五代目日記⇒ 2008年10月

2008年10月30日

京都の朝です。

今日朝、会社へ出てくる途中、
少々寒かったのですが、

空気が澄んでいたので、写真を撮ってみました。


ただ、見上げて撮った写真と
IMGP1416.JPG
秋らしい・・・

そのまま、後ろを向いて、
堀川通りのイチョウ並木を撮った写真です。

秋には、これが全部、金色になっていきます。
IMGP1413.JPG

まだ掛かりそうですが、空気が秋らしくなってきて、
着物を着るのに、とても良い気候になっています。

込む前に、是非着物で京都へ!

と思いましたので、今日は書いてみました。。。

良い空気を吸うと、今日もがんばるぞ~、
という気分になりますね。

2008年10月29日

そうそう。。

そうそう、書こう書こう、と思いながら、
書いていなかった。

この記事の答えは、
 ⇒http://senpukuya5.seesaa.net/article/108697479.html

『草履キーパー』です。

花緒と台の所に挟んで、花緒の形を整える。
そんなアイテムです。

あまり深く気にせず、保管される時に、
挟んでおくだけでも、お洒落ですよ。。。
(まだ、完成していないので、エラそうなことは言えませんが・・・)

俵型なのは、まずは見本で基本形を・・・、
と思ったところ、こうなりました。

次は、ハート形かな?

この俵型の草履キーパーの話は、

ガマ口プレゼントのご応募して下さった方から、
『答えは・・?』との質問を何通か頂き、

『そういえば書いていない・・・』と気づきました。

書きっぱなしの記事は、ダメですね。
と反省しています。。

ガマ口は、当選者の方にはキッチリ送りますので、
ご安心を!

さらに、ご応募の締め切りも書いていないのですが、
今月いっぱいで、と考えています。

今のところ、思っているよりも数多く、
ご応募頂いて驚きです。。

ありがとうございます<m(__)m>


南蛮七宝の襦袢を以前作りました。
(こちらは、白地バージョン)

 白地バージョン

  http://senpukuya5.seesaa.net/article/106055938.html

今度は色を入れたモノを作ってみました。

織りを地の部分と柄の部分で、変化を付けています。
メッシュ状に見えます

夏・単衣は、もちろん、
南蛮七宝 襦袢
袖を無双に仕立てられるだけの尺で織り上げましたので、
袷の時期もOKです!

IMGP1383.JPG
淡い薄地を中心に、製作しています。

唐長さんに版木として長く伝わり、淘汰の中を
残ってきた柄ですので、

何にでも合わせられるような徹底的にシンプルな柄です。

白地のものを私用に仕立てようと、思っています。

少しずつ揃ってきましたので、
一度勢ぞろいして見てもらいたいですね~。


南蛮七宝の星にも花にも見える不思議な柄は、
いつ見ても惚れ惚れします。

うちのスタッフから、
こんな小物を帯地で作ってみていいですか?と言われ、

『良いよ~』

と答えたことがありました。

それから、しばらく経って、
忘れていたのですが、

つい最近、

『出来ましたよ~』と、

言われ、見ると・・・

ガマ口です。
しかも、自分で製作したようです。

以前、『ガマ口』はメルマガでのプレゼントで、
製作したこともありましたが、

それは職人さんに作ってもらいました。

ガマ口
ここと、ここと、ここに苦労しました!

と言われながら、

見せてもらっていましたが、
このガマ口になった生地(帯地)を見ていると、

帯地の可能性を感じますね~。

風合いといい、発色といい、手触りと言い、
素直に面白いです。

『綿』や『革』、『化繊』など、とはまた違った、
独特のモノがありますね。

以前のプレゼントの時に、ガマ口は人気があったので、
もう一回プレゼントを行います。

当選された方、ご感想楽しみにしています。
 

もし、『ガマ口(もちろん、職人さん版)』プレゼント希望の方は、
 ⇒mailto: senpukuya5@kyo-tonami.com  まで~。

数には、限りがありますので、抽選になるかもしれませんが、
(柄等はお任せで、お願いします!)

沢山のメールお待ちしています!!

 ※当選者への発表を持ってかえさせて頂きます。

今日は、風邪を引いて、夕方からダウンです。

それまでは、調子良くバタバタと動いていました。
(今は酸欠かもしれませんね?)

今、ちょっとしたものを製作しています。
無くても困らないですが、あったら便利なものです。
花緒留みたいなものですね。。)

↓これです。
俵型

俵型、みたいな・・・

紬の帯地を使ったものですが、
中には、真綿が詰まって、

パンパンです。

さて、何に使うものでしょう?


今日は早く寝ます。。

午前中から、小物屋さんと
雨草履の打ち合わせをしていました。

雨草履
『仙福屋の雨草履』

世間に、あまり無いのかな?

雨草履
の評判は、とても良く新しい柄も見たいと
言われます。

通常の草履にカバーを付けるのではなく、
完璧に雨『専用』の草履ですので、

雨ぐらいの水分に対しては、完璧な防水仕様です。

裏のゴムもそうですし、カバーも固定式、
花緒にはコーティングをしています。

一番手間がかかるのが、その中でも、
帯のコーティングで、少し特殊な技術が必要で、

職人さんは非常にすくないです。
(今お願いしているところは、廃業されました・・・)

もう数柄増やしたいとは、思っているのですが、
思うようにいきませんで、どうするか?

評判が良いものほど、こんな風なので、
困るのは少なくないですが・・・

解決策が出てきた所
で、

新しく製作している小物を見て、
(これは近々発表します)

それについてで盛り上がっていたら、
いつの間にか、お昼になっていました。

昼御飯を一緒に食べに行き、
行った四人勢いで同じものを頼むと、
081025_1208~0001.jpg
大盛り~。という感じです。

男四人でこの写真を撮ってるのは・・・

少し異様な光景だったかもしれませんが、
モノづくりのいい話もできましたので、

良いですよね。。。

『夢でみた』柄を帯にしてみました。

覚えていて印象に残っているものは、
二つあります(両方とも千鳥です)。
IMGP1379.JPG

そのうちの一つです。

こんな映像です。

『モノ凄く大きく、カラフルな縞柄の千鳥が、
無人島(典型的な小島)をテクテクと歩いています。

そしてある時、大きな千鳥が飛びたとう!とした時に、
失敗して、木にぶつかってしまいます。

その時、大きくてカラフルな千鳥が、爆発して、
そこら中、
空も地面もいっぱい、小さい千鳥だらけになって、

グルグル回りながら、遊びながら飛びまわる。。。

しばらくした後は、どこかに飛んでいく・・・』

そんな千鳥の夢を見ました。

そして、帯にしてみました。
 ⇒以前紹介した時は、夢と配色が合うか悩んでいました。
  (とてもとても難しい!)

黒バージョンと一緒に、まずは一本完成しましたので、
ホッとしています。

不思議なもので、千鳥がカラフルなのを覚えてはいますが、
背景が夜(黒)だったのか、昼(白)だったのか?

さっぱり覚えていません。。。
(さすがは夢です。)

もう一つは、また近いうちに紹介します。

昨日は夕方から、帯締め組んでおられる方が
京都へ来られたので、お話をする機会がありました
(女性の方です。)

この茅ヶ崎へ行った時にお会いした方です。
 ⇒http://senpukuya5.seesaa.net/article/104276159.html

あまり機会もありませんので、
今現在の『となみ帯』を見てもらいながら、話をしていました。

様々な話をしている中で、
いかにこの技術を正常な形で残していくのか?
というテーマは出てきます。

帯を織る職人さんの間近の場所で、この職にある以上、
同じ問題点へ突き当ります。

一度無くなると、元に戻すのは難しいモノばかりですので、
少しでも多くの良いモノが残るように、

モノづくりを行っていきたい、と強く思います。

普段もいつも片隅で思っているはずなのですが、
このようなキッカケで、思い出すように、なるのが反省です。

『仙福屋』で依頼している帯締めがあり、
途中までの組見本を見せて頂きましたが、

苦心されているのが、見るだけでジーンと
伝わってきます(色々な新しいことが入ってます)。

完成する前に、絶対良いモノができる、と
確信できました。

多分、一生もののものに、なりますよ。。

黒の上に乗せると、ポツンと夜空に光る月のように・・・

とても綺麗です。

先日製作した、硝子の帯留とは、
異なる無機質な感じを受けますが、

スッキリとしたカッコ良さがあります。
向こうむき兎
硝子とは、対極という感じです。


メタルの上からロジウムで加工していますので、
光も不自然でなく、奥深い色目のモノです。
IMGP1382.JPG
裏も、しっかりと帯締めを受けてくれます。

今のところ、
販売は未定なのですが似合う三分紐と

コーディネートして並べたいなぁ~

と思っています。

以前も紹介しました、革の風呂敷です。

革の風呂敷ですので、中に何が入っているのか?
というと・・・
f1-3.JPG
(ちょっとお洒落な感じです。)

風呂敷にも見えず、革にも見えない状態です。
f1-2.JPG
広げる素材感を感じ、
『革』というのがわかります。

f1-1.JPG
クルクル。回していくと。

IMGP1368.JPG
少し何か見えてきました。

広げて見ると・・・

中身は、紋図でした。
IMGP1368.JPG
『鯉図』

まだ、マス目の上に乗っているだけですが、
十分迫力は伝わってきます。

伊藤若冲の墨濃淡だけで描かれた、
微妙な表現を織りへ、再現+再構築していく

作業が今から始まります。
(ここまで来ると、時間的にはそう掛かりませんが、
頭をフル回転する作業です。)

この柄は、『若冲の間』に加わりますが、
何か一つ、遊び(崩し)を作りたいですね。。。


先日、
上がってきた若冲をモチーフにした着物です。

若冲の図柄の中でも、印象的な葡萄唐草です。

直接目では見えない部分ですが、

最大の特徴は、
すべて手で描かれているところです。
(型を使うのでなく)

若冲葡萄1
視点を引いて全体を見渡すと、

一つ一つの葉に
生きているような躍動感を感じます。

蔓も筆記体で描かれたように、流れのある
柔らかな線です。

この着物の持つ独特の雰囲気は、

若冲の構図力と、

唐草の蔓など、
先端まで描かれた細部への拘りによるものだ
と感じていますが、
若冲葡萄2
手を通されて、

この着物を着られた時に、着られる方との
相乗効果でどんな雰囲気が生まれるのか・・・

それも、とても楽しみなモノの一つです。

着物としての図案は当然ありますが、
同じ職人による同じ素材でも、

全く同じものはできない
 =一つの『作品』としても、完成度の高い着物です。

『間』の一つが少し埋まりました。

昨晩に、水戸→新潟へと移動してきました。
明日昼くらいまでは新潟にいます。

昨晩は、PCに入った図案を見ながら、
『たまには、こんな時間もいいなぁ』

と思いながら、いつの間にか寝ていました。

昨日からの着物は、今年初めて手を通します。

何枚めかは、わかりませんが新しい着物は、
いつも、ドキドキしながらです。

以前にも紹介していた、この着物です。
(7月に)

081019_1518~0002.jpg
(自分で撮ったので、写真が曲がってます・・・。)

いい評判を頂いたので、
その意味だけでも作ってよかった~。

と今は満足しています。。。


2008年10月17日

革革。。

先日『私物』で、頼んだものが、出来上がり
届きました。

『仙福屋』にも、置いてみたいと思うような
風呂敷です。

『革』の風呂敷なのですが、
IMGP1357.JPG
普通の革とは異なり、
表面に少し凸凹が付いています。

そのために、一手間掛けて、
革に型押しをしています。

そして、さらに限界まで皮が漉いてあり、
持っていても、革?

という感じです。

色目も考えて、2色の革をつないで
コーディネートしてあります。

反物を包んでみても、違和感なく、良い感じ・・・
というのが漂ってきて、周りに見せたくなってきます。

IMGP1359.JPG

普通の革風呂敷もありますが(それも珍しいですが・・・)、

そこで止まらず、さらに良いモノを作りたい
という想いはいつでも勉強になります。。


2008年10月15日

天才?

以前、
ミニ帯留(『瑞玉』兎バージョン)をここで紹介していました。

http://senpukuya5.seesaa.net/article/107309059.html

そのニューバージョンが、
つい1時間前に完成しました!

出来は、かなりいい感じです・・・

 向こうむき兎 唐長

以前も書きましたが、

この方の技は、天才です。
(女性です。)

当然すべて、手作業で一つずつ兎の形を作り、
耳も付け・・・(全くの硝子だけの状態から・・・)

と、惚れ惚れします。

今のところ、非売品なのですが、
人気が出そうです。

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2008年10月15日

無事アップ!

SHOPの引っ越しですが、
無事完了しました!

 ⇒http://www.senpukuya.jp/


一度、是非遊びに来てください

デザイン面を含めて、見やすく、使いやすく。
改善されていると思います

新作のショールもアップしています。

まだまだ、やりたい事の何%ですが、
少しずつ実現していきますので、

今後ともどうぞよろしくお願いします。

2008年10月15日

おそらく夕方・・・

お店をリニューアルするということで、
いつもよりも、長くPCに向かっていました。

朝から、目がチカチカしていますが、
良い感じになったと思います。

細かい調整を含めて、
昼過ぎ~夕方には、アップできそうです。

メルマガ通知も今日行うということなので、
お楽しみに~!

今回は、ぷれぜんとは、

和紙『帯』です!

2008年10月14日

続・続縞々

最近の縞作りも、ようやく形になってきました。

少し以前に上がってきた『縞々(縞+瓢箪)』。
縞 瓢箪
経糸を縞に染め上げて、
その上に柄を織り込んでいます。

シンプルですが、普通の帯よりも一手間、
加えた帯ですので、味わい深い発色がよい感じです。

柄が消えてますが、右の方の黒地は、瓢箪が縞を
消している
ように見える所も、また奥行きを感じます。


そして、
上がってきたばかりの、『縞々(縞+蝶々)』
縞 蝶
縞の上を蝶々が飛んでいるようにも見える、
意匠です。

無地ではなく、縞を置くと、蝶々が楽しそうに、
見えるのが、とても不思議です。

色目は、紫に紺を混ぜた色で、ちょっと珍しい色目
ですが、着物との親和性も高いので、

人気作になりそうな感じがします。


と・・・
『縞々』の紹介でしたが、

縞というシンプルなモノを置くだけで、
柄の表情が変わるので、

今は、そういう不思議さを感じながら
モノづくりできています。

2008年10月13日

半日散歩。

半日、静かな場所へ行くために、
散歩をしていました。

煮詰まると、一番解消できる方法です。

散歩

京都に住んでいて
京都らしいところというと、変ですが・・・

少し、山の中です。

思ってもみませんでしたが、
少し色づいています。
紅葉

アップにすると、先っぽが真っ赤です。
紅葉2

毎年、
一回は京都で紅葉を見たいと思っていますが、

早めに、しかも思わず見れて、
とてもリフレッシュになりました。

カメ

池を見ると、亀が・・・

そういえば、若冲の亀柄、いい上がりだったなぁ。。
と思いながら・・・

2008年10月12日

溜まった・・・

休みの期間を利用して、
HPの見直しをしていました。
(週明けすぐに引っ越し作業ですので)

他にも、溜まっている仕事を・・・

いつも、大体溜まる仕事というのは、
事務仕事
なので、

嫌いではないのですが、
無意識的に避けているようです<m(__)m>。

そして、思い出しました。

先日、
バタバタしている最中に出来上がったモノを。。

そういえば、まだ見ていませんでしたので、
息抜きとして、箱を開けてみると、

息の抜けるモノが入っていました。

『仙福屋』
でも、人気の懐紙入れです。

(大きめサイズ)

懐紙入れ
上は、雪佳の『八つ橋』、下は、『百人一首』


この懐紙入れは両方とも、個性的で、
持ってみたいなぁ。

としばらく、眺めていると、

気分も晴れやかになりましたので、
今、この日記を書いています。

さて、仕事に戻ります~。

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久しぶりの素材の登場です。

ある日、社内を、歩き回っていると、
これから製作をしようとする帯の『素材』がありました。
(もちろん、一階は素材だらけです)

これと、
081009_0928~0002.jpg
⇒とても綺麗なブルー。

これ。
081009_0929~0001.jpg
⇒ただの金色ではない『箔』。

何度か登場している、
『引箔』というモノです。

和紙の上に、漆を塗って、その上に染料や金箔等を
のせて、柄を作りだします。

今回の素材は、2丁箔という織り方で使われるもので、
現在では、非常に稀なものになっています。

通常、一つの帯に一つの引箔を使います。
この二丁箔は、一つの帯に二つの引箔使うという、
たださえ大変な引箔の技法をダブルで使う
大変手間のかかるものです。

当然、その分上がりは言うまでもありません。

帯としての表現力が格段に上がるので、
デザインする人間のイメージによって、
今まで見たことのないような素晴らしい
仕上がりになります。

いずれ発表したいと思いますが、
この帯を作っているのが、部長なので、
楽しみに遠くの方からモノづくりを眺めています。

間違いなく、
面白そうなモノが出来ますね。。。

2008年10月 9日

続・若冲+・・・

ただ今、配色が終了して、
今から試験織りとなります。

プラチナの箔を使って織ったモノです。

今までのプラチナもそうですが、
帯自体は、真白+プラチナ箔です。
プラチナ
そうすると、パッと見た目は、『白』です。
(この帯の呼び名も『白々(しろしろ)』)

ただ、同じ白を織るにも、杼を変えて、
様々な織り方で織っています。

ですので、『白一色』に見えても立体感があり、
迫力を持っています。

今回の若冲バージョンは、そこにもう少し、
杼を多く通すようにしています。

そうすることによって・・・

今までは難しく、行っていなかったことを、
していますので、

試験織りが待ち遠しいです。

本当に、今は若冲にベッタリです。

2008年10月 9日

若冲+・・・

若冲
 +
プラチナ

今日は、

昨日新幹線の中で書き留めていたノートから、
今使えそうなモノを、

形にする作業をしていました。
画像-0205.jpg
PCを目の前に、手書きはなんで?

とよく言われますが、落書きのようなメモの方が、
PCで打つよりも、不思議と中身があるように思います。

このブログは・・・?
中身があるのか・・・
(判断はお任せします<m(__)m>)


今・今の話ですが、
若冲の着物の下書きが上がってきました。

あまりにも綺麗で、後はどういう上りにするか、
という所です。
(下書きがこれほどだったので、着物になったら楽しみ・・・)

となみ織物としてではなく。
最近の個人的なモノづくりは、

若冲→南蛮七宝→若冲・・・

という繰り返しですので、

本棚、資料、画像等々の周りのモノがすべて、
この2色になっています。

頭の中をすべて『モノづくりの対象』にして、

可能な限り、

製作前の段階(図案・紋図・組織)に力を注いだら、

後は、もう祈るだけです。。。


現在、製作中の大作(これは若冲)がそんな心境です。

いつのまにか、話が大きくなっている『若冲の間』、
完成したら、しばらく燃え尽きそうですね。。。

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今日は、久々に東京へ出てきました。

朝出てきて、今は帰りの新幹線ですが、
とにかく元気をもらってきました。

今日は東京で、帯の話をしてきました。

京都西陣だけでなく、ほかの地域でも、
帯や着物の話になります。

帯作りに携わっていますので、当たり前のことと
思われるかもしれませんが

西陣中以外でも、となみ帯について、

しかも仕事として話ができるのは、
とても嬉しいことです。

それだけモノづくりも、しっかりしなくては、
と思いますし、他のプレッシャーもかかりますが、

毎日コツコツとモノづくりをキッチリとしていきたい
と思います(それしかすることはありません。)


何回も書いていることかもしれませんが、
いつも感謝でいっぱいです。


今は、新幹線の中で、今日上がってきた帯を
写真で見ながら、書いています。

.
白色に見えますが、
ほんの僅かに色をさしています。

そのつもりで配色したのですが、
車内ではアップにしてもわからないので、

明日社内で見るのを今からの楽しみに
しています!

2008年10月 6日

南蛮七宝+縞々

モノづくりしていて、いいなぁと思うモノがあります。

それは、予想超えたモノが出来たときです。


作っていて、大方のものは想像ができます。

この色をここに入れると、⇒こんな感じ

ここに金糸を通すと⇒こんな感じ

柄を沈ませると全体は⇒こんな感じ と・・・

特に『何が作りたいのか?』というのが、
ブレてしまうと、最後の最後まで苦労します。


今回は、『ブレるか?』というところと、『もしかして』
という狭間で織ってみた柄の組み合わせです。

『縞々』の経糸で、
『南蛮七宝』を織ってみました。

結果は・・・、
予想とは全く違った表情で上がってきました。

縞の部分に入った柄が、地紋と相まって、
面白い色になり、反転したところとのコントラストが

素晴らしく微妙な色になっています。

横に帯を置いて書いているのですが、
なかなか文章で表すのが難しいので、

やはり写真を載せておきます。
081006_1044~0001.jpg
光が射したような色目です。
.
こんな風に。


この一本は見本で織ったのものなので、
帯というよりは、小物作りへと、

回したいと思っています。

また『仙福屋』に載ると思いますので、
お楽しみに・・・(移転後に。)

男物も作りたいです・・・。

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つい先日、『なごや帯』を製作しました。

それが数本上がってきて、周りに見せると、
とても評判良く、人気です
(まだ出来たてなので、身内+αです)。

とにかく、シンプルに!というのテーマに、
配色等々していますので、

気軽に、着物を。

と思われた時には、ピッタリの帯です。


見本に結んでもらいました。
なごや帯
紬糸をふんだんに使っていますが、
出来る限り薄く、織りあげています。

透けるか透けないかという所まで

細い糸を織り込んでいますので、

袷から単衣まで使える、優れもの帯です。

縞や市松など、合わせ易い柄が数柄ありますので、
その柄が一番人気か?

また、社内で集計しようかな~、
という話をしています。


この帯を見ていても思いますが、
最近は自分のモノづくりが、シンプルになっています。
(引き算のモノづくり?)

良い傾向です。。


2008年10月 4日

今日も若冲と・・・

今日も若冲の紋を紋屋さんと製作しています。

写真は紋の製作途中です。
若冲

まだ、マス目に入れる前の段階です。
(パズルの半分だけ完成のようなモノ)

こんな段階でも本当は業秘密ですので、
本来は見せれないので、

少しカメラを引いて、撮っています。

『絵』から『織になる前』の、『気』を入れる瞬間です。
(『魂かも?』)

この作業段階で、
糸の通り方や地の組織が決まります。

上の柄が帯になった時は、
パッと見た目に色が少ないので、使う色糸は少ない。。

とはならず
、近い色目を複数使い、奥ゆきを感じるように、
してみました。

完成するまではもう少し掛かりますが、
自分の頭の中と、どれだけ誤差がないか、

とても楽しみです。

これもまた、若冲の間に入りますので・・・・

『モノづくりってどうやってするんですか?』

と聞かれた時にこたえる答え。 
    ↓
『最初は、自分の好きなモノか、
好きになれそうなものを作ったら?』

と言っています。


では
最初ではない、
今の
自分のモノづくりは、

『どうなのか?』

と考えると、
意外にハッキリしたモノがわかりません。


多分、

『作りたいモノ』か
『驚いてもらえるモノ』

を作っているのではないかと思います。

深く悩みそうなので、
今回はこの辺で止めておきます。

ただ、原点に戻って『ほしいもの』を作ってみました。

角帯3

角帯です。

今お気に入りなのが、

南蛮七宝の角帯と、

組紐の角帯

もう一つ、『なにかないかな?』
と探していました。


それで、製作したのが上の角帯です。


『製作しました』と固いモノではなく、
『作っちゃえ!』という気分で作りました。

個人的には、柄のムード等々大満足ですので、
時々は、勢いのモノづくりも必要だと、思います。

とは言っても、今からモノづくりをしよう!
という人に、

『モノづくりは、勢いです。。』

とは言えませんね~。

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2008年10月 2日

自分の好み。。

今日は、京都文化博物館へ。
 ⇒http://www.bunpaku.or.jp/index.html

尾形光琳を始めとする、
琳派をモチーフにした着物と帯の展覧会です。
京都文化博物館 琳派
『どれが良かったか?』
と言われると、難しいのですが、

全般的に興味を持って見ていました。
(とは、いっても閉館の15分前の駆け込みなのですが・・・)


昨日も書いていたのですが
今製作している若冲のシリーズを

ますます並べてみたくなりました。


一番印象に残っているのは、
草花柄の正統派と言えそうな訪問着です。

数多く、様々な人の作品を見ていると、
自分の好みが強く分かって、いい機会でした。。

若冲柄を製作していて、
袋帯になったものを見ていました

若冲
↑例えば・・・

少しずつ揃い、今では60柄前後だと思います。

『伊藤若冲の世界』というタイトルで、
一本一本の製作していることを考えると、

この柄数はとても嬉しいです。

まだまだ、製作したいモノは数多くありますので、
これからもコツコツ製作していきたいと思います。


『伊藤若冲の世界』の帯に関しては、大きく分けて、
2つのアプローチに分けられるか、と思います。

一つ目は、若冲の原画を忠実に、織へ。
と言っても、全くコピーではなく

絵として描かれたものを、織らしさを出しながら、
製作していきます。

これは、パッと見た目は、図柄が同じに見えても、
実は、帯としての要素を様々加えています。


二つ目は、若冲をモチーフに図柄を製作する。

これは上と反対で、若冲の図柄をとなみ織物として、

『くずす』過程が特徴です。

それでも、若冲だとわかる。
そこが一番の腕の見せ所です。

合わせて60柄~(正確には調べていませんので・・・)
です。


さらに、着物も製作しているものがあります。
第一期としては、

若冲3.jpg若冲2.jpg
 ↑ この雄鶏図・柄

等があります。

今は、二期目の着物製作です。

手間と時間を掛けている訪問着が一枚。
(とにかく大作です。)

シックな訪問着一枚。

お洒落物が4枚と。。。

さらに、まだ下書きの所で止まっている物が
数枚。

と、一同に揃えれば、それだけで、
『若冲の間』ができそうな・・・

揃った時に、一度会社でしてみたいと思います。

あたり一面若冲。

そうすると、
また何かアイディアが浮かぶかもしれませんね。