この裏も織り上がっていない帯を見ていたら、この大波と一緒に、
ゆらゆらとした良い空気が帯に漂ってきました。

今日も少し下(しも)へ下がって、展示会をのぞいてきました。
とにかく、人だらけです。ちょっと人酔いしていますので、
ブログの内容は、いつも以上に静かな内容です。

さてさて、モノづくりの進捗状況です。
今現在は、春に向けて配色をしている柄が多く、
新しく立ち上げるシリーズもそろそろしないと、
マズイなぁという感じです。

機屋に締切はありませんし、あったとしても、たぶん、
良いものはできないと思います。(私の場合は特に)

ただ、
だからと言って『好きなときに好きなものを作る』のでは、
職業じゃなくて趣味なので、
『職業』寄りの立ち位置にいるように心掛けています。

ですので、まだ『仕事はモノづくり』です、
と言えるのかな?と思ています。
(ちょっと不安。。。)


そう書いておきながら、今日上がってきた『南蛮七宝』に
関しては、相当趣味に近い方に、針はあります。

そんな久しぶりに製作した、『南蛮七宝』を紹介します。
IMG_8007.jpg

何十回と紹介しているほど、好きな柄で、
唐長さんの『南蛮七宝』を麹塵の糸で織り上げたものです。

こだわりは・・・
というよりも、これは今までの日記を振り返った方が
より感じてもらえると思いますので、リンクを作っておきます。

 →http://senpukuya5.seesaa.net/pages/user/search/?keyword

おそらく、こだわりよりも、
思い入れの方が伝わるかもしれません。
それほど、良い柄だと思います。

今回の帯は
モスグリーンの濃淡で織り上げましたが、
麹塵染』という性質上、光の加減で、
朱の色が差し、丸と星が浮かび上がってきました。

実はこの『南蛮七宝』を麹塵染で織ろう織ろうと思って、
ずっと温めていました。
何度か試験織をしては、なかなか納得が行かず、
しばらく置いておいたものです。

100以上の柄(200もっとかも?)をこの麹塵色で配色しました。
それだけの柄を作るくらい、この色は着物との相性が良いのですが、
あとちょっとの配色際が、とても難しいです。

まだ、表だけですので、気を抜かず、裏も作って、仕立て上げて、
『帯』の形にしていきたいと思います。

そろそろ、新しく製作中の襦袢の見本も上がってきますし、
この『南蛮七宝』シリーズを動かしていきたいと思っています。


今日は、他にも変わった『なごや帯』が上がってきたりと、
今から配色確認に行ってきます~。

2010年2月 1日

京都は雨雨雨。

朝からずっと、雨の京都です。
いつもは社内に大人しくいますが、
今日は社内外バタバタと出たり入ったりとしています。
(決算業務はちょっと置いておいて)

雨のせいなのか?わかりませんが、
最近『雨草履』の問い合わせ&注文が激増しています。
IMG_7170.jpg
(ちょっとクヤシイので、花緒で水増し)

そんな連絡をもらって、へぇ~『雨多いんからかなぁ』
他人事のように思っていると、
なんと・・・在庫に
4足しかありませんでした。。
(そのうち二足は見本です・・・)

受注で注文を頂いているにしても、
ちょっと少なすぎですね・・・。

さすがに花緒だけを見せて、
『これは雨草履です!』とは言えませんので・・・
危機感を感じながら、至急職人さんと話をすると、
『急ぎでも一ヶ月やなぁ・・・。』との返事。

新しく作る方にばっかり気を取られてて、
作ったものをチェックすることを忘れてました。
(うちらしいですが・・・)

同じことで、日傘も注文掛けて揃えて行かないと、
『傘も無い~!』ということを繰り返しそうなので、
一回チェック作業をしたいと思います。
(こっちは帯地からなので、気が付いて良かった~)


そんなことがありながらも、新しいものもやっぱり面白いです。
今日行った小物屋さんでは、草履に使えそうな面白い素材や、
バッグへ施してあった『超小ネタ』など、
うちなりの形にしたいものが、他にも沢山ありました。

そんな感じで、今日はあっという間に一日がすぎました。


ちなみに、
その小物屋さんは展示会中だったんですが、
時間に押されて、石けん一個しか買ってません
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多分、『なにしにきたんやろ~。』
と思われているはず。。
また、ゆっくりお邪魔します。