選りすぐった繭(まゆ)から1本の細い生糸を作り出します。
染料の入った釜に糸を入れ、細心の注意で染めていきます。
染色された糸を五光とよばれる道具により糸枠に巻き取ります。
整経機を用い、経糸の総数を所定の長さに揃えていきます。
どのような帯にするか、企画会議を行います。
織物の完成予想図となる図案を作成します。
方眼のマス目になっている意匠紙に図案を写し取ります。
ジャガード機に装着する紋紙に、紋図に従って穴を開けます。
目板と呼ばれる穴が無数に開いた板に通糸を1本ずつ通します。
上部から垂れ下がる通糸に、カタン糸・紋ワイヤー・矢金を結びつけます。
紋ワイヤーの真ん中にあるリングに1本ずつ経糸を通します。
1本ずつ出した経糸を櫛状の筬(おさ) に通していきます。
帯を作る最終工程です。
織機には、動力織機、手機、つづれ機の3種類があります。
帯に応じた織機で熟練の職人が丹念に織っていきます。
職人の熟練の手から手へと渡され、数十の工程を経て、ようやく完成品となります。
「実意をもってすべてを大切に」の精神が結実する瞬間です。