五代目日記⇒ 2010年1月

2010年1月31日

棚卸し。

今日は、期末の棚卸しです。
みんなは商品や原料のチェック。

私は伝票、資料等の整理。
最近はメモや参考資料も後で思い出せるように、
写真を撮っていますが、整理の量が半端無く多かったです。

後で調べれたら、なんとかるかな?ということで、
溜めていったので、いざ整理しようと思ったら、
写真だけで21,227 枚もあります・・・。
(全部帯のアイディアと思えば、宝です。)

日付くらいしか、検索できないので、
これは今日からの教訓にしたいと思います。

ちょっとヘコタレそうな数ですが、
宝探しのつもりで、地道に整理して行きます。

それではみなさん、今日はおつかれさまでした。。

2010年1月30日

3Dしゃねこ

今月が年度の終わりで、決算となります。
明日は日曜日で休みなんですが、
臨時出勤で『棚卸し』です。
(ちょっとしたイベント状態です)

その際に、様々な様々な整理を行います。
書類、机の上、頭の中・・・
と書いていると・・・

やっぱり、毎年同じことを書いていました。
例えば・・・

 →http://senpukuya5.seesaa.net/article/80722943.html

この時期は、過去のものを出してきて整理日なので、
いつもは見ないような、目につかない資料も見ます。
(昔作った、大が二つ付くほどの失敗作とかも・・・)

ですので、そんなのを見ているだけで、
刺激されてか、今すぐ『モノづくりをしよう!』
という気になりやすい時でもあります。

今日もそんな勢い乗って、
午前中、じっと帯作りをしていました。
ちょっといつもと違い、『モノづくり新スタッフ』を加え
紋屋さんとの話です(2人→3人)。

モノづくりは見て覚えてのが、基本ですが、
今日は(そんなのがあればですが)、
初心者向きモノづくり講座です。

第一レッスンの今日は、結ぶ人のことを考えて、
『着る人が、どうすれば楽に結べるか?』
というテーマに絞りました。

完成するまでには、枝葉のように、
考えないとダメな分岐点が多々あります。
あまり全部言うと、混乱の元なので
最初は絞って、気を使って話をしていました。

ただ、時間が経つうちに
段々とイイアイディアが出てきます。
例えば、
今までやってこなかった織へのキッカケの話になると、
もう完全に周囲は放ったらかしです・・・。

この点はかなりの反省点ですが、
モノづくり話で盛り上がるとどうなるのか?
というのは感じてもらえたのでは、と思います。

ただ、自分流『モノづくり』なのでそのままマネしても、
周りから真面目にしているようには、見えないので、
あまりお勧めできませんが・・・

その辺りも加味して、
モノづくり好きになってもらいたいですね~。

IMG_7164.jpgIMG_7165.jpg

新しい猫の紗柄に、3Dしゃねこ。
上手く柄に入れないようです。

こんなことを真剣にしている時もあります。。。

羽裏の話をしていましたけど、上には上がいました。
まあ、この羽織を見た時は衝撃です。

皆さんに伝わりますが?
IMG_7133.jpg

男のお洒落は、裏で。
と言いますが・・・

2010年1月28日

宿題一つ目。


昨日名古屋へ行ってきて、
ちょっとした宿題をもらってきました。
宿題は、相当溜めてしまう方なのですが、
今回だけは早めにしておきます。

ということで、臨時で新柄の紹介を・・・
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織物自体は、『総紗縫』シリーズです。
一番新しいといっても、おかしくない柄で、
自分では見落としていました

となみ織物では、モノづくり(配色や織、素材等の指示)後、
上がってきた帯は、毎朝モノづくり社員が一同に集められた所で、
目の前を流れて行きます。(※流れる=丸巻きを転がす)

自分が関わってる柄以外は、そこでチェックします。
この場では、少しだけ人にモノづくりのキッカケを渡す
こともできますし、反対にもらうことも出来ます。

特に新人さんとかは、ここから気を入れて、
見落とさないように、帯を記憶して行きます。

ですので、出張などで会社から出ていると、
『新柄がわからない~!』という状態もあります。
最近はPCもあるので、減ってきましたが・・・。

と長々と言い訳を書いていましたが、
この柄、流れてきていたのに、見逃していました。


それで、この柄のためにも責任を持って、
少し説明しておきます。

この柄は、かなりアレンジしてありますが、
大きく分けると、『鎧(よろい)』柄に入ります。
昔から存在している、古典柄の一つです。

鎧というと、戦争の際に身を守るもの
柄の意味もそこから出てきて、身を守ってくれる。
というものです。

ただ単に、実用性だけでなくて、武者を美しく
着飾ってくれる
ものとしても大事な役割を果たしていました。
この帯も同じように、橘や亀甲、唐花、萩、紅葉など、
の日本古来の柄が沢山入っています。

鎧柄は比較的礼装用の帯に使われている柄ですが、
うちでは、シンプルな配色と、多様な草花柄を入れつつ、
鎧らしくない鎧柄でTPOも幅広く結べる、
という感覚を大事に製作してみました。
作者談:ちょっと文語にしました。)


こんな総紗縫の柄ですが、この柄はじっと見ていると
様々な柄が発見できるので、なかなか見ているだけでも、
楽しめます。


他にも、モノづくりの宿題を頂いてきましたので、
これらは、今から掛かるモノづくりなので、心地よい?
プレッシャーを感じながら、製作していきたいと思います。

それも、総紗縫関係です。


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今日は一日名古屋にいます。

もちろん、着物を着ています。

たまたま、携帯を置いた時に、シャッターがおりて、

羽織、紐、裏が撮れたので上げてみました。

 

senpukuya5-2010-01-27T11-49-56-1.jpg

 

最近の冬には登場回数の多い、ちりめん+印伝の羽織

梅を意匠にした紐(金属です)、本田鶴の裏。

 

今日の着物でした。 寒い日仕様です。

先日書いていた記事を読み返していて
思ったことがあります。

 http://senpukuya5.seesaa.net/article/139038838.html


自分でモノ作りしていて、

『どっかで見たことあるなぁー。』

『これ、似た柄を見たことある』とか、
もし言われたら、相当ショックです。
(全くないことはないのが辛いですが)
と書いていましたが、
そう言われて大丈夫な例外がありました。

それは、何十年あった今までの紋柄を再び織るときです。

帯は、紋図を書いて、何十年後でも同じ柄を織ることが出来ます。
京都本社の敷地内には、それを保管している保管庫があります。
数が数だけに、天井まで紋図。図案。見本裂。の山々です。

そこから、作るモノづくりは、昔の柄を使うので、
織った帯はリメイクみたいなものです。

以前も書いていたかもしれませんが、ここにある何十年も前の
紋図を触れるとその時製作した人の気持ちが伝わってきます。
『ここの色を大事にしてるんだぁ・・・』とか
『こんな糸の使い方があるのかぁ』などなど。。

そんな『昔の人の思い』を活かして製作するモノづくりは、
原本があるからといって、簡単には行きません。
というよりも、反対に難しいときの方が多いです。

気持ちを汲めるだけとことん汲んで、可能な限り自分の色も出す。
というのが理想だと思います。
もしかして、家のリフォームに近いのかもしれませんね。

こんな仕事を最近してましたが、、
まさに上にような気持ちで関わっていました。

柄自体は数百年とある柄で、紋にしたのも相当昔です。

ですので、『となみ独自』とは言えませんが、
紋図をニラミながら、
この配色を大幅に手直ししました。

R0010162_2.jpg
いつも紹介している帯よりも、固い感じがすると思いますが、
どうでしょう?と皆さんに聞いて、評判をもらうのが、
これから、楽しみです。

こういうモノづくりで上手く言った時は、
『ショック』ではなくて、最高に嬉しい時です。


新しいバッグが出来上がってきたので、
ちょっとだけ紹介しておきます。
P1100048.jpg

洋が強いデザインのバッグです。
縫製の方の技術を見て、惚れ込んで製作を依頼しました。
(肩から下げられたりとありますが、それはまた)

今までとは少し違った風ですので、
これもまた評判を楽しみにしているところです。

今まで数回ふれていますが、、
帯地でのバッグ作りは『永遠のテーマ』になっています。

 →http://senpukuya5.seesaa.net/pages/

完成したと思って見せてみても、ある人は絶賛
ある人は、ここをもうちょっと。といった感じです。

帯作りと同じですが、これを追っかけて行くのも
やりがいがあります。

ちょっと気負って作っていたこともありましたが、
今は意見を聞いて、それをフィードバックして、
今までに無いところであれば、製作しようと思ってます。


そんなモノ作りの中、現在待機中なのは
気軽に持てるトートバッグです。
(形等企画、試作製作段階です。)

これは、A4サイズで立て掛けなくても、
立っていられるもの、という話でスタートしました。

グッとコスト的にも抑えて作ろう!というのも、
(もちろん、質は落としませんよ~。)
もう一つのテーマでしたので、その分変わったもの
一杯作りたいと思ってます。
(一人の人に一つ、二つ持ってもらいたい)。


今日はバッグ作りについて書いていたのですが、
書いている自分が、常に『帯作りもそうです。』という言葉を
一文書く度に書き足したくなるほど、帯も同じですね。

ですので、上の文章。
常に、帯作りもそうですよ~。


※今回から、文字の大きさをちょっと小さくしました。
バランス的にこの方が良いとのこと、ですが、ちょっと
様子を見させてください。

2010年1月23日

細かい満足。

あまり、最近『帯自体の話』に触れていなかったので
昨日上がってきた『総紗縫』について。。

ここ最近で、一番人気作の『総紗縫』。
おさらいとしてですが、
オールシーズンに結んでもらえます。

そこには、蛍、金魚、トンボ、など、
ちょっと季節が限定されるかな?
というものもあります。
(個人的には夏だけじゃ勿体ないと思っています。)

わざわざオールシーズンの帯で季節が
限定されそうなモノを作る人は、
多分社内で一人しかいませんが・・・
(こういうモノづくりは大好きです。)

その流れで製作したのが、
この『ヨット柄。』

確かに夏っぽいので、夏の柄?という方も
おられると思います。
(でも、勿体ないと思います。)
IMG_7070.jpg

ですが、今日の話はこのヨット浮かんでいる
海の部分の軌跡についてです。

それは、こういうことです。

帯を作っていて、
時々予期しないことがあります。
たぶんこれは、ベテランになっても一緒だと思いますが、
色や織の重なり合いで、突然『とてもいい感じ』になる
ことがあります。

上の軌跡のような、ほんのちょっとだけの時も
ありますし、気が付かないほど大きいこともあります。

変な言い方ですが、この軌跡を上手く育てて、
次のモノづくりに繋げるかが、
モノづくりにとても大事な所です。

上の柄は、軌跡のお陰で、ヨットが
本当に浮かんで揺られているように見えます。

そういえば、この帯の紋を作っていた時に、
じっと見ていた映画がこれでした。。

51Hx7ZKzdkL._SL500_AA240_.jpg


それが活きているかは、

ちょっと判断がし辛いのですが、

自分なりには・・・

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R0010168.jpg
(今、この柄がお気に入りです。)

ここ数日、
あまりしないモノづくりをしてます。

と言っても、全然変わったこともなくて、
ただ人のモノづくりを手伝っているだけなのですが、

ふと、『あれ、何年ぶり?』
と思うと、もう思い出せないほど昔から、
していないです。

多分、この日記を読んでもらっている皆さんなら、
気づかれていると思いますが、
基本的に自分の好きになったものか、
『これ!』と思ったモノしか、製作しません
(というよりもできません)。

ですので、
たまに珍しく『手伝おう!』と思っても、
手伝っているのか?、邪魔なのか?、
周りから見ても、分からないくらい、
口を出し過ぎになってしまいます。
(反省はしているんですが・・・)

自分でもイヤなので、人が紋図見たり、
図案の側にいる時は近寄らないようにしています。

ちなみに、好きなモノ、良いと思ったモノだけを
製作するというのは、『モノづくり』を
職業にしている人にとって、当たり前?
思われるかもしれませんが・・・
これが意外と少ないものです。

例えば、
売れ筋を狙う、シリーズに乗かってみる等々、
自分の感性と離れたモノづくりも多いように思います。
(どの業界でも同じですかね?)

自分でも作ってて、
『どっかで見たことあるなぁー。』

ということも、全くないことは無いんですが、
『これ、似た柄を見たことある』とか、
もし言われたら、相当ショックです。

上のようなことがない、モノづくりをするために、
毎日、自分の感性の幅を広げようとしてます。

そのために、
同じことをしない、人と違う視点でモノを見て、
モノを考える等、あると思いますが、
まずは色んな視点を増やすようにしてます。

以前、このことを新入社員にも言うと、
帯を床に頭が付くくらい下から、見て唸ってました。
(一番上の写真のように見えると思います。)

これも何か新しいものが、出てくるかもしれませんね。。
試してみようかなぁ~。

今日は自分の誕生日でした。
歳を経るたびに、気が付くのが
遅れてしまいますね。

周りに言われて、
『そうそう、そうなんですよ~。』と
言いますが、覚えてもらっているので、
とても嬉しいです。

ちなみに、となみ織物では、
社内スタッフには誕生日にケーキが
もらえます。

数種類から選べて、今年選んだのは。。
チーズケーキ。

IMG_7059.jpg

誕生日っぽい、帯は?
と考えてみたのですが、
誕生日=ケーキ、ローソク、プレゼントくらい
しか思い浮かびません・・・。
(なので、もらったケーキの写真にしておきます。)

この日にできたのが、この前も書いていた
『不思議の国のアリス』っぽい帯の草案が
できました。

一度、原型が出来てしまうと、派生で次の柄、
また次の柄と様々形になっていきます。
その流れに乗っている時に、ドンドンまずは形に
していたいと思います。


2010年1月20日

アイモン?

昨日は東京に朝から晩までいました。

目的は、会社的なものとは違い、
初めてお披露目の帯の評判を聞くというものです。

私的に最重要だったのは、このシリーズ。
 『imon』
  →http://senpukuya5.seesaa.net/pages/user/search/?keyword=imon

 試し結びは、ここ最近最高の頻度でしています。
  →http://senpukuya5.seesaa.net/article/134420598.html

その昨日ですが、
最人気作は、この柄でした。

IMGP2571.jpg
『千鳥に琳派の波柄』

このシリーズの用途は、総紗縫と同じく、
オールシーズン着用を考え、組織を作ったものです。

用途が同じと言っても、総紗縫とは、表現方法が異なるので、
完成時『帯』として見た印象も大きく変わって見えます。

写真言うと分かりやすいのが、千鳥の微妙なボカシです。
ホワっとした優しい感じは、個人的に大好きな表現です。
(紗ではちょっと難しい出し方)

ただ、紋を作るのが難しい組織ですので、
柄数はなかなか増えません。
昨日ちょっとだけ自信をもらえましたので、
今は頑張って柄を考えて、製作していくだけです。

まだ、実験段階ですが、紗と組合わせても、
バリエーション自体が増えるので、
もう少しその辺りを進めて行っても面白いですね~。


シリーズ名は、『imon』 といって、『celtic』 『nord』と
同じく横文字ですが、呼び名がみんな、バラバラです。

最初は、『イモン』と普通読んでいたのですが、
社内では『アイモン』と、iphoneと同じ感覚で、
呼ぶ人もいます。

この帯の名前だけは、
『どっちでも定着した方でいいのかなぁ』と、
かなり作者にしては無責任な発言だと思いますが、
とてもPOP な柄もありますので、周りの流れに任せています。

まずは昨日、評判が良かったので、一安心。。。

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ここ最近のところ、色んなキッカケから北欧柄資料に触れることが多く、

(注、nordになりました。)

『製作する段階の前に作るモノ』は、 思いっきり影響を受けてます。 

 

これは図案よりも前のイメージ段階なので、

名前が付いてない工程ですが、とてもとても大事です。

アイディアを温めるというか、膨らませるというような工程です。

 

下書きよりは、ちょっと色の入ったもの、わりと具体的なものですが、

帯になる確率は、 相当低いものです。

 

だいたい、『それの』1割くらいを図案にして、 その3割くらいが紋図になって、

その9割くらいが帯になる。 そんな低さです。

(感覚でいうと、5%未満です。)

 

今、そんな段階で一番有力なのは、上にも書いていた北欧系で、

なんとなく 『不思議の国のアリス』っぽいものです。

(ボワ〜、という曖昧な段階。)

 

最近は『これを作ろう!』で帯作りというよりも、

夢を見ている中から、選んでいくような感覚で製作しています。 

 

そんなモノづくりが良いのか悪いのか、 わかりませんが、

最終、形になったものも『最近』の帯と『以前』ものとは、

大きな違いが出てます。

 

これが成長か、ただの気の迷いなのか?分かりませんが。。。

 

もう少しで皆さんからの評判が入ってくる時期なので、楽しみにしています。

失敗だったら、また1から積み上げていきます! 

 

今は、そんな感覚を残したまま、(引きずったまま?)着物を着ていますので、

ちょっとずつ『着ているもの』や『付けている小物』も変化しているようです。 

 

例えば、明日は東京出張ですので、

『なにかちょっと小物を変えよかな?』 と思い、

羽織紐の探してたところ・・・

 

IMG_7025_2.jpg

 

『これ!』と手に取ると、 今まで見向きもしなかった感じでした。

(いつもよりも普通っぽいです)

 

コーディネートは、選ぶ物自体がいつもと違うので、

明日コーディネートがとても楽しみです。

 

 

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久しぶりに、
芦屋へ行ってきました。

特に何かするというよりは、
気楽に着物を着て、お食事をしてきました。
(7人で、皆さん着物姿カッコ良かったです。)

最近は着物が仕事着になっていたので、
たまには、こういうのでゆったりというのも
なかなかの贅沢ですね。
IMG_7011.jpg
こんな面が飾ってある、お店です。
(この写真気に入ってます。)

ちなみ、和食なんですが、
個人的に、一番嬉しかったのが、
この『おこげ』
IMG_7009.jpg


土鍋ご飯だったのですが、
相当久しぶりに『おこげ』を見て、
なぜか嬉しくなりました。。

と、この日のことを考えていて、
思い出したのが、今進めている着物製作です。

『真綿紬の白生地』
IMG_5008.jpg


『玉繭』という、繭を引いた糸を
経糸と緯糸に使っています。

※玉繭というのは、普通お蚕さん一匹で作る繭を
二匹で作った繭のことです。
複雑に絡まった糸をほぐしながら、糸を紡ぎます。

いっぱい空気を含んでいるため、フワッとしたした、
何とも言えない風合いが特徴です。

こればかりは触ってもらわないと、
何とも言えないですが・・・。

そして、それに色を入れていきます。
画像 032_2.jpg

ちなみに、この後に、
さらに上から色を入れていくので、
奥深い色目に落ち着きが出てきます。

この着物、ただ今製作中のシーンですが、
すでに着られています。

皆さんもどこかで、見られたこと、
あると思いますよ~。

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2010年1月15日

温めたもの。

京都の空は早朝から、
寒空です。
IMG_7002.jpg
と、いつでもどこでも気候の話ですので、
今日もまた天気の話から入ります。

社内では、昨日と同じような話を、
(暖色系の配色を)繰り返していますが、
ここでは別の話です。


きものを着ようとすると、着物と帯、
帯締め帯揚げなどの小物、

それに、中に着る肌襦袢の他に、
長襦袢』があります。

今では、一部を除いて、
ほとんど生地は海外もので低価格のモノが主流です。
生産も大きいロットで発注を掛けて、染めも大量

ですので、もし作ろうとしても、
なかなか満足が出来るものがなく、
『う~ん』という状況でした。

そんな中、あるキッカケがあって、
温めていたものを作れそうな状況ができてきました。

それで今現在は、
南蛮七宝』柄でもう一度検討しています。
R0010150.jpg
 ↑参考の帯

以前、ほんの僅かですが、織で製作した所、
IMGP1385.JPG
とても好評でした。
今度は、染めで袷用を製作したいと思います。

類似で南蛮七宝柄の襦袢があるそうですが、
それはそれとして、生地と色目をキッチリとこだわり、
うちはうちらしく、唐長さんの柄を大事に
モノづくりをしたいと思います。

この『南蛮七宝』柄は相変わらず、
数を製作するのは難しいので、
見てもらえる場所、機会は少ないですが、
拘りたいと思います。

それに加え、今年は少しでも見てもらえる
機会を増やして行きたいですね。


風邪を引きましたので、
今日はまわりから人が逃げていく状況で、
書いています。
久しぶりに、しんどい風邪です。。

皆さん気をつけてください~。

2010年1月14日

『寒い話』

相当寒い京都ですので、
車の中は冷蔵庫です。。
IMG_5061.jpg
朝は建物が暖まるまで凍えています。。

そんな時にする配色というと、
結構な割合で暖色系に行ってしまいがちです。

気持ち的に暖色系の糸を持っているだけで、
暖かくなった気がするからかもです。
IMG_5062.jpg
そのままの流れで、今、手がけてしまうシリーズは
地理的に北部のものが多いです。
ノルドとか、ケルティックです。)

やはりその地方の人も、冷たい色や柄よりも、
暖かみの感じる柄や色を手にしたはず・・・
と勝手に想像して、配色してました。
(上の写真のような色目に上がります。)


小物で人気なのも、注文を頂いているのも、
日本中寒波のせいか、
毎日のように雪雨草履です。

雪降りなさそうな所からも・・・
問い合わせが多いです。
IMG_5058.jpg
 →雨雪専用の花緒も毎日減っていってます。

『寒い』話で、雪草履は昨日も書いていましたが、
京都の今日の職人さんとの日常の挨拶も
『めちゃ寒いなぁ~』『さむ、さむ~。』
から始まります(気温ですよ)。

三日間の北海道出張から帰ってきました。

以前はよく行っていたので、
寒さにも慣れていましたが、
やっぱり北海道。。。
寒いです。

零下になっていたようなので、
夜は地面がつるつるで、普通の草履では、
『もうコケてください』、という状態です。
IMG_5042.jpg
(凍結して、光ってます・・・)

何回か滑っていましたが、よく考えると、
今まで何回もそんな時があったのに、
そのとき自分がどうしていたのか・・・?
と覚えていないという困った感じです。

また雪の北海道へは行くと思うので、
草履職人さんに
『男物の雪草履』について聞いてみると、
ほとんど作っていないのでは?という返事を頂きました。

仙福屋』でも女性ものだけの製作ですので、
0661_01.jpg
やはり作りたくなってしまいますね。

今のところ、自分用には、
相当変わったものを今考えています。

後の問題は、
出来上がった頃に雪が残っているのか?
と、その頃に北海道に行けるのか?
ですね~。

そんなことを考えながら、
いきなり風邪を引いてしまいました。
気を使ってもらったのか向こうでは、
ずーっと鍋を食べていました。
IMG_5039.JPG

そのお陰で随分とマシになったのと、
(ありがとうございます)
朝から沢山の配色確認と紋図がありましたので、
風邪っぽさもどこかへ行ったようです。。。

うちのスタッフですが、
この着物サンタクロースみたいなのが、
結構ハマっていましたよ。。
IMG_5044.jpg


京都人としては、とても寒かったのですが、
話を聞いていると今年は、まだ暖かいということで、
それなら・・・

と、『雪の結晶柄』を掛けておきました。
IMG_5034.jpg

その日、この帯はとても評判が良かったですよ。


頂いた話、気が付いたことは
早速京都でモノづくりに、
活かして行きたいですね!

2010年1月 8日

今日一日。。。

今日は、
毎年一回行われる銀行の講演会を聴きに行き、

(安藤忠雄さんの話です)

つい先ほど、メルマガの細かい所の詰めが終わりました。
(今日はまだまだあります。)

安藤忠雄と言えば、淡路島に行ったり、
夢舞台本福寺
普段あまり行く機会の少ない大阪でも、
サントリーミュージアムに行ったりします。

自分の周りにも、
実はそうだった的な建物もあります。

建築に全然詳しくないので、何とも言えませんが、
休みの日に、じっと建物を見たり、
座ってボーッとしているのも、
良いリフレッシュにもなりますし、
何か作りたいという気持ちをもらっている
ような気がします。

今日は、話を聴き、笑い半分、
力をもらうのが半分と、とても良い刺激になりました
(また帰って著書を読みたいと思います。)。


自分で書いているものの話になりますが、
毎月一回、メルマガを書いています。
(最近は、月初の週末発行です。)

内容は、ブログのまとめ的なものと、
柄の説明又は、新作の発表的なモノをしています。

最初は、この日記と説明がどんな風に差別化しようか?
と思っていましたが、今はあまり気にせず
自然に分かれているような気もします。
どうでしょうね?

今回のメルマガ中にも書いていますが、
紹介しているのは、新作中の新作で、
今から、気を入れようとしているものです。

自分では、ほとんど触らずにいた、
織物なので、
経糸への気遣いや色の出方が新鮮なので、
とても楽しいです。

本人はこのような感じですが、
『この織物でのモノづくりが出来た』
というまで、あまりにも失敗はしました。

織物になっていない状態もありましたので、
周りにも心配されてましたが、
今では、その織物では見たことがない、
というよりも誰も作らなかったような
『帯』ができました(個性的ですが合います)。

できれば、実物に手を触れて見てもらいたいです。
まずは、メルマガで。。。
 ⇨http://www.kyo-tonami.com/FS-APL/FS-Form/form.cgi?Code=mailmaga

今年は、とにかくモノづくりにしても、
自分の動きにしても、
新しいことを作って行きたいです。

今日は
久しぶりの写真なしで、すみません。。。

2010年1月 7日

絹だらけ

新年早々に、新しい生地で織り上げた
コートを着て来てもらいました。

少し特殊な素材を織り込んだもので、
光沢があり、角度によって浮き沈みもします。

kimono.jpg

写真でも柄が出ている部分と、
袖の柄が相当違って見えるので、
それを感じてもらえると思います。

今年は、こういう柄の浮き沈みがあるものと、
スカーフの様にペタッとしたモノも製作中ですので、
頭を切り替えながらのモノづくりになりそうです。。。

もう一つ、ある小物屋さんに
お邪魔したときに見たモノ。
石けん.jpg

一瞬、鏡餅?と思ったのですが、
(正月イメージからそう見えました・・・)
よーく見ると『石けん』でした。

『絹』本体のフィブロインを使った
石けんらしいのですが、
ほかの絹石けんとは、また違うそうです。

『絹』という素材で、なぜ洗えるのか、
あまりよくわかりませんが(聞いてきます)、

以前まで絹というのは
用途が法律で決まっていて、
あまり糸以外に使えなかった素材だそうです。

帯だけでも山ほど、したいことがありますが、
この石けんも含めて、
『絹』は本当にすごい素材ですね。。。


この石けんは私もちょっと前、
まだ試験段階の時に使ってみましたが、
なかなか良い感じで、今の所、
継続して使っています。

着物や帯だけでなくて、財布とかの普段持つ小物、
今度は石けんまで『絹』なので、
どんどん周りが絹だらけになっていってます。

この石けんに関しては『仙福屋』で置けないか、
交渉中です。。


京都も寒いですが、日曜日から北海道に行くので、
今からちょっと怖いですね~。

『今年、最初の帯は・・・』ということで、
紹介したいモノがあります。

今年のテーマとして、
『今まであまり触って来なかった所に触れる』
ということを考えています。

漠然としたお題なので、色々とありますが、
一つが『九寸、なごや帯』作りです。

となみ織物的には袋帯が、もちろんこれからもメインです。
ただ、個人的に社内では現在ほとんど無くなってしまった、
『九寸』を少しずつ作っていきたいと思います。
(数的にも、そんな作りませんが・・・)

復活・復刻?の理由は幾つかありますが、
『様々な方向のファンが増やしたい』
というのが大きな理由です。

『袋帯しか結ばない、という人も
 なごや帯しか結ばない』

という人も少なからずいはりますし。。

後は、モノづくり面の大きな理由として、
柄で相当遊べそう、という点も、あります。

例えば、
『100人中1人しか、気に入らない柄』とか、
『全然、幅広く使えない格の柄』など、
もし製作して出来た時、とても怖いですが、
興味もあります。

そういう柄を、恐る恐る作っているのを、
ちょっと想像するだけで、楽しそうです。
(その代わりに、100人中の1人を探せるように、
 しないとダメですね)

当然、結び易さを知ってもらって、
袋帯等にも興味をもってもらいたいので、
糸などの素材面は変えず、
紋や図案などで工夫をしていきたいと思います。

考えているのは、
①今までの図案や紋をリメイクして、
 作るモノと、
R0010095.JPG

②とにかくシンプルな図案を描いて、
 製作。そのように思っています。
R0010096.JPG

とにかく、両方とも頭がクタクタになるまで、
組織の組み換えや配色、紋を考えて考えて
製作しています。


そんなこんなしているのと、
昨日一日、挨拶回り・新年会等々で、
バタバタしているうちに、
『正月ボケ』は治ったようです。

やっと、今年もよろしくお願いします。
と真剣に言えそうです。。

今日から、会社的には新しい年が始まりました。

毎年恒例の新年の挨拶回りで、
今日は午前中までです。

今年のお正月休みは、例年と比べ、
とても・かなり・相当ゆっくりとできましたので、
まだまだ『正月ボケ』になっています。

大体3日間の行動が、
数か所初詣へ行って
(今年は下賀茂神社が中心)、
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おみくじを引く。

『大吉』ではなく、『平』。。
内容は結構ひどいです。
(例えば、『うせもの』⇒『でない』など・・・)

この日を底にして、少しずつ上昇と思っています。

その他は、
お酒を飲んで、食べて・・・。また食べてと・・・
そして寝る。
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一年でなかなかできないので、
これで、今年の鋭気が養われはず?

明日から、ボケは取って、
また一年張り切ってやっていきたいと思います。


それと
久しぶりに映画館で見た『アバター』。
かなり入ってしまいました。。

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3D映画なので、ゴーグルみたいなのを
かけますが、それを掛けているのを
忘れるほど見入ってしまいます。

映画館で見て良かったと思った映画です。。
是非是非・・・

話は戻って、本社の1Fは正月モードです。。
(明日は皆さん挨拶に来られます。)
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藤三郎


社内はこれがあると、お正月気分です。

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お正月から、西陣を歩いてます。 普段通らない所で、『西陣』らしい町並みもなかなかです。