五代目日記⇒ 2008年5月

2008年5月31日

涼しげな新潟。

新潟に着て、早くも三日目です。

いつの間にか、5月も最終日で
明日から、単衣ですね。


私は京都にいる時よりも、動くこともあって、
一足早く、単衣を着ています。

この袷⇔単衣、単衣⇔夏物

の時期は、とても嬉しいです。
(何ででしょうね?)


単衣は、裏を付けない=生地が薄いだけあって、
自然を直接に感じられます


さらに新潟は、風がある街なので
着物の中を風が通り抜けていきます。。


とても快適です。


そんな新潟に持ってきたもので、
今の時期に良さそうなものを紹介しておきます。


柄は、撫子の入った、草花文様です。
080531_1000~0001.jpg


これは、お襦袢の生地ですが、
襦袢用の機で織ったのではなく、

御召の機で織り上げたものです。
080531_1000~0002.jpg

生地がしっかりとして、
サラッとした生地です。

今からの季節、使い勝手が良さそうです。

そんな単衣の時期からの、お襦袢でした。


新潟では、

美味しいものを食べすぎて、
男物は、腹で着るを実践してしまいそうです。

今日が最終の夜ですので、
少しだけ気をつけます。。。

2008年5月29日

波の間を飛ぶ千鳥

美しい着物08’夏にも、

載せていた『総紗縫』中の、

『千鳥に青海波』

千鳥 青海波 横段
個人的に自信作です。

千鳥がちょこちょこと、海の上を飛んでいる。
そんな図です。


最初は、この『青海波』、
ベタっと織りあげていたのですが、

そうすると、この千鳥が
海に飲み込まれています。

それで、波に負けずに、
千鳥を大きくすると、

予想が付きますが・・・
飛べそうにない、千鳥になってしまいました。


そこで、というか(これしかない・・・)、
波の織り上げ方を小波に見える
 
ように、一越織っては、空けて、
一越織っては、空けてと、

少し、柔らかくしています。

波 アップ 千鳥 チドリ
どうですか?

上手に、青い海を飛んでいる、
千鳥になったように思います。


さらに、空が晴れて、太陽の光が、
波に照って、色が変わったようにと、

横段を入れています。


さらに、千鳥は、
夜も飛べるように

と思って、
ひと工夫付け加えてあります。

それは、実物を見てもらいたい。。
と思っています。


この帯を見ながら、
『そうそう、この帯は・・・』

と思い出していたことでした。

タグ:

2008年5月28日

名古屋

080528_1041~0002.jpg080528_1649~0001-0001.jpg今日は名古屋へ来ています。

車に帯を載せての移動です。そして帰り道の車の中で携帯で打っています。

明日から、6月1日まで新潟へ行ってきます!

写真は移動中と紗の帯をほぼ一通り並べた所です。

帰って着た頃には、モノづくりへの悩みが解消されることを祈って。。

時期も時期なので、
単衣の着物を引っ張り出してきました。

この前の続き、2枚目の単衣です。
久しぶりに、自分の持ち物紹介です。


080527_1742~0001.jpg
まずは、きもの:江戸小紋です。

柄は、
雪輪が連なり、内部には角通しや、
鮫、行儀などが入ったものです。

色は、渋茶と黒を混ぜたような色目です。
単衣に仕立てあります。

080527_1741~0001.jpg
これは、絽の長襦袢です。

かなり着ているので、ボロボロなのですが
色目がお気に入りですので、直しています。


080527_1742~0002.jpg
そして、組紐を繋いだ、角帯です。

総紗縫の角帯も、結びたいので、

今年、上の帯は出番が少ないかもしれません。

これも、長年結んでいるので、
ほつれを直してあります。


こう並べてみると、自分の好みがわかるのと、
次に何が加わるのかが、楽しみになってきます。


基本的に、お気に入りの着物を着ますが、
この単衣の時期が終わり、そのまま9月になった時、

どうなっているでしょうね?


皆さんも、着物並べて、
写真を残しておいても面白いかも知れません。


タグ:

2008年5月26日

金の色、銀の色。

この写真は、

雪柄 結晶 袋帯 配色

雪の結晶の柄を並べて、
配色を考えている所です。


ある意見は、

『遠くから見ると、左で、近くから見ると、右』

『帯を陳列すると、左で、結ぶと、右』

『今の時期は、右で、秋は、左』

と、だんだん聞いているうちに、
分らなくなってしまいそうです。

アップにすると・・・

金色 温かみ
左の帯

⇒金色の箔を使っているので、温かみがあります。

銀色 シャープさ
右の帯

⇒銀色の箔を使っているので、シャープな感じがします。


『金の斧と銀の斧』
で迷っているみたいで、
実は、どっちもダメだったら困りますが・・・


個人的には、銀のシャープさを取りますが、
どっちが良い悪いではなく、完全に好みの世界ですね。。


着物の反物に合わせてみると、
どちらも、うまく収まって、とてもお洒落でした。。


2008年5月24日

配色変え

今日は悩みました・・・


配色変え。


図案の書庫(倉庫?)で、

はるか昔の図案を少し、見ていて、

『一体いつの図案?』というモノに、

突き当ることがあります。


それは、

①あまりにも、昔すぎて、古文書状態。

②柄が、未来志向

③原色系の振袖図案

と、意味はいくつもありますが、

見て思っていました。


その中から、

自分の好みにハマりそうなものを

織る織らないは別に、

配色を考えていました。


もちろん、

図案通りでもいいのですが、

色目を変えて見ると、

自分色が出せることがあります。


時々、

『どうやって、色って決めてはるんですか?』

と聞かれることがあります。



私的には、

何色か見ていて、

パッと

その時に光輝いてるモノ、です。


と言いたいのですが、

実は、相当悩みます。

今日も、書庫で・・・

(ここから先、座って、一人でアタマ内の話)

一度はこれと、

決めてから、やっぱり気分は、

夏なので、こっち。

 (時間が立ち過ぎると、)

こっち、こっち、こっち。

と、頭の中で鳴ってます。


ですので、基準という便利なものは、

私の場合は無いようです。。。


そんな昔の図案との対話を終えて、

今これを書いています。


たまに、こういう内容の時は、

モノづくりが迷っている時ですね。。。。

ただいま、人気沸騰中

こんな表現、和の業界で使うとは、
思っていませんでした。

総紗縫 日傘 烏瓜 大場松魚

総紗縫の日傘がいいあんばいです。
(あんばいを漢字で書くと、塩梅、知らなかった。。)


美しいキモノでも紹介されたこともあってか、
最近は特に注目度高!。
竹久夢二 鳩羽色
本当に、ありがとうございます<m(__)m>


ちなみに、製作を依頼してから、完成まで
約一か月かかります
(皆さんのご要望に、全然追いついていません)。

諸事情が加わると、
さらにさらに、+されます。
モカ

そんな『仙福屋の日傘』、どこに時間がかかるのか?


と聞くと、

『縫い目』

縫い目 市松 黒
という答えが、

一言
返ってきました。


確かに、帯地でこのように継いで
縫うのはたいへんです。


さらに今では、
縫い手はとても数が少ない、
ということです。
唐長 角つなぎ

そんな日傘ですが、
こう書いていて、いいアイディアが思い浮かびました!


ありがとうございます~。

間に合うかなぁ・・・


2008年5月22日

続いてサロンは

きものサロンは、 落ち着いた感じの広告になっています。

A.jpg

タイトルにもある『交紗織』とは、
経糸に特徴のある織り方です。

交紗織の中にも『紗』という文字がありますが、
紗とは違います。


ちょっとだけ織り方の話ですが、

紗は、経糸と隣の経糸とを捩りながら織って、
透け感を出します。

捩った部分が透けます。


この交紗織は捩らず、揺らします。

そのため、『透けます。』


交紗織は紗とは違って、
透け感は、均一ではありません。
(透け感のある所とない所となります。)

そんな味のある地に、ザックっとした素材を織り込むので、
全体に柔らかいイメージの帯が多いです。


と書いていて、やはり実物を手にとり、

『なるほど・・・』

と思って頂きながら、見てもらいたい帯です。


上の三本は、
同じ織り方でも少しずつ顔が違いますね。


そして、下に敷いてある?着物は、
御召です。

とても使い易い着物で、すでに
好評を頂いています。

やはり縮緬の優しさに、紬のシャリシャリ感が
お勧めです。


今日は、字を小さくしてみましたが、
昨日と比べてどちらが、見易いですか??

多数派は今日の大きさです。



2008年5月21日

金魚玉。。

金魚玉。

きんぎょだま

キンギョダマ。
神坂雪佳 金魚玉 帯 夏物 単衣

この帯の柄名ですが、

丸い水槽に(イメージする典型的な水槽)

正面から見た金魚を意匠にした柄です。


帯じゃなくても、とても好きな柄の一つです。
(名前も、いい響きです。)


『神坂雪佳の世界』シリーズに、

一柄加わったのですが、

ちょっと異色な感じが漂っています。


涼しげな織方を、この帯のため、

新たに考えたものです。


単衣、夏を中心の織方になりましたが、

重さは、昨日の総紗縫とほぼ同じです。
(結んでいるのを忘れそうな軽さです)


一本が完成して、

裏地を付けて帯になったものを、

見ていると、ほっと癒されます。


配色や織方で苦労したのも

何処かへ行ってしまいました。


そんなことよりも、

結ばれる状態を想像します。

帯を単衣のお召しに結ばれて、

日傘持って、歩かれたら。。。。。。。。


まだ、製作中途中のものあるので、

一歩ずつ製作していきます!

金魚を見ながら・・・

 
08 夏 美しいキモノ 紗 帯 総紗縫
美しいキモノ 08’夏
 
『本物を見てくださいね。』 とこの帯に関しては言いたい‥‥。
 
雑誌ももちろん大事ですが、
本物の透け感・質感『帯』ですね。
 
 
そして、この総紗縫、TPOに関しては、
今まで、『オールシーズン』 という言葉を枕詞に使っていました。
 
今回は、ちょっと趣向を変え、『夏だけじゃ、勿体ない』 としています。
やはり夏にも結べて、そのまま秋→冬にも継続で行っちゃって下さい。
ということを、表したかったです。
 
そんな枕詞、個人的に、 とても気に入っています。
 
 
他にも、 夏小物も沢山、掲載されています。
気づかれましたか?
 
一つは、『仙福屋の日傘』×2本 (手に持たれてます。)
 
 
 
b-1.jpg
(神坂雪佳の世界より)
 
 
少しずつ、『仙福屋の小物』は充実しています。
 
また秋にも新作が登場する予定をしていますので、是非お楽しみに!
 
 
今から、もうモノづくりの頭は秋・冬に飛んでいます。
 
 
 
 
 

2008年5月19日

今日は高知で‥

今日は、高知で
帯の話をすることになると思います。

特に、新作発表があるので、
その話ができればと思っています。


雑誌は発売は、
明日か明後日ですね。


今回は、透け感重視です。

そう書くと、今回何を載せたのか
わかってしまいそうですが‥‥


自信作の帯を載せていますので、
是非、見てください。


ほたる、です。


雑誌で発表があると、すぐに『秋』
の打ち合わせがあります。

まだ、夏は来ていない中での秋を想像して、
次は、どんな雰囲気が思いつくのか、
自分でも、楽しみです。


せっかくの南国・高知は、
昨日曇りで、今日は、雨です。
高知 雨

せっかくの高知らしいことは、したので、
(食べたので)良いのですが‥‥
カツオのタタキ 高知

今日の夜には、再び京都です。

岡山駅 高知 京都
京都から新幹線で、岡山→高知へ移動中です。

ちなみに、着物は単衣も持ってきています。

江戸小紋の雪輪柄です(女性ものを接いだモノです)。

時期的には早いですが、念のため…

2008年5月16日

ものすごく人気の‥

今月『仙福屋』の店長が書いている

メルマガの帯締めが人気です。


まだ仙福屋では、

オリジナルの夏物帯締めは『夏・冠組』だけです。


そして、この人気帯締めは違うのですが、

製作されている相当の部分を仙福屋が扱う、

そんな帯締めになってきました。

今は、

夏冠組とほぼ人気を分けるほどです。

それは、こんな組です。
(メルマガとは違う色を載せておきますね!)

夏物 帯締め 単衣 お洒落

帯締めを真っ直ぐに伸ばすと、

自分的には撮っても面白くないので、

少し立体感を出しました。
(以前もこの撮り方だったので、学んできます。)
夏物 帯締め 単衣 お洒落

色目も夏らしく、浅い色目を使っているので、

他の帯締めと並べると相当目立ちます。。

080516_1915~0001.jpg
こんなオリジナルを来年は作ってみてもいいかも

と今思っています!


いつもいつも頂いているコメントも

楽しく読ませていただいてますよ!
(今回の帯締めは、真剣なモノが多かったです。)


もし、まだ未登録の方は、

こちらをクリックして登録を。


週末、週初めは高知へ行ってきます!


小紋屋さんで 江戸小紋製作の説明を受けている写真です。

江戸小紋 型紙 職人 糊

江戸小紋については、

ある程度知っています。


が、

今日は

あなたの知らない江戸小紋について、

説明を受けていました。


ワザと型をずらす‥‥

ワザと浅く彫る、

そうすると‥‥、と

ちょっといつもと違う調子です。


他にも、あったのですが、

それはまた紹介します。


ただ、ある柄と、

ある素材に惚れてしまい、

男物で羽織一枚、

着物一枚、

作ることになりました。


羽織は、袷なのですが、

着物は、単衣か袷にするか、

悩みどころです。


ちょっと外した着物なので、

『おっ』

と驚いてもらえると思いますよ!


京都は、日が長くなっていますね~。
京都 空 夕暮れ


2008年5月14日

瑞玉です。。

先日も書いていた瑞玉

完成しました!

瑞玉 仙福屋 帯留め 小粒
コンセプトは、『宝石のようなお菓子』の帯留め。

お菓子みたいに可愛い、

宝石みたいに綺麗な帯留めです。


特徴は、

帯留め小ささと、細かさ、そして透明感です。


実は、

手間はほとんど大きいサイズのモノと変わらない、

と言われるくらい大変です。


近づいて、

見ると中に、細かい細工があり、

納得できます。

梅のように見えたり、

桜のように見えたり、

するものや、

色目が大理石のようなもの、

この小さな中に『ギュ』と凝縮された帯留めです。

手のひらサイズ モレッティ 
手のひらに載せてみました


名前は、

『仙福屋の瑞玉』

声に出して読んでみると、

『せんぷくやのみずたま』。


ノーススター 宝石 お菓子 浴衣 小袋


社内ではかなりの評判です。

普通の袋帯だけでなくて、

浴衣や小袋に付けよう~。

と言う意見も。

2008年5月13日

ホッとした机の上。

ちょっとこんなモノを作ってみました。 袱紗 帯地 布 裂 大きさ的には、少し小さい袱紗で、

端を縫ってあります。

もちろん、

袱紗として使うのがイイと思うのですが、

こんなものを置いてみたくなることもあります。


そうすると‥‥

小袱紗 縞 格子 敷物

苔玉もこんな感じで、

机の上も、ホッとした感じになります。


どうでしょう~?

2008年5月12日

色目について

昨日は、私用で外へ出ていました。


用事を済ませ、空き時間散歩をしている
途中撮影したモノです。

ウェスティン 貝殻 淡路島
何かわかりますか?


いつものように、
帯の柄のアイディアに使えないか?

と思い、景色を見ていて、
ドンと目に入ってしまいました。


最初は、真っ白だったのかもしれませんが、

少しずつ退色していき、
他の色も付いていき、

何とも言えない良い色になっています。


帯や着物で考えてみると、
絹=天然繊維ですので、

同じように、少しずつ退色していきます。

最初は、
派手に見える着物や帯でも、

物によっては、
(自分に合うモノを選べば)

少しずつ着物・帯も
そんな色目になっていきます。


お気に入りのもので、
良く着て出ていく着物などは、

そんな自分の好きな良い色目になり、
ますます好きになっていきます(自分色ですね)。


そんなことを思いながら、
ふと、忘れてしまわないように、

今は、上の写真をPCの壁紙にしています。

東寺 京都 空

帰り道に、東寺の横を通るときに、
やっぱり、そうだなぁと呟いています。

今、『仙福屋の瑞宝』(みずたま、と読みます)

を製作し、完成間近です。

一度、似た感じのものは紹介したかもしれません。
(ちょっと定かではないのですが‥‥)

『あまり主張しない、それでいて使うのが、楽しくなるような帯留』

というコンセプトでのモノ作りです。


昔、この『みずたま』の元になったモノは、

扱っていました。

その時でも、かなり良いものでしたので、

満足度は高かったのですが、

もう少し、素材、色目等を検討し、

修正して製作しました。


コンセプトは、『宝石のようなお菓子。』

名前も、漢字では堅く『瑞宝』

口に出してみると、『みずたま』

とお菓子のような可愛らしさを持った名前です。


そんな『仙福屋』流になったわけです。


まだ、この画像しか公開できませんが、

かなり透明度の高い、しかも硬度も高い硝子ですので、

見ているだけでも、

『綺麗だなぁ』

飽きの来ないモノに仕上がっていると思います。

仙福屋 瑞玉 帯留め 鉛筆の先サイズ

一つずつ手作りですので、

全く同じものはできません。

その辺りも味も、

この瑞玉の良さだと思います。


使い方としては、とか

さらなる特長は等色々あるのですが、

それは、また上がり次第で。。。


予定では、今月末か来月上旬には‥‥


2008年5月 9日

シンプルにー 2

前回のシンプルにする!
 ⇒http://senpukuya5.seesaa.net/article/92121823.html

というのが、上がってきました!

懐紙入れ 帯地 となみ帯 桜
こんな感じです(柄は限定です)。。


一番手前の黒地の引箔で織り上げた

ものは、お気に入りです。


中に入れている芯も通常より、

半分くらい薄手のものなので、

帯の中にも入れれます!


裏地には、シックなものや結構派手なものまで、

付けていますので、

中を開ける、ちょっと楽しみもあります。
(帯とは違い、わざと織り方の違うモノをつけたりも‥)


クタクタになるまで使ったもらいたい

そんな懐紙入れです。

別の話になりますが、

先ほど、今月のプレゼントについて、

話をしていましたが、

良いモノがありましたので、

是非楽しみにしていて下さい!
(夏の可愛い小物です。)


2008年5月 8日

積み花緒留をして

今年のGWは、休みボケをしています。

周りと話をしていても、

『そうそう、今年はいつもより、ボケてるなぁ~』

という会話が成立していますが、

反対からは


『いつもそう言っているよ。』

という冷たい声も聞こえてきます。


京都の本社は、バタバタと、

一日が流されて行きそうになるので

少し時間を作って、

積み木ならぬ『積み花緒留』をして、

踏み留まっていました。


写真は、

新たに出来あがってきた、

『シンプル花緒留』です、

シンプル花緒留1.jpg
↑ カメラ面の花緒留もいます。

何か考え事をしながら、

無心に積んでいると、

良いアイディアが‥‥


今日は出て来なかったようです。


色々な案があり、

試作作り→ボツ→修正→ボツ→……


と、帯作り同様、一発では決まりません。


こういった小物作りを、

帯作りと並行して

出来るのは、非常に楽しいことです。

個人的には、真ん中の列の一番下

紬地なのですが、市松になっていて、

シンプル&シックで良い感じです。



『仙福屋』には、

近々登場予定ということです。

今後は、毎金曜日に商品アップをするということですので、

お楽しみに(これは、CMでした)!


やはり、一番人気は花緒留が堅いです。


苔が気になったので、少々。


銀閣寺の内で、順路通り歩いていると、

苔の入った箱が綺麗に並んでいます。

080506_1439~0004.JPG
 (↑ こんな感じです。)


見ると、

『銀閣寺の大切な苔』(わかります。)
080506_1439~0001.JPG

『ちょっと邪魔な苔』
(なんとなく笑いが起きそうな表現です。)
080506_1439~0002.JPG
生えてたら、どうするのか?

抜くのか、そのままなのか?

その判断が気になります。

『とても邪魔な苔』(‥‥)
080506_1439~0003.JPG

と、上のように分類されてましたが、

実際は‥‥

080506_1451~0002.JPG

大変難しいです。


こんな京都人でも、

とても楽しめる京都観光でした。

日まで、

休みということで

たっぷりと休ませて、もらいました。
(充電できました。)


その休みですが、

この前の清水寺に続いて、

今度は『銀閣寺』です。


京都人とは、思えない休みの過ごし方と

周りには言われています。
(あまり観光客にもまれたくない。)


『京都人の京都知らずということで‥‥』


出発は、

堀川の御池から、

地下鉄とバスに乗って、
京都 バス 車内 銀閣寺道

まずは、哲学の道へ。

哲学の道 散歩

この哲学の道すら、

数年ぶりで、

普段は車で、横を通るぐらいです。


そんな哲学の道を、

橋本関雪の白沙村荘を右手に、
(ここは、以前来ました)

散歩です。

石畳 春
前の日と違い、

湿気もなく、気持よい風邪で、

癒されています。


寄り道をしつつ、

川の鯉を見ながら、

鯉 川

銀閣寺へ、到着。

20年も来ていません。

と思いましたが、

建ってから、500数十年、

銀閣寺の歴史から見たら、

つい最近ですね。


その銀閣寺は、

何と改装中。。

銀閣寺 改修中 

めったに来ない上に、

改装中。

これも珍しいと

写真を撮りました。

それと有名な『向月台』。

向月台 砂

改装中の分、余計に目立ちます。


ここにも、
東山 風景

ここにも

景色 花


と無意識に撮ってしまいます。


京都は、快晴です。
京都全景


京都来て、良かった。

というのも変ですので、

京都居て、良かった。

ですね。


桜も良いですが、

緑の京都もなかなかのものなので、

今からの季節、

着物で、散歩もどうぞ!


その2は、気になった苔です。

2008年5月 4日

GW中なので。


パンズ・ラビリンス 通常版

久しぶりに、家でゆっくりとしています。

映画を見て本読んで、といい休みです。

『パンズラビリンス』

スペインの映画で、アカデミー賞も取り、とても有名な映画だと思いますが、そんな雰囲気を全く持っていないのが、イイ所です。

スペインの内戦期を舞台にした映画で、現実と非現実が入り混じり話が進みます。

妖精など、ファンタジーな部分も数多く出ていますが、その度に人間の現実が出てきて、引き戻されます。

現実でも非現実の両方の場面で、グロテスクなシーンも少しありますが、話が進むにつれてドップリ引きこまれていきます。

ラストは、思ってもみませんでしたが、意見は分かれそうですが、終わってみれば、とても綺麗な映画です。

休み中は、溜まっている映画をみたいですね。

帯締めについて、

『仙福屋』で扱い、

ほとんどのスタッフがかなりの知識を

持つようになっています。


また、帯にも通じる、モノ作りへのこだわりを

深くする意味でも

少しずつですが、帯締めや小物などの研修もしています。

先日も。


新しいスタッフを中心に、

ミニ勉強会を行いました。


『ミニ』
というのは‥‥

一度に詰め込んでも、

なかなか頭には、残りませんので‥‥、

ということです。


場所は、

帯締めを扱う小物屋さんで、

内容は、『撚り房』についてです。


ご存知の方は、

多くおられると思いますが、

『仙福屋』の帯締めの房は、

東京で製作(江戸)しています。

こんな感じです。


yoribusa tokyo1.jpg

『じゃ、ほかは?』

とか

『???』

という方のために‥‥


こちらは関西のある所で、

作っているものだそうです。
obijime yoribusa kansai1.jpg

比較してみると、

分りにくいかも知れませんが、

房の先、断面?の様になった所が、

一方は、あまり綺麗ではありません。

少し凸凹しています。

もちろん、

作り手やお店によっても、

上手い下手・好みも、もちろんあると思いますが、


小物屋さん曰く、

基本的には、

撚り房は、『東京』の方が腕良い

とのことです。


ばらしてみても、
obijime yoribusa tokyo.jpg

散らばり方が、違います。
yoribusa kansai2.jpg

糸の質も違い、質感・房の並び、

全体の印象などなどは、

圧倒的上の写真が良いように思います。


そんなことを含めた、

スタッフへのミニ勉強会でした。


新人スタッフには、

『こういう拘りをもって、

職人さんはモノづくりしている、

または、

使われる方には、キッチリと、

こういう拘りのモノ作りをしてるんだよ、伝える』

そんな風に感じてくれていると、

この会は大成功です。


皆さんも

なかなか見る機会、気付く機会が少ないかも知れません

が、是非チェックしてください。

さて、休み前に頭へ入れた、

スタッフは、

休み明け、おぼえているのでしょうか??


2008年5月 1日

作楽で七宝柄を。

作楽七宝.jpg 七宝柄の図案を落札して、

じっと眺めていたモノが一柄ありました。


通常は、

ここに金糸入れて、ボカシはこの程度で、

全体的には、こうまとまるかな?

というのを想像して製作する。


図案を眺めていて、

簡単そうに見えるけど、

どうして良いかわかない‥‥

と久々に見るモノでした。


まず、地の部分を考えて、

菱の部分、

七宝の部分、

金糸の入れ方、

箔の入れ方、

それで、一度構成して、

見て、

最初から、もう一度

というのを繰り返して、

やっと一本完成しました。
(裏地はもうすぐです)


結果として、この柄は、

シンプルな七宝柄のように見えて、

地の部分に面白さが出ています。


地を何段かに分け、

色を暈しつつ、

細かい銀の色を地に敷き詰めています。


実際に、現物を見ても、

すぐには気付かない位の細かさです。


他にも、

上に乗っている柄には

ボカシだけで、色目を作っている箇所もあり、

中間色で優しい色目も出しています。


着物と合わせてみても、

パチっとハマりそうな雰囲気です。


今までの若冲等と比較すると、

少し大人しいようにも見えますが、

前を帯に近づけるれば近づけるほど、

味のわかる帯になったと思います。


と今日は、新作の『作楽』でした。


この柄が出来て、

今は

ちょっとホッとしています。